PokerChoiceを信頼できる理由
- ポーカーの専門家5人による情報の提供・発信(ライター・監修者一覧)
- ポーカープロ・大型トーナメント上位者による記事監修
- 実際の生データによる検証・実験
- 第三者からの客観的な評価軸による発信(コンテンツ制作ポリシー)
戦略や評価を含むPokerChoiceのコンテンツは、ポーカープロや国内外大型トーナメント上位者を含む編集者のチームによって監修されています。コンテンツ編集者は、編集の完全性に関するPokerChoiceの厳格なガイドラインに従います。
- ポーカーの役は何が強いの?
- ポジションとかアクションとかよくわからない…
- ポーカーを始める手順を知りたい!
近年、人気を高めつつあるポーカー(テキサスホールデム)ですが、ポーカーには役やポジション、アクションなど覚えるべきことがたくさんあります。
そのため、これからポーカーを始める方やポーカー初心者の方の中には、「何から覚えれば良いかわからない…」という方も少なくないはずです。
そんな方に向けて、この記事ではポーカーの基本ルールをわかりやすく説明していきます。
この記事を読めば、ポーカーにおける最低限のルールがわかるので、ルールを覚えられていない方はぜひご参考にしてください。
まだポーカーのルールでわからないこともあるので、この記事で全て覚えられるようにします!
初心者の方にわかりやすく説明していくので、ぜひこの記事を読んでポーカーのルールを覚えてください!
2024年出版 PokerChoice編集部 (著)
本記事が書籍になりました
「ポーカーのルール」の記事を書籍にしました。テキサスホールデムのルールについて隅から隅まで解説しています。
- 出版社 : PokerChoice(ポーカーチョイス); 第1版 (2024/5/24)
- 発売日 : 2024/5/24
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 7695 KB
- 本の長さ : 35ページ
この記事のライター
Chika 27歳・ポーカー歴4年
ライブトーナメント獲得賞金額1,500万円超
MTTが得意で年間7~8回ポーカーのために海外遠征する
この記事のライター
Masa 30歳・ポーカー歴2ヶ月
転職を機に北海道から上京し、都内のアミューズメントポーカー店舗でポーカーと出会う。
初心者ながら、ポーカーの魅力を知ってから毎日勉強中
\この記事を動画でも解説!/
ルール・遊び方①|ポーカーの勝敗の決まり方
本章では、ポーカーの勝敗の決まり方について紹介します。
- ゲームの勝敗
- 毎ハンドごとの勝敗
ゲームの勝敗
ポーカーには大きく分けて下記の2種類の遊び方があります。
- トーナメント
- キャッシュゲーム(リングゲーム)
トーナメント
トーナメントは自分のチップを全て失った時点で試合終了となり、トーナメントから敗退となります。
最後の1人が決定するまでゲームは続き、上位に行けば行くほど受け取ることのできる賞金が高くなります。
海外のトーナメントだと参加者の約上位15%ほどが賞金を受け取ることができます。
WSOPやEPT、WPTなど世界中でポーカーのトーナメントが開かれています。
ポーカーのトーナメント戦略についてはこちらで詳しく説明しています。
キャッシュゲーム(リングゲーム)
キャッシュゲームとはお金をチップに変換し、そのチップをかけて遊ぶポーカーです。
キャッシュゲームであれば、自分の好きなタイミングで離席することができます。
さらに、一度全てのチップを失ったとしても、お金の続く限り何度でも買い足して、遊ぶことができます。
海外のカジノでキャッシュゲームをプレーすることができます。
ラスベガスやマカオ、フィリピンなどはキャッシュゲームをプレーするのにおすすめです。
毎ハンドごとの勝敗
ポーカーの毎ハンドごとの勝敗の決まり方は、下記の2つがあります。
順番にそれぞれについて説明していきます。
- 役で勝つ
- 相手を降ろして勝つ
役で勝つ
「役で勝つ」とは最後まで残ったプレーヤーがお互いのハンドを見せ合う(ショーダウン)ことによって勝敗を決めることです。
役の強さはあらかじめ決められていて、強い役を持っていたプレーヤーの勝ちとなります。
一番強い役はロイヤルフラッシュで、一番弱い役はハイカードです。
ポーカーの役に関しては別の記事で詳しく紹介しています。
ルールを覚えた後は役を覚えるようにしましょう!
