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ポーカーを始めたばかりの方でも安心して楽しめるように、今すぐ役立つ用語集をまとめています。
用語は初心者から上級者まで幅広く網羅し、ゲームの流れや重要なアクションをしっかり把握できる内容です。
ポーカーをプレイする上で知っておきたい基本ワードや応用語も、分かりやすく解説しています。
こちらのリストがあれば、ポーカーの世界がぐっと身近に感じられるでしょう。
五十音順で探せるポーカー用語一覧
五十音順でポーカー用語を探せば、知りたい用語がすぐに見つかります。
各セクションは「あ」行から「わ」行まで分かれているので、探したい用語の頭文字をチェックしてみてください。
初心者から上級者まで、ゲームを楽しむための知識が網羅されています。
あ行
- アウツ
アウツは、ポーカー用語で「今後出るカードの中に自分の役を完成させるために必要なカードの枚数」を指します。
たとえば、フラッシュドロー(同じマークのカードが4枚手元にある状態)であれば、残りの1枚の同じマークのカードがデッキに残っている場合です。
アウツは9枚(自分の手札とテーブル上のカード以外に同じマークのカードが何枚残っているか、一般的には13枚のマークから既出を引いた数)と計算されることもあります。
しかし、実際のゲームでのアウツは、自分の役を完成させるために必要なカードが何枚残っているかを意味するものです。
このアウツの数を把握することで、自分の手役が完成する確率や、勝率の計算にも役立てられます。
ポーカーをより深く理解するために、重要な概念のひとつです。
- アウトサイドストレートドロー
アウトサイドストレートドローは、ポーカーにおいてストレートを完成させるために連続した数字の両端にあるカードが必要な状況を指します。
たとえば、手札に6、7、8、9がある場合、5または10が出ればストレートが成立する仕組みです。
このように、連続した数字の外側のカードを引くことで役が完成する状態がアウトサイドストレートドローと呼ばれます。
オープンエンドストレートドローとも言われ、役が完成するチャンスがインサイドストレートドローよりも多いため、プレイヤーにとって有利な状況です。
- アクティブプレイヤー
アクティブプレイヤーとは、ポーカーのラウンドやハンドに現在参加しているプレイヤーのことを指します。
この状態のプレイヤーは、ベットやコール、レイズなど、さまざまなアクションを取ることが可能です。
フォールド(降りる)を選択したプレイヤーはアクティブプレイヤーではなくなり、それ以降のラウンドには影響を与えません。
アクティブプレイヤーだけが最終的にポットを獲得する権利を持ちます。
ゲームの進行や戦略を考える上で、アクティブプレイヤーの数や行動は非常に重要な要素です。
- アンダー・ザ・ガン
アンダー・ザ・ガン(Under the Gun、略称UTG)は、ポーカーでプリフロップ(最初のベッティングラウンド)において、最初にアクションを行うプレイヤーのポジションを指します。
通常、ビッグブラインドのすぐ右隣に位置し、ディーラーボタンから見て最も遠い位置にあるプレイヤーです。
このポジションは、後ろに多くのプレイヤーが残っているため、攻撃的なアクションを受ける可能性が高く、戦略上非常に不利な立場とされています。
「銃口を向けられている」という意味で、最初に決断を迫られる緊張感やリスクが由来です。
アンダー・ザ・ガンのプレイヤーは、他のプレイヤーの動きを予測できないため、スターティングハンドの選択やアクションには慎重さが求められます。
- アンティ
アンティは、ポーカーにおいてゲーム開始前にすべてのプレイヤーが強制的に支払う参加費のことです。
通常、手札が配られる前に支払われ、トーナメントやハイステークスゲームでよく採用されています。
アンティを支払うことで、プレイヤーはゲームに参加する権利を得て、ポットには初期から一定額が積まれる仕組みです。
ブラインドとは異なり、アンティはテーブルにいる全員が平等に支払います。
この制度により、消極的なプレイを防ぎ、ゲームをより活発に進める効果が重要なポイントです。
- アーリーポジション
アーリーポジションは、ポーカーにおいてプリフロップで最初の方にアクションを行うプレイヤーの位置を指します。
具体的には、アンダー・ザ・ガン(UTG)やその隣のプレイヤーなど、ディーラーボタンから遠いポジションが該当し、テーブルの人数によって人数は変わる仕組みです。
このポジションの特徴は、他のプレイヤーの動きやベット額が分からない状態で最初に判断を下さなければなりません。
そのため、アーリーポジションでは強いハンドを持っていない限り、参加を控えることが戦略上推奨されます。
アーリーポジションは戦略的に不利な立場とされており、プレイするハンドの範囲も厳選される傾向です。
- インサイドストレートドロー
インサイドストレートドローは、ポーカーでストレートを完成させるために必要なカードが、連続した数字の真ん中(内側)に1枚足りない状態を指します。
たとえば、手札やボードに5、6、8、9がある場合、7を引けばストレートが完成する形です。
このように、連続した数字の間のカードをピンポイントで引かなければなりません。
ガットショットとも呼ばれ、ストレートが完成する確率はアウトサイドストレートドローよりも低いため、戦略的には注意が必要です。
- オッズ
オッズは、ポーカーにおいて自分の手役が完成する見込みや、ベットに応じるべきかどうかを判断する際に使われる確率の指標です。