相手を降ろして勝つ
「相手を降ろして勝つ」とは、自分がベットをして相手を勝負から降ろす(フォールドさせる)ことによって勝つことを言います。
この時、相手を勝負から降ろすためのベットをブラフベットと言います。
たとえ自分のハンドが相手よりも弱かったとしても、ベットをして相手を降ろすことができれば場にあるチップを獲得することができます。
ショーダウンする前に相手を勝負から降ろすと場に出ているチップは全部もらえるね。
ブラフベットが成功すると強い役を持っていなくてもチップを獲得できるのでぜひブラフに挑戦してみましょう。
ポーカーのブラフベットに関する詳しい記事はこちらで紹介しています。
ルール・遊び方②|ポーカーの始め方・スタートのやり方
続いて、ポーカーを始める手順を紹介します。
始める手順は全部で以下の3つです。
- BTN(ボタン)を決める
- ブラインドをSB・BBが払う
- ディーラーがカードをシャッフルして配る
※友達同士でポーカーをする場合、ディーラー役は時計回りで交代して進めていきましょう。
1. BTN(ボタン)を決める
初めに、BTN(ボタン)の位置を決めましょう。
- BTN(ボタン)はポーカーのポジションの一つで、その人の前にはディーラーボタンが置かれます。
- 数あるポジションの中で最も有利なポジションと言われています。
ボタンの位置は、1ゲーム終わるたびに時計回りに移るので、数ゲームプレイすれば自分にも回ってきます。
ボタンの決め方は以下の通りです。
- ディーラーが各プレイヤーに1枚ずつ表向きのカードを配る
- 一番数字の大きいカードを持つプレイヤーがボタンになる
数字は2,3,4‥Aの順に強くなりますが、一番強い数字のカードを持つプレイヤーが2人いる場合、スートの優劣でボタンを決めます。
スートは、♠️(スペード)→♥️(ハート)→♦️(ダイヤ)→♣️(クラブ)の順に強いです。
ボタンの位置が決まったら、その人にディーラーボタンが渡されます。
友達同士でポーカーをプレイする場合は、BTN(ボタン)の人がディーラーをするようにしましょう。
2. ブラインドをSB・BBが払う
続いて、SB(スモールブラインド)とBB(ビッグブラインド)が、ブラインドを支払います。
- SBとはBTNの1つ左隣のポジションのことで、スモールブラインドの略です。
- SBにいるプレイヤーはBBが支払うブラインド額の半分を払わなければいけません。
- BBとはSBの1つ左隣のポジションのことで、ビッグブラインドの略です。
- BBは決められたブラインド額を払わなければいけません。
ブラインドとは、ゲームに参加する際に強制的に支払わなければならない参加費のことです。
テーブルによってブラインドの金額は異なるので、身内だけでポーカーをする場合は事前に決めておくと良いでしょう。
ブラインドを支払うのはSBとBBの2人であり、SBはBBが支払うブラインド額の半分を支払います。
3. ディーラーがカードをシャッフルして配る
最後に、ディーラーがカードをシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。
カードはSBから時計回りに1枚ずつ配っていきます。
以上で、ポーカーを始める準備が完了です。
プレイヤーは他の人にカードが見えないよう注意しながら、アクションを行っていきましょう。
配られたカードが見えてしまった場合はどうなるんですか?