たとえば、アウト(自分にとって役を完成させるチャンスとなるカード)が何枚残っているかに基づきます。
次のカードで役が完成する確率や、ポットオッズ(ポットの金額と自分が支払うべき金額の比率)を計算する流れです。
オッズを正しく理解し活用することで、より有利な判断や効率的なベットが可能となり、長期的に勝率を高めることに役立ちます。
ポーカーの戦略を考える上で、欠かせない重要な概念です。
- オフスーツ
オフスーツとは、ポーカー、特にテキサスホールデムにおいて、最初に配られる2枚の手札のマーク(スーツ)が異なる状態を指します。
たとえば、A♣とK♥のようにマークがそろっていない場合がオフスーツです。
逆に、A♠とK♠のように同じマークの場合はスーツ(スーテッド)と呼ばれます。
オフスーツの手札は、フラッシュを狙う可能性が低いため、同じ数字の組み合わせでもスーツよりもやや弱いと評価されることが多いです。
通常、AKオフスーツは「AKo」と表記されます。
- オーバーペア
オーバーペアとは、ポーカーで自分が持っているポケットペア(2枚の同じ数字の手札)が、ボード(場に出ているカード)に現れているカードよりも高い数字である状態を指します。
たとえば、自分がTT(テンズ)を持っていて、ボードが9-7-2の場合、自分のペアはボード上のどのカードよりも高いため、オーバーペアです。
オーバーペアは通常、その時点で強いハンドと見なされ、相手のハンドが自分よりもさらに強いペアやセットを持っていない限り、有利な状況と言えます。
この状況下では積極的なベットが有効です。
- オールイン
オールインは、ポーカーにおいてプレイヤーがテーブル上にある自分のすべてのチップをベットに使う行為を指します。
このアクションを選択すると、それ以上チップを追加してベットすることはできません。
しかし、そのハンドのポットには参加し続けられます。
オールインは、非常に強い手札を持っている場合や、逆にチップが少なくなり負けを回避したい場合など、さまざまな戦略的な理由で行われる戦法です。
また、オールインをしたプレイヤーは、その後他のプレイヤーがさらにベットを重ねても追加で支払う必要はありません。
このアクションは、ゲームの流れや心理戦において大きな影響力を持ちます。
か行
- カットオフ
カットオフは、ポーカーにおいて、特定のプレイヤーにアクションを渡さない。
その前に、自分がアクションを取ることで相手の行動を制限したり、有利な状況を作り出す戦略やポジションを指す場合があります。
一般的に、カットオフは、ディーラーボタンの1つ前(カットオフシート)に座るプレイヤーのことを指す用語です。
しかし、戦略的には、自分より前に強いプレイヤーがいる場合に、そのプレイヤーを避けてアクションを取る意味でも使われます。
また、カットオフは、自分がアクションを取ることで相手が有利なアクションを取れなくなる状況を表す時にも使える用語です。
くわえて、そのような行動を選択することを意味する場合もあります。
このような戦略的ポジションや行動は、テーブルコントロールやポットの獲得率を高める上で重要です。
ただし、用語の使われ方はテーブルやプレイヤーによって若干異なる場合もあるため、文脈によって意味を確認する必要があります。
- ガットショット
ガットショットは、ポーカーでストレートを完成させるために必要なカードが、連続した数字の間の1枚だけである状態を指します。
たとえば、手札やボードに6、7、9、10がある場合、8を引けばストレートが完成する形です。
このような状況はインサイドストレートドローとも呼ばれ、ストレート成立のチャンスが限られているため、確率的にはやや低くなります。
ガットショットの場合、必要なカードを引く確率は1回のチャンスで約8%、2回のチャンスで約16%です。
ガットショットは、相手にストレートの完成を読まれにくい手札と言えます。
一方で、無理に追いかけると損失が大きくなるリスクもあるため、注意しましょう。
- キッカー
キッカーとは、ポーカーで役の構成には直接関係しないが、同ランクのハンド同士で勝敗を決める際に重要な役割を果たすカードのことです。
たとえば、二人のプレイヤーが同じ数字のワンペアやツーペアを持っている場合、ペアに使われていない残りのカード(キッカー)の数字の大きさで勝敗が決まります。
ワンペアの場合はペア以外の3枚、ツーペアの場合はペア以外の1枚がキッカーです。
ストレートやフラッシュなど、5枚全てが役の構成に使われる場合はキッカーは存在しません。
キッカーは、ハンドの強さが拮抗した際に勝敗を分ける重要な要素となります。
- コミュニティカード(共有札)
コミュニティカード(共有札)は、ポーカーゲームにおいてすべてのプレイヤーが共通して利用できる表向きのカードです。
テキサスホールデムなどの多くのポーカーゲームでは、フロップで3枚、ターンで1枚、リバーで1枚の合計5枚のコミュニティカードが順次公開されていきます。
各プレイヤーは自分の手札2枚とコミュニティカードを組み合わせて、より強い役を作り上げる流れです。
コミュニティカードがあることで、駆け引きや心理戦がより複雑になり、戦略的な深みが増します。
- コーリングステーション
コーリングステーションは、ポーカーで非常にルース(緩い)でパッシブなプレイスタイルを持つプレイヤーを指します。
このタイプのプレイヤーは、本来ならフォールドすべき弱いハンドでも頻繁にコールを繰り返すことが多い傾向です。
最後まで手札を捨てずにショーダウンまで進む傾向があります。
コーリングステーションはブラフが通じにくく、強いハンドを持っている時以外は手を出しにくい相手です。
一方で、強い手札を持っている場合は積極的にベットすることで、相手から最大限のバリュー(利益)を引き出しやすいという特徴があります。
初心者が陥りやすいプレイスタイルでもあり、上達するにつれてコーリングステーションの行動パターンに慣れ、戦略的に利益を得やすくなるでしょう。
ただし、この表現にはやや侮蔑的なニュアンスが含まれるため、使う際は注意が必要です。
- コール
コールは、ポーカーで他のプレイヤーがベットした金額と同じ額を支払って、ゲームに参加し続けるアクションです。
この選択により、ショーダウンまで進み、自分の手札で勝負できます。
コールは、自分のハンドの強さやポットオッズ、相手のプレイスタイルなどを考慮して行う基本的な行動の一つです。
相手のブラフを見破りたい場合や、ハンドが今後強くなる可能性がある場合にも有効な選択肢となります。
コールを選ぶことで、相手の情報を引き出したり、ゲームの流れをコントロールしたりする戦略も可能です。
さ行
- ショーダウン
ショーダウンは、ポーカーの最終ベッティングラウンド(通常はリバー)が終わった後、残ったアクティブプレイヤーがお互いの手札を公開し、役の強さで勝敗を決める場面です。
ショーダウンでは、最後にベットやレイズを行ったプレイヤーが最初に手札を公開し、他のプレイヤーも順番にカードを見せていきます。
最終ラウンドでベットがなかった場合は、ディーラーボタンの左隣から時計回りにカードを公開する仕組みです。
最も強い役を持ったプレイヤーがポットを獲得します。勝者が複数いる場合はポットを等分します。
ショーダウンでは、すべてのカードが明確にテーブルに置かれ、読まれるまでハンドを保持しなければなりません。
また、ショーダウン時の順番やマナーを守ることが重要です。
- スタック
スタックは、ポーカーにおいてプレイヤーがテーブル上に持っているチップの総量を指します。
スタックの量は、そのプレイヤーがゲーム中に賭けることができる最大金額であり、戦略やアクションの選択に大きく影響する要素です。
たとえば、テキサスホールデムなどの場合、スタックがなくなればゲームから一時的に抜けることになり、トーナメントなら敗退となります。
スタックは「ショートスタック」「ミッドスタック」「ディープスタック」など、量によって分類され、それぞれに適した戦略がある点は見逃せません。
また、複数人でプレイする場合、最小のスタックを持つプレイヤーのスタック量が「エフェクティブスタック(有効スタック)」となり、そのハンドで賭けられる最大額となります。
スタックの管理は、ポーカーで勝つために非常に重要な要素です。
- スターティングハンド
スターティングハンドは、ポーカー(特にテキサスホールデム)で最初にプレイヤーに配られる2枚の手札のことです。
この2枚のカードは自分だけが使えるハンドであり、他のプレイヤーとは異なるため、ゲーム序盤の戦略や参加判断に大きな影響を与えます。
スターティングハンドの強さや組み合わせによって、その後の勝率や期待値が大きく変わるため、欠かせない要素です。
また、スターティングハンドはポジションやテーブルの状況によって、参加すべきかどうかを判断する基準となっています。
代表的な例としては、AA(エースのペア)が最強とされ、72o(マークの異なる7と2)は最弱です。
適切なスターティングハンドを選択することで、長期的な勝率向上につながります。
- スチール
スチールとは、ポーカーで主にプリフロップやフロップ時に、相手のブラインド(特にスモールブラインドやビッグブラインド)を奪うために、積極的なベットやレイズを行う戦略を指します。
スチールの目的は、相手が弱いハンドを持っている場合や、テーブルがタイト(消極的)な場合に、相手をフォールドさせてブラインドを獲得することです。
特に、ディーラーボタンやカットオフなど後ろのポジションからスチールを行うことが多く、相手の反応やテーブルの雰囲気を読んで実行します。
スチールは、ハンドの強さに関わらず、相手の消極的な態度やテーブルの状況を利用して利益を得るための重要な戦術です。
ただし、相手がレンジが広い場合や、スチールを警戒している場合には失敗しやすいため、状況判断が欠かせません。
- スーツ(スーテッド)
スーツ(スーテッド)とは、ポーカーで配られる2枚の手札が同じマーク(スペード、ハート、ダイヤ、クラブのいずれか)であることを指します。
たとえば、A♠とK♠のようにマークが揃っている場合が「スーテッド」です。
逆に、A♠とK♥のようにマークが異なる場合は「オフスーツ」と呼びます。
スーテッドのカードは、フラッシュ(5枚のカードが同じマーク)を完成させる可能性がある手札です。
そのため、同じランクの組み合わせでもオフスーツよりも強いと評価されています。
たとえば、AKs(エースとキングのスーテッド)は、AKo(エースとキングのオフスーツ)よりも強く、より積極的に参加する価値がある手札です。
た行
- ターン
ターンは、テキサスホールデムなどのポーカーゲームにおいて、フロップの後に公開される4枚目のコミュニティカード(共有札)を指します。
ターンのフェーズでは、テーブル中央に新たに1枚のカードが加わり、コミュニティカードが合計4枚です。
この時点でプレイヤーは、自分の手札2枚とコミュニティカード4枚を組み合わせて、役の完成度や強さを判断します。
ターンの後、ベットラウンドが行われ、残ったプレイヤーはベット、コール、レイズ、フォールドなどのアクションを取る流れです。