なんらかの原因でカードが見えてしまった場合は、全員のカードが配り終わった後にもう一枚カードを配ります。
見えてしまったカードのことをエクスポーズと言います。
ルール・遊び方③|ポーカーのゲームの流れ
全員のカードが配り終わった後に、アクションを行うベットラウンドが4回あります。
ここでは、各ベットラウンドとゲーム終了時に行うショーダウンについて説明します。
プリフロップ(PreFlop)
プリフロップ(PreFlop)は、ゲームの最初のベットラウンドを指します。
カードが2枚配られ、コミュニティカード(テーブルのカード)が無い状態で、各プレイヤーはアクションを行わなければなりません。
プリフロップは各ベットラウンドの中で、最も重要なベットラウンドであり、プリフロップでの立ち回りがポーカーの成績に大きく影響します。
プリフロップでは、UTGからアクションを行い、MP→HJ→CO→BTN→SB→BBと時計回りに進んでいきます。
それぞれのポジションの詳細については「テキサスホールデム用語集」で確認してみてください。
UTGからBBまで一周した時点で、各プレイヤーの賭け額が揃っていない場合、次のフロップに進むことはできません。
例えば、UTGからCOまでフォールド、BTNレイズ、SBコール、BBがレイズした場合、最低BBの賭けた金額に揃える必要があります。
この場合、残っているBTNとSBはコール、レイズ、フォールドの3つからアクションを選択します。
残ったプレイヤーの賭け額が揃った時点で、プリフロップが終了です。
- コールとは、前の人がベットした額と同じ額をベットすること
- レイズとは、前の人がベットした額をさらに上乗せしてベットすること
- フォールドとは、ゲームから降りること(フォールドした時点でそれまでにポットの中に出したチップは相手のものになります)
プリフロップの具体例
SBを500、BBを1,000とします。
UTGがレイズ2,000としました。
COがコール2,000としました。
BTNもコール2,000としました。
SBはフォールドしましたが、BBがリレイズ10,000としました。
この時BBは10,000も出しているのに、UTGとCOとBTNは2,000しか出していません。
こうなってしまっては次のラウンドに行けないので、またUTGからアクションをしなければなりません。
UTGが10,000にコールしました。
COとBTNはフォールドしました。
こうなると、残ったプレイヤーであるBBとUTGの賭け額が10,000で揃ったので、プリフロップのベットが終わってフロップに進みます。
最初の2枚のカードが配られた時点で参加するか参加しないかを決めます。
プリフロップでどのハンドで参加するべきかはポーカーのハンドレンジの記事で確認してみてください。
フロップ(Flop)
フロップ(Flop)では、コミュニティカードと呼ばれる共通のカードが3枚開かれます。
各プレイヤーは、手持ちのカード2枚と3枚のコミュニティカードを合わせて考えながら、アクションを行います。
プリフロップではUTGからアクションを行いましたが、フロップ以降ではBTNの左隣から一番近いプレイヤーから行う点に注意が必要です。
上記の画像で言えば、残っているプレイヤーの中で、BTNの左隣から一番近いプレイヤーはSBなので、SBからアクションを行います。
プリフロップ同様、フロップでも各プレイヤーの賭け額が揃った時点で、次のベットラウンドであるターンに進みます。
全員がチェックをした場合も、賭け額が0で揃っているので、ターンに進むことになります。
自分の前にベットが入っていなかったら、ベットしなくても良いんですか?
そうです。
自分の前にベットしている人がいた場合は、コール・レイズ・フォールドの3つからアクションを選択しますが、自分の前にアクションをしている人がいない場合は、チェック・ベットからアクションを選択します。
- チェックとは、誰もまだベットをしていない場合に、自分もベットをせずに次のプレイヤーにアクションを回すこと
- ベットとは、誰もまだベットをしていない場合に、初めてチップをかけること
ターン(Turn)
フロップの次がターン(Turn)です。
ターンでは、4枚目のコミュニティカードが開かれ、そのカードを見て各プレイヤーがアクションを行います。
残っているプレイヤーの賭け額が揃ったら、最後のベットラウンドであるリバーに進みます。
フロップ以降では残っているプレイヤーの中で、BTNの左隣から一番近いプレイヤーからアクションをするので、上記の画像だとターンもSBからスタートになります。
リバー(River)
リバー(River)は、ポーカーにおける最終ベットラウンドです。
コミュニティカードの5枚目が開かれ、各プレイヤーは手持ちの2枚と5枚のコミュニティカードで完成した役を見ながらアクションを選択します。
リバーでプレイヤーが1人になると、そのプレイヤーが勝利となりゲームが終了しますが、2人以上残った場合はショーダウンに進みます。
リバーが出た時点で役が確定します。
ポーカーの役は次の章で詳しく紹介します。
ショウダウン(SHOWDOWN)
ショウダウン(SHOWDOWN)は、リバーの終了後、残っているプレイヤーが2人以上いる時に行われることです。
ショーダウンでは、残ったプレイヤーが自分の持つハンドを公開します。
より強い役を完成させたプレイヤーが勝利し、ポットを獲得できます。
上記の画像で見ると、BTNのプレイヤーはフラッシュ、BBのプレイヤーはKのワンペアなのでBTNのプレイヤーの勝ちとなります。
ショーダウンが終わると、そのゲームが終了し、次のゲームに移ります。
途中のベットラウンドで強い役が完成しないと思ったプレイヤーはフォールドしてしまうので、ショーダウンまで行く確率はハンド全体の20~30%前後と言われています。
ポーカー(テキサスホールデム)の役一覧表
ポーカーを始める上で、一番に覚えるべきものは上記の画像にある合計10個の役です。
ポーカーの役とは、5枚のカードの組み合わせを言います。
最後まで残ったプレイヤー同士で役を比べて、より強い役を持つプレイヤーが勝利となります。
数あるポーカーゲームの中で主流と言われるテキサスホールデムに従うのであれば、一番強い役はロイヤルストレートフラッシュであり、一番弱い役はハイカードです。
持っている役が同じだった場合は、数字やキッカーの強さによって勝敗を決めます。
まだ役を覚えられていないという方は、下記の記事を参考にしましょう。
役ができる確率を知ることで、より明確に自分の役の価値を理解できるかもしれませんね。
役のできる確率はこちらで詳しく説明しています。
ポーカー(テキサスホールデム)のポジション
ポーカーでは、ポジションによってアクション(後述)を行う順番が決まっています。
「Position is power」と言われるほどポジションの重要性は高いため、ポジションについて理解することで、勝率を大きく上げることが可能です。
ポジションによって優位性が異なるため、良いポジションにいるときはより多くのハンドで参加して、悪いポジションにいるときはハンドを選んで強いハンドのみで参加するようにしましょう。
ポジションが重要なのは相手のアクションを見てから自分のアクションを決めることができるからですね。
後出しジャンケンと考えるとわかりやすいかもしれません。
ポーカーのポジションは大きく分けると、以下の4つになります。
- ブラインドポジション(SB,BB)
- アーリーポジション(UTG)
- ミドルポジション(MP)
- レイトポジション(HJ,CO,BTN)
そして、上記の4つをさらに細かく分けると、以下7つのポジションが挙げられます。
- SB(スモールブラインド)
- BB(ビッグブイラインド)
- UTG(アンダーザガン)
- MP(ミドルポジション)
- HJ(ハイジャック)
- CO(カットオフ)
- BTN(ボタン)
それぞれ詳しく説明していきます。
SB(スモールブラインド)
SB(スモールブラインド)はブラインドポジションの一つです。
BTN(ボタン)の左隣に位置するポジションで、初めにブラインドをベットする必要があります。