ターンが終わると、最後のリバー(5枚目のコミュニティカード)が公開され、最終的な役の勝負となります。
- チェック
チェックは、ポーカーで自分の番が回ってきたときに「チップを賭けずにパスする」アクションです。
このアクションを取るためには、自分の順番より前に他のプレイヤーがベットをしていないこと。
チェックは、自分のハンドに自信がない場合や、相手の反応を見たいときに使われます。
全員がチェックした場合、そのベッティングラウンドは終了し、次のカード(フロップ、ターン、リバー)へと進む仕組みです。
チェックは、ブラフや戦略的なディセプション(欺き)のためにも活用される重要なアクションと言えます。
また、チェックを多用しすぎると自分のプレイが読みやすくなるため、バランスが重要です。
- ドロップ
ドロップは、ポーカーで「ゲームを降りる」ことを意味し、自分の手札に自信がない場合や、勝負に勝てないと判断したときに選択するアクションです。
このアクションを選ぶと、そのラウンドでチップを得る権利を放棄し、ゲームに参加を続けることはできません。
ただし、ドロップするまでにベットしたチップは返還されず、そのラウンドの勝者に支払われます。
ドロップは「フォールド」とも呼ばれ、適切なタイミングでドロップ(フォールド)することで、無駄な損失を避け、チップを守ることができる重要な戦略です。
- ドロー
ドローは、ポーカーで主に2つの意味で使われます。
カードの交換(ドロー)
ドローポーカーなどで、手札の一部または全部を捨てて、代わりに新しいカードを引く行為です。
たとえば、ファイブカード・ドローでは、不要なカードをディーラーに返して同じ枚数のカードと交換します。
これにより、役の成立確率や強さを高めることが狙いです。
役の未完成状態(ドローハンド)
テキサスホールデムなどのフロップ系ポーカーでは、「役がまだ完成しておらず、これからカードを引いて役を完成させたい状態」をドロー、またはドローハンドと呼びます。
例:フラッシュドロー(あと1枚でフラッシュ完成)、ストレートドロー(あと1枚でストレート完成)など。
この場合、ドローは「役を完成させるための可能性」を示します。
どちらの意味でも、ドローは役作りや勝率向上に関わる重要な要素です。
- ドローイングデッド
ドローイングデッド(Drawing Dead)は、ポーカーで「どんなカードを引いても勝てない状態」を指します。
つまり、たとえ自分のハンドが役を完成させても、相手のハンドに絶対に勝てない状況です。
たとえば、相手がすでにフォーカードやフルハウスなどの非常に強い役を持っている場合、自分がフラッシュやストレートを完成させても相手には勝てません。
このような状態が「ドローイングデッド」であり、この状況でベットやコールを続けるのは無駄な損失につながるため、フォールドを選ぶのが一般的です。
ドローイングデッドは、プレイヤーが冷静に状況を判断し、無理なドローを追わないことが重要であることを示しています。
な行
- ナッツ
ナッツ(Nuts)は、ポーカーにおいて「その時点で考えられる中で最も強いハンド(役)」を持つ状態を指します。
たとえば、テキサスホールデムでコミュニティカードと自分の手札を組み合わせた時、他のプレイヤーがどんなハンドを持っていても絶対に勝てる場合が「ナッツ」です。
ナッツを持っているプレイヤーは、そのラウンドで確実に勝利できます。
そのため、強気にベットしたり、相手からのチップを最大限引き出す戦略が取れる状況です。
また、2番目に強いハンドは「セカンドナッツ」、3番目は「サードナッツ」と呼ばれることもあります。
ナッツの語源にはいくつかの説がありますが、19世紀アメリカ西部で、負けた場合に逃げない証として馬車のナット(留め具)を賭けに出したことが由来という説が有力です。
は行
- ハンド
ハンドは、ポーカーにおいてプレイヤーが持っている手札や、最終的に作られた役(ランク)のことを指します。
主な意味
手札
テキサスホールデムなどでは、各プレイヤーに配られる2枚のカード(スターティングハンド)を「ハンド」と呼ぶこともあります。
例:「A♠ K♣」などの2枚のカード。
最終的な役(ランク)
コミュニティカード(共有札)と自分の手札を組み合わせて作る5枚の役のことを「ハンド」と呼びます。
例:「ストレート」「フラッシュ」「フルハウス」など。
使い方の例
「ハンドを公開する」
ショーダウンで自分の役をテーブルに提示すること。
「強いハンドを作った」
役ができた、あるいは強い役ができたことを意味します。
ハンドはポーカーの基本用語であり、ゲームの進行や戦略上、非常に重要な意味を持ちます。
- フォールド
フォールドは、ポーカーで「ゲームを降りる」ことを意味するアクションです。
誰かがベットやレイズした際に、それに乗りたくない場合や、自分の手札に自信がないときに使います。
フォールドを選択すると、そのラウンドでポットを獲得する権利を失い、すでにベットしたチップも戻ってきませんが、それ以上の損失を防ぐことが可能です。
カジノなどでは「コール」と混同されやすいため、「ドロップ」や「ダウン」と呼ぶこともあります。
フォールドはネガティブな印象を持たれがちですが、損害を最小限に抑えるために非常に重要な戦略です。
フォールドする際は、手札が他のプレイヤーに見えないように伏せてディーラーに渡します。
- ブラインド
ブラインドは、ポーカーで「強制ベット」または「そのベットを支払うプレイヤーのポジション」を指します。