- ゲームに参加するために強制的に支払う必要がある参加費のこと
- ブラインドポジションの2人が払う
プリフロップでは、BTN(ボタン)の次にアクションを行うことができます。
しかし、ポストフロップ以降は一番最初にアクションを行うため、不利なポジションと言われます。
BB(ビッグブラインド)
BB(ビッグブラインド)は、SBの隣に位置するポジションです。
SBと同じブラインドポジションであり、プリフロップでブラインドを支払う必要があります。
プリフロップでは最後にアクションを行うことができますが、ポストフロップはSBの次にアクションを行う必要があり、不利なポジションになります。
UTG(アンダーザガン)
UTG(アンダーザガン)は、アーリーポジションの一つで、BBの隣に位置するポジションです。
名前にあるUTGは「Under The Gun」の略称であり、「銃口を突きつけられている」という意味を持ちます。
プリフロップでは最初にアクションを行い、フロップ以降もBBの次にアクションを行う必要があるため、かなり不利なポジションになります。
UTGはかなり不利なポジションになるため、参加するハンドもなるべく強いハンドだけに絞った方が良いです。
MP(ミドルポジション)
MP(ミドルポジション)は、中盤にアクションを行うポジションです。
中盤のポジションとはなっていますが、後ろには3人以上残っていることから、有利とは言いにくいポジションになります。
HJ(ハイジャック)
HJ(ハイジャック)は、BTN(ボタン)の2つ手前のポジションです。
ポストフロップでHJの後ろにはCO(カットオフ)とBTN(ボタン)の2人しかいないため、比較的有利なポジションになってきます。
CO(カットオフ)
CO(カットオフ)は、BTN(ボタン)の一つ手前のポジションです。
BTNの次に良いポジションになります。
COになってくるとポジションがとても良いので、広いハンドで参加することができます。
BTN(ボタン)
BTN(ボタン)は、レイトポジションの一つです。
プリフロップでは後ろから3番目、フロップ以降は最後にアクションを行うことができるため、最も有利なポジションになります。
BTNのポジションにいるプレイヤーの前には、ディーラーボタンが置かれています。
BTNに座っている時は積極的に参加しましょう。
ポーカー(テキサスホールデム)のアクション
続いて、ポーカーのアクションについて説明します。
ポーカーでは、良いカードを引けなければ降りることもできるし、良いカードが落ちれば、チップを上乗せすることもできます。
下記のアクションを上手く使いこなして、上手い立ち回りを身につけましょう。
それでは、各アクションを詳しく見ていきます。
チェック(Check)
チェック(Check)は、自分のターンに何もせず、ただパスをするアクションのことです。
チェックは、自分より前のプレイヤーがベット(後述)をしていない場合、もしくは自分のベット額が相手と同じ時のみ選択できるというルールがあります。
自分より前のプレイヤーがベットしてきた場合、チェックはできず、他のアクションを行う必要がある点に注意しましょう。
なお、チェックは様子見で行われる場合が多く、弱気のアクションに捉えられることがあります。
ベット(Bet)
ベット(Bet)は手持ちのチップをテーブルに出し、チップを賭ける行為です。
ベットは、各ベットラウンドで、自分より前のプレイヤーが誰もチップを賭けていない場合に選択できます。
プリフロップ(後述)では、SB・BBがすでにブラインドを支払っている(ブラインドはベットに数えられる)ため、ベットはできません。
フロップ(後述)以降で行うことができるアクションになります。
ベットする金額は特に決まっておらず、ベット額によってさまざまな心理戦が繰り広げられます。
目安として、小さいベットはポットの約33%、中くらいのベットはポットの50%、大きいベットはポットと同じ額と覚えておきましょう。
ベットサイズはポットにあるチップの合計に対してどのくらいか、で考えられることが多いです。
コール(Call)
コール(Call)は、自分より前のプレイヤーが賭けたチップと同額のチップを賭ける行為です。
コールを選択することで、最低限のチップを賭けてゲームに参加し続けることができます。
ポーカーにおけるコールは、比較的弱いアクションに捉えられることが多いです。
コールで次のラウンドで落ちるカードを見にいきたい気持ちはわかりますが、弱いと思えばフォールド、強いと思うならベット・レイズする方が無駄にチップを減らさずに済みます。
始めたばかりの人はコールをしてしまいがちですが、なるべくコールはしないのが賢明です。
コールがしたいと思ったら、レイズをしてみましょう。
フォールド(Fold)
フォールド(Fold)とは、そのゲームから降りるアクションです。
プリフロップで良いカードを引けなければ、フォールドを選択し、次のゲームに備えることができます。
フォールドを選択をすれば、そのゲームにおいて勝つ可能性は無くなりますが、それ以上チップを減らすリスクが無くなります。
弱いハンドを持っている時はフォールドをしてなるべくチップを減らさないようにしましょう。
レイズ(Raise)
レイズ(Raise)とは、相手のベット額に対して、チップを上乗せする行為です。
コールに比べて、自分から賭けるチップを増やすため、強気なアクションになります。
強いハンドを持っているときにだけレイズをしていると、相手にフォールドされてしまいチップを増やすことができないので、弱いハンドを持っているときにもレイズをする必要があります。
強いプレーヤーは積極的に自分からレイズをすることが多いです。
オールイン(All-in)
オールイン(Allin)とは、自分の持っているチップを全て賭ける行為のことです。
オールインが成功すれば、自分の持つチップを大きく増やすことができます。
そのため、自分の持つチップが少なくなった時や、プリフロップで強いカードを引けた時に選択されるアクションになります。
ただし、オールインをして負けた場合、自分の持つチップをすべて失う可能性がある点に注意しましょう。
強いハンドだけではなく、弱いハンドでもブラフでオールインできるようになるとより強いポーカープレーヤーになれます。
オールインをするにはトリプルバレルをよく使います!
ポーカーのルールを早く覚える方法
ポーカーにはさまざまなルールがあるため、中々覚えられない方が多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、ここではポーカーのルールを早く覚える方法を紹介します。
ポーカーのルールを早く覚える方法は以下の3つです。
Poker TDAルールを読む
1つ目はPoker TDAルールを読むことです。
Poker TDA(Tournament Directions Association)とは、2001年に設立されたポーカー団体のことです。
TDAルールは、この団体がポーカーのルールを統一するために作成したものであり、ポーカートーナメントにおける世界基準のルールとなっています。
ポーカープレイヤーであれば、覚えておいて損はないでしょう。
ただし、Poker TDAルールはハウスルールを補足するものであり、あくまでハウスルールが優先される点に注意が必要です。
最新のPoker TDAルールは下記のURLで確認できるので、興味のある方はぜひご覧ください。
【参考】Poker TDA ルール:https://www.pokertda.com/poker-tda-rules/
アミューズメントカジノで初心者講習を受ける
2つ目はアミューズメントカジノで初心者講習を受けることです。
アミューズメントカジノの中には、ポーカーに慣れていない方のために、初心者講習を実施しているところが多く見られます。
初心者講習では、ポーカーの基本ルールやマナーなど、ポーカーをプレイする上で覚えるべきことを学べます。
店舗によっては、初心者講習を無料で受けられるところもあるので、ルールを覚えられていない方は探してみてください。
ポーカーが上手い人にアドバイスをもらう
3つ目は、ポーカーが上手い人にアドバイスをもらうことです。
ポーカー初心者が一人でルールを覚えようとしても、疑問点や不明点が出てくることが一度や二度はあるはずです。
そういった時にポーカーが上手い人に聞けば、すぐに問題を解決し、効率よくルールを覚えることができます。
そのため、友人にポーカーが上手い人(ポーカー歴が長い人でもOK)がいるのであれば、積極的にアドバイスをもらうことをおすすめします。
ポーカーの必勝法について詳しく説明した記事も読んでみてください。
ポーカーの解説動画を視聴する
4つ目として、ポーカーの解説動画を視聴することが挙げられます。
Youtubeなどには、初心者用に丁寧に作成されたポーカーの解説動画が数多く視聴することができ、自宅でも気軽に学習することができます。
また、「世界のヨコサワ」さんの動画ではポーカーのルール解説だけでなく、実際に世界中ポーカーで旅しながら巡る動画もあり、ポーカー座学のモチベーションにもつながるでしょう。