強制ベットとしてのブラインド
- ゲーム開始前に、スモールブラインドとビッグブラインドの2人がカードを見る前に強制的にベットをします。
- スモールブラインドはディーラーボタンの左隣、ビッグブラインドはその左隣のプレイヤーです。
- ビッグブラインドはスモールブラインドの2倍の金額をベットします。
- この強制ベットにより、ポットが最初から作られ、ゲームの進行がスムーズになります。
ポジションとしてのブラインド
「ブラインドポジション」は、スモールブラインドとビッグブラインドの座席を指します。
ブラインドポジションはアクションが早いため、戦略的に不利とされる位置です。
ブラインドの導入により、プレイヤーは積極的にアクションを起こす必要が生まれ、ゲームの停滞を防ぐ役割も果たします。
- プリフロップ
プリフロップとは、ポーカー(特にテキサスホールデム)で最初に2枚の手札が配られたあと、まだコミュニティカード(共有札)が1枚も場に出ていない状態で行われる最初のベッティングラウンドを指します。
このラウンドでは、スモールブラインドとビッグブラインドが強制ベットし、他のプレイヤーも順番にコール(ベットと同額のベット)、レイズ(上乗せ)、フォールド(降りる)のいずれかを選択する流れです。
プリフロップは、ゲームに参加するかどうかを決める重要な局面であり、スターティングハンドの強さやポジション、テーブルの雰囲気などを考えて戦略的にアクションを選ぶことが求められます。
プリフロップでの判断がその後の勝率に大きく影響するため、ポーカーにおいて最も重要なベッティングラウンドの一つです。
- フロップ
フロップは、ポーカー(特にテキサスホールデム)において「最初に配られる3枚のコミュニティカード(共有札)」、またはその3枚が公開された後に訪れる「2回目のベッティングラウンド」です。
この時点で、プレイヤーは自分の手札2枚とフロップの3枚、合計5枚のカードを見て役の可能性を判断し、ベット・コール・フォールド・チェックなどのアクションを選びます。
フロップの登場により、自分のハンドの強さや今後のドロー(役の完成可能性)がある程度見えてくるため、ゲームの進め方や戦略を決定づける重要な局面です。
フロップの後は、ターン(4枚目の共有札)とリバー(5枚目の共有札)のベッティングラウンドが続きます。
- ベット
ベットは、ポーカーにおいて「ラウンド中に最初にチップを賭けるアクション」を指します。
つまり、そのラウンドで誰もまだチップを賭けていない状況で、プレイヤーが最初にチップを提示して賭ける行為が「ベット」です。
ベットは、そのラウンドのアクションの起点となります。
他のプレイヤーはこれに対してコール(同額を賭ける)、レイズ(ベット額を上乗せ)、フォールド(降りる)などのアクションを取る流れです。
また、広い意味では「チップを賭ける行為全般」をベットと呼ぶこともあります。
しかし、ポーカーのアクションとしては「最初に賭けること」が基本です。
ベットのタイミングや金額は、ポーカーの戦略において非常に重要な要素と言えます。
- ポケットペア
ポケットペアとは、テキサスホールデムなどのポーカーにおいて、最初に配られる2枚の手札(ホールカード)が同じ数字・ランクのカードで構成されている状態です。
たとえば、「A♠ A♦」や「K♣ K♥」などが該当し、「AA」はエーシーズ、「KK」はキングス、「77」はセブンスなどと呼ばれます。
日本では「2ポケ」「5ポケ」などと略して呼ぶこともあるので覚えておくと便利です。
ポケットペアは、ワンペアのスターティングハンドであり、非ポケットペアのハンドに対して勝率が高い傾向があります。
特にプリフロップやフロップで強みを発揮しやすいハンドです。AA(エーシーズ)は最強のスターティングハンドとされ、KKやQQも非常に強いハンドです。
ま行
- ミドルポジション
ミドルポジション(MP)は、ポーカーで「アーリーポジション(EP)」と「レイトポジション(LP)」の間に位置する、中盤にアクションを行うプレイヤーの座席を指します。
このポジションは、アーリーポジションのプレイヤーが先にアクションを終えたあとでプレイする位置です。
そのため、ある程度相手の動きを観察でき、戦略的にベットやフォールドを選びやすいという特徴があります。
ただし、レイトポジションほど後ろではないため、後ろのプレイヤーの行動も考えることが必要です。
テーブルの人数によってミドルポジションの人数や範囲は変動しますが、基本的にはディーラーボタンやカットオフの手前に位置します。
ミドルポジションは「有利でも不利でもない」中間的な立場ですが、アーリーポジションよりも広いハンドレンジでプレイ可能です。
や行
(※該当用語なし)
No need to write anything here
ら行
- ラウンド
ラウンドは、ポーカーにおいてゲームの進行を区切る「特定の段階」や「プレイのセクション」を指します。
各ラウンドごとにプレイヤーが順番にアクション(ベット、コール、フォールドなど)を選択する機会が与えられる仕組みです。
このタイミングでの選択次第で、ゲームの流れや戦略が大きく変わります。
テキサスホールデムなどの一般的なポーカーでは、以下のようにラウンドが分かれている状況です。
- プリフロップラウンド
手札2枚が配られた直後、コミュニティカードが出る前に行われる最初のベッティングラウンド。
- フロップラウンド
3枚のコミュニティカード(フロップ)が公開され、その後にベッティングラウンドが行われます。
- ターンラウンド
4枚目のコミュニティカード(ターン)が公開され、ベッティングラウンドが行われます。
- リバーラウンド
5枚目のコミュニティカード(リバー)が公開され、最後のベッティングラウンドが行われます。
- ショーダウン
最終的に残ったプレイヤーが役を公開し、勝者が決定される最終段階です。
ラウンドごとに戦略やアクションが異なり、プレイヤーは各ラウンドで最適な判断を下すことが求められます。
- ランク
ランクとは、ポーカーにおいてカードの「数字(または絵札)」の強さを表す用語です。
カードのランクは、通常「A(エース)」が最も強く、以下「K(キング)」「Q(クイーン)」「J(ジャック)」と絵札が続き、「10」から「2」まで続きます。
ランクの例(強い順)
- A(エース)
- K(キング)
- Q(クイーン)
- J(ジャック)
- 10(テン)
- 9(ナイン)
- 8(エイト)
- 7(セブン)
- 6(シックス)
- 5(ファイブ)
- 4(フォー)
- 3(スリー)
- 2(デュース)
同じ役が複数人に出た場合、ランクの高いカードを持っている方が勝ちます。
たとえば、ワンペア同士ならペアのランクが高い方が勝利し、それも同じならキッカー(残りのカード)のランクを比較する形です。
なお、一部のローゲーム(ローボール)ではAが最も弱いランクになることもあります。
- リバー
リバーは、ポーカー(特にテキサスホールデムやオマハなどのフロップゲーム)において、最後に配られる5枚目のコミュニティカード(共有札)を指します。
リバーカードが公開されると、自分の手札2枚と場の5枚のカード、合計7枚のうちから最良の5枚を組み合わせて最終的な役を完成させる流れです。
リバーが配られた後には最後のベッティングラウンドが行われ、プレイヤーは自分のハンドの強さや戦略に応じてベット、コール、フォールドなどのアクションを選びます。
リバーはゲームの最終局面であり、役の完成や勝敗がほぼ確定する重要なタイミングです。
- レイトポジション
レイトポジション(Late Position)は、ポーカーにおいてベットやアクションの順番が他のプレイヤーよりも後になる、非常に有利なポジションです。
具体的には、カットオフ(CO)とディーラー(ボタン、BTN)がレイトポジションにあたります。
これらのポジションは、他のプレイヤーの行動を観察したうえで自分のアクションを決められる位置です。
そのため、戦略的に幅広いハンドでプレイしやすくなります。
レイトポジションは、ブラインドポジションやアーリーポジションよりも圧倒的に有利です。
よって、積極的なベットやスチール(ブラインドの奪取)が成功しやすい特徴があります。
そのため、多くのプレイヤーがレイトポジションではハンドレンジを広げてプレイする傾向です。
わ行
- ワンビッグ
ワンビッグ(One Big)とは、ポーカーで「スモールブラインド(SB)が不在で、ビッグブラインド(BB)のみが強制ベットを支払うルール」を指します。
このルールは、主にトーナメントでビッグブラインドが敗退した直後のゲームや、ヘッズアップ(2人対戦)など少人数でプレイする際に用いられることが多いです。
通常はスモールブラインドとビッグブラインドの2人が強制ベットしますが、ワンビッグではビッグブラインドのみがベットすることでゲームが進行します。
ワンビッグは「シングルビッグ」とも呼ばれるので覚えておくと便利です。
ポーカーを始めるなら覚えておきたい基本用語
ポーカーを始めるなら、まずはゲームの流れや会話でよく出てくる基本用語を押さえておきましょう。
手札(ハンド)は、自分が持っているカードや、最終的に作った役のことです。
ホールカードは、最初に配られる2枚の手札を指します。
コミュニティカード(共有札)は、テーブルの中央にみんなで使えるカードです。
これと自分の手札を組み合わせて役を作ります。
ポットは、真ん中に集めたチップやお金のことで、これが勝負の賞金です。
ブラインドは、ゲームを始める前に2人が必ず支払う強制ベットのこと。
また、自分の番でできるアクションには
- ベット(最初にチップを賭ける)
- コール(同じ額を賭けて続ける)
- レイズ(ベット額を増やす)
- フォールド(降りる)
があります。
フロップは最初の3枚の共有札、ターンは4枚目、リバーは最後の5枚目の共有札です。
これらの用語を覚えておけば、ポーカーを楽しみながらルールや戦略も身につけられます。
実践で役立つ頻出ポーカー用語
実践でよく使われるポーカー用語には
- ブラフ
- チェック
- オールイン
- ショーダウン
などがあります。
ブラフは、実際は弱い手札なのに強いふりをしてベットやレイズし、相手を降ろそうとする戦術です。
例えば、役ができていないのに大きなベットをして相手のフォールドを狙います。
チェックは、自分の番でベットせずに次の人に順番を回すこと。
誰もベットしていない場合に使えます。
オールインは、自分の持っているチップをすべてポットに入れること。強い手札のときや、逆転を狙うときに使われることが多いです。
ショーダウンは、最終的に残ったプレイヤーが手札を公開して勝敗を決める場面を指します。
他にも、ポットオッズ(ポットの大きさとコールに必要なチップの比率)、ポジション(自分の座席の順番)などの用語も欠かせません。
これらを知っていると、実際のゲームで意思疎通がスムーズになり、より戦略的なプレイができます。
上級者がよく使う専門ポーカーワード解説
上級者やポーカー戦略の議論でよく登場する専門用語には、ゲームを深く読み解くための重要な意味が多く含まれます。