ポーカーで勝つコツ
ポーカーはやるからには勝ちたいと考えている人が多いのではないでしょうか。
そこで、ポーカーで勝つためのコツについて紹介します。
基本的な戦略を理解する
ポーカーにはある程度決められた戦略が存在しています。もっとも重要なことはプリフロップ(場のカードが出ていない状態)でどのハンドで参加して、どのハンドで参加しないのかを決めることです。
一般的には5回に1回くらい参加すると良いと言われています。
ある程度強いハンドで参加することによって損失を抑え、利益を最大化することに繋がります。
世界のヨコサワさんがどのハンドで参加するべきかを表にしたハンドレンジ表があるのでそれを参照してみると良いかもしれません。
PokerChoiceはGTOを使ってポーカーのハンドレンジについて説明しているので、是非参考にしてみてください。
ブラフベットをしてみる
ポーカーにはバリューベットとブラフベットという2種類のベットが存在しています。
バリューベットとは自分のハンドが相手よりも強いと判断した時に、相手からたくさんのチップを取るためのベットです。
一方で、ブラフベットとは自分のハンドが相手よりも弱いと判断した時に、相手を勝負から降ろすためにするベットのことです。
ポーカーを始めたばかりの人はバリューベットが多くなる傾向があるため、ブラフベットをすると相手からもっとたくさんのチップを得ることができるかもしれません。
ブラフベットの詳しい解説はこちらの記事で紹介しています。
GTO戦略を学ぶ
ポーカーを強くなる上でGTOを学ぶことは重要です。
GTOとは、Game Theory Optimalのことでゲーム理論に基づいて考えられた相手に搾取されない戦略のことです。
GTOを勉強するためのツールとしてGTO Wizardや、Pio Solverなどがあります。
GTOを勉強したい、という方はGTO Wizardの登録方法の記事から登録してみてください。
GTO Wizardの使い方も解説しています。
YouTubeなどで上手な人のプレイを見る
ポーカーが上手くなるために、YouTubeなどで実際に使われているポーカーの戦略を学ぶことは非常に勉強になります。
ポーカーが上手いプレイヤーは、そのプレイヤーが置かれているポジションやプレイヤーの残り人数など、全てを加味した上でアクションが決定されます。
なぜそのアクションをしたのかを考えて、自分のプレーの引き出しとして取り入れるようにしましょう。
ポーカープロの動画はEPTやWPTなどのYouTubeで見ることができます。
ポーカーのルールに関する注意点
ここからは、ポーカーのルールに関する注意点を紹介します。
アウトオブターンに注意する
1つ目はアウトオブターンに注意することです。
アウトオブターンとは、いわゆる「順番抜かし」のことです。
自分より前のプレイヤーがアクションをしていないにも関わらず、先にアクションを行ってしまった時のことを言います。
アウトオブターンをしてしまうと、その時に行ったアクションを変更できなかったり、ペナルティがあったりするので注意しましょう。
発声優先に注意する
2つ目は発声優先に注意することです。
ポーカーの世界では「発声優先」というルールがあり、発声と実際に行ったアクションが異なる場合、声に出したアクションが優先されます。
反対に、無言で高額なチップをテーブルに置いたり、最低ベット額以下のチップを置くと、コール扱いになることがあります。
特に初心者のうちは犯しがちなミスになるので、初めのうちは発声を意識しながらプレイしてみましょう。
ストリングベットに注意する
3つ目はストリングベットに注意することです。
ストリングベットとは、ベットやレイズを行う際、チップを何度かに分けてテーブルに出す行為です。
チップを少しずつ置いてしまうと、相手の反応を伺えるという理由から、この行為を禁止するアミューズメントカジノも見られます。
ベットアクションを行う際は、発声を意識することが大切です。
自分の行うアクションをはっきりと声に出すことで、ストリングベットと取られる事態を未然に防ぐことができます。
初心者の方でも、発声で自分が行うアクションを明示することを意識してみましょう。
ポーカーを楽しむためにもルールを遵守しましょう。
ポーカーのマナーに関しては別の記事で紹介しています。
ポーカーのルール・遊び方に関するQ&A
ポーカーのルールや遊び方に関する質問に答えていきます。
Q1.ベットやレイズはどのくらいしたらいいの?