まずはハンドレンジ。
これは「相手が持っている可能性のある手札の範囲」を指し、相手の行動からどのような手札を持っているかを推測するために使います。
GTO(ジーティーオー:Game Theory Optimal)は、相手がどんな戦略を取ってきても自分が不利になりにくい「数学的に最適な戦略」です。
一方でエクスプロイトプレイは、相手の癖や弱点を見抜いて、それに合わせて自分の戦略を調整することを指します。
ポットオッズは、ポットの大きさに対してコールするのに必要なチップの比率を計算し、コールする価値があるかを判断する際に使う用語です。
エクイティは、自分の手札がショーダウンで勝つ確率(%)を表します。
他にもポーラライズドベッティングは、超強い手か超弱い手のどちらかでベットすることで、自分のレンジを読みにくくする戦術です。
マージは、通常ならバリューベットしないような少し弱い手でも、場や相手の傾向からバリューベットすることを指します。
バックドアドローは、ターンとリバーの両方を引かなければ成立しないドロー(役の完成)のこと。
ポジショナルアウェアネスは、自分の座席の順番(ポジション)が有利か不利かを意識して戦略を立てることを意味します。
ポットコミットメントは、すでにポットに多くのチップを賭けてしまっていて、もはや降りることが難しい状態のことです。
これらの用語は、上級者同士の戦略議論やトーナメント分析で頻繁に登場し、より高度なポーカーを楽しむための必須知識となっています。
ポーカー中継やプロ対局でよく聞く用語とは?
ポーカー中継やプロ対局でよく耳にする用語には、ゲームの流れや戦略、プレイヤーの心理を表現する専門的な言葉が多く登場します。
たとえば「ショーダウン」は、最終的に残ったプレイヤーが手札を公開して勝敗を決める場面で頻繁に使われる用語です。
また、「オールイン」は全チップをポットに投入する大胆なアクションであり、大きな盛り上がりを見せる瞬間に使われます。
他にも「ブラフ(ブラッフィング)」は、実際は弱い手札なのに強いふりをしてベットやレイズする戦術です。
例えば、中継解説や実況で「ここはブラフ狙いか?」などと語られます。
さらに「ポジション」は、自分の行動順が有利か不利かを示す言葉です。
プロ対局では「レイトポジション有利」「アーリーポジション苦しい」などとよく言及されます。
そのほか、「インプライドオッズ」や「ポットオッズ」といった確率・期待値関連の用語も、プロの戦略解説や中継でよく登場する用語です。
また「サイドポット」は、オールインしたプレイヤーがいる際に発生する追加のポットで、複雑な状況を分かりやすく説明する際に使われます。
「キッカー」は同役で決着がつかない場合に勝敗を分けるカードとして、実況で「キッカーで決まった!」などと語られることも多いです。
こうした用語は、観戦者や初心者がプロの思考やゲーム展開を理解するうえで非常に役立ちます。
意味を誤解しやすい用語の正しい理解
ポーカーには、初心者だけでなく経験者でも意味を誤解しやすい用語がいくつか存在します。
例えば「バリューベット」は「強い手でベットすること」と単純に捉えがちですが、本来は「相手にコールさせて利益を得るためのベット」を指す用語です。
つまり、ただ強いからベットするのではなく、相手がより弱い手でコールしてくれる状況を狙うことがポイント。
また「ブラフ」と「セミブラフ」も混同されやすい用語です。
ブラフは「役ができていないのに強いふりをしてベットする」こと。
しかし、セミブラフは「現時点では役ができていないものの、ドロー(役の完成可能性)があって、今後役が完成する見込みがある状態でベットする」ことを指します。
セミブラフは、相手を降ろすだけでなく、後に役が完成した場合にも利益を得られる可能性がある点が特徴です。
さらに「ポットオッズ」も誤解されがちで、「ポットの大きさとコールに必要なチップの比率」を指します。
しかし、単に「コールする価値があるかどうか」を計算するために使うものであり、「絶対にコールしなければいけない基準」ではありません。
状況や相手の傾向によって判断が異なるため、数字だけに頼らず総合的に考える必要があります。
このように、用語の本来の意味や使い方を正しく理解することで、より正確な戦略判断が可能です。
よくある質問
ポーカーを始めたばかりの方や、ルール・用語について疑問をお持ちの方に向けて、よく寄せられる質問とその回答をまとめています。
疑問点を解消し、より楽しくポーカーをお楽しみください。
ポーカー用語を効率的に覚える方法を教えてください
ポーカー用語を効率的に覚えるには、以下の方法がおすすめです。
- まずは基本的な用語から覚える
ゲームの流れや役、アクション(ベット、コール、フォールドなど)、ポジションなど、頻出する用語を優先して学習しましょう。
- 実際にプレイしながら覚える
実戦で用語を使うことで、自然と意味や使い方が身につきます。
特にオンラインポーカーはハンド数をこなしやすいので、効率的に覚えられるでしょう。- わからない用語はその都度調べる
プレイ中に知らない用語が出てきたら、その場で調べて理解を深めましょう。
用語集や解説サイトを活用すると便利です。- 勉強会や動画、解説記事も活用する
プロや上級者の解説や勉強会、YouTubeなどの動画を視聴することで、用語の使い方やニュアンスがより分かりやすくなります。
このように「理論学習」と「実践」をバランスよく組み合わせることで、ポーカー用語を効率的に覚えられます。
最初に覚えるべき用語には何がありますか?
最初に覚えるべきポーカー用語は、ゲームの流れや基本的なアクション、ポジションに関するものが中心となります。
以下が代表的な用語です。
- プリフロップ:最初に手札が配られた後、最初のベッティングラウンド
- フロップ:最初の3枚の共有札(コミュニティカード)
- ターン:4枚目の共有札
- リバー:5枚目の共有札
- ショーダウン:最終的に残ったプレイヤーが手札を公開して勝敗を決めること
- ベット:最初にチップを賭けるアクション
- コール:同じ額を賭けて続けるアクション
- レイズ:ベット額を増やすアクション
- フォールド:降りる(手札を捨てる)アクション
- チェック:自分の番で何もしない(ベットがない場合)
- オールイン:自分の持っているチップをすべて賭けること
- ポジション(アーリーポジション、ミドルポジション、レイトポジション、ボタン、ブラインド):自分の行動順や座席の位置
- ポット:真ん中に集まるチップの総額
- ハンド:自分の手札や作った役
これらの用語を押さえておけば、ポーカーを始める際に困ることは少なくなります。
海外プレイヤーも共通で使う用語はありますか?
ポーカーでは多くの用語が世界中のプレイヤーに共通して使われています。
たとえば
- ベット(bet)
- コール(call)
- レイズ(raise)
- フォールド(fold)
- チェック(check)
- オールイン(all-in)
などのアクション用語や
- フロップ(flop)
- ターン(turn)
- リバー(river)
- ショーダウン(showdown)
といったゲーム進行用語は、日本語でも英語でもほぼ同じ意味で使われています。
また
- ポジション(position)
- ボタン(button)
- ブラインド(blind)
なども国際的に通用します。
これらは海外カジノやオンラインポーカー、プロ対局などでも共通言語として使われているため、覚えておくと世界中どこでも困らずにプレイ可能です。
よくある用語の誤用とその対処法は?
アーリーアクション
本来は「アーリーポジション」や「アウトオブポジション」など、特定のポジションや状況を示す言葉です。
しかし、「アーリーアクション」という用語は誤用されやすいので注意しましょう。
正しくは「アーリーポジション」や「アウトオブポジション(先にアクションしなければならない状況)」を使います。
「セット」と「トリップス」
どちらも「スリーカード(3枚同じ数字)」を指します。
しかし、セットはホールカードのペアとボードの1枚でできるスリーカードのこと。
トリップスはボードにペアが出て手札1枚と合わせてできるスリーカードを指します。
混同しやすいので注意が必要です。
「ブラフ」と「セミブラフ」
ブラフは「役がないのに強いふりをする」行為です。
セミブラフは「まだ役が完成していないで、ドロー(役の完成可能性)がある状態でベットする」こと。
意味が異なるので使い分けましょう。
用語を覚えるおすすめのタイミングと順序は?
ポーカー用語を覚えるおすすめのタイミングと順序は、以下のように進めるのが効率的です。
最初にルールと一緒に基本用語を覚える
ゲームを始める前に、まずは
- ベット
- コール
- レイズ
- フォールド
- チェック
- オールイン
などのアクション用語
- プリフロップ
- フロップ
- ターン
- リバー
- ショーダウン
といったゲーム進行用語を押さえましょう。
次に役やポジションの用語を覚える
アクションや進行用語が分かったら
- ハンド
- 役の種類(ワンペア、ツーペアなど)
- ポジション(ボタン、ブラインド、アーリーポジションなど)
を学びます。
実戦プレイで自然と覚える
実際にゲームをプレイしながら、出てきた用語をその都度調べて理解を深めましょう。
オンラインポーカーならハンド数をこなしやすく、用語も自然に身につきます。
必要に応じて上級用語や戦略用語へ進む
基本が身についてきたら
- レンジ
- GTO
- ポットオッズ
などの戦略用語も覚えていくと、より深くポーカーを楽しめます。
まずはアクションや進行の用語を中心に、実戦と並行して覚えるのが最も効率的です。
無理にすべてを一気に覚える必要はなく、分からない用語が出てきたらその都度調べるスタイルで進めると良いでしょう。
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