ベットは、ポット(既に場に出ているチップ)の合計の1/3や半分くらいのサイズがよく使われています。
レイズはベットされた金額の3倍のサイズでされることが多いです。
始めて間もないうちは、基本に忠実にプレーするのが賢明です。
Q2.周りの人と相談しても良いですか?
ポーカーをプレーしていて自分がハンドを持っている時は、周りにいる人と相談することができません。
また、自分がゲームから降りた後も次のゲームが始まるまでは、自分の持っていたハンドを他の人に教えることはできません。
ただし、タッグチームと呼ばれるトーナメントでは2人で相談しながらアクションを決めることができる場合もあります。
他の人に自分のハンドを見せてしまった場合、そのハンドは全員に見せなければいけない”Show One, Show All“というルールがあります。
Q3.ポーカーは結局ギャンブルなの?
ポーカーは主に、カジノでプレイするためギャンブルの一つであると言われています。
しかし、ポーカーはバカラやルーレットなどと違い実力が問われるため、スキルゲームであるとも言われています。
長期的に見て強い人は勝ち、弱い人は負けるようにできています。
ポーカープロとして生活できる人がいるのはポーカーが単なるギャンブルではなく、スキルによって勝つことができるゲームだからです。
この記事を見ている人は多分ポーカーをプレーして間もない人が多いのではないでしょうか。
ポーカーについて知るたびにポーカーの奥の深さを実感するでしょう。
Q4.ポーカーにはどんな種類のゲームがあるの?
ポーカーには様々な種類のゲームが存在しています。
一般的にポーカーと呼ばれているのはテキサスホールデムというゲームで、上記で説明しているルールのゲームです。
他にもPLOやRAZZ、BADUGI, STUDなど数十種類のルールが存在しています。
最近では様々なゲームをローテーションしてプレーするミックスゲームが流行っています。
ポーカーのミックスゲームに関しても別の記事で紹介しています。
Q5.キャッシュゲームとトーナメントどっちを最初にプレーするべきですか?
自分がどっちをプレーしたいかによって決めると良いです。
それぞれのゲームの性質上、キャッシュゲームとトーナメントで取るべきアクションが異なるので、ポーカーをプレーし始めた人はどちらか一つに絞ってプレーすることをおすすめします。
JOPTやWPTなど日本でも大きなトーナメントのイベントが開かれていることもあるので、それに参加してみたい、と考えている人はトーナメントを勉強してみましょう!
【まとめ】ポーカーのルール・遊び方
今回はポーカーの基本的なルールについて紹介しました。
ポーカーにはさまざまなルールがあるため、ルールを覚えるのに苦労する方が少なくないはずです。
この記事には、ポーカーの基礎部分が詰まっているので、まだ知らないことがあった方は、本記事を読み直してぜひ覚えてみてください。
僕もまだ完全にルールを覚えたわけではありませんが、ポーカーを楽しんでいます。
ポーカーでわからないことがあれば、隣の人に聞けば良いのでみんなで楽しくポーカーをプレイしましょう!