トリプルバレルとは|意味・効果を解説

トリプルバレルとは|意味・効果を解説

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本記事はこんな疑問や悩みを持つ方におすすめ!
  • トリプルバレルという言葉の意味がわからない
  • どういうときにトリプルバレルをしたら良いのかがわからない
  • いろいろな用語や戦術を知りたい

この記事では、トリプルバレルの意味や効果を紹介します。

事例もあるので、トリプルバレルとはどういうものかを知っておくことにお役立てください。

この記事のまとめ
  1. トリプルバレルとはフロップ、ターン、リバーで3回連続でベットすること
  2. とても強いアクションである
  3. 相手にプレッシャーを与えることができる

この記事のライター
Chika 27歳・ポーカー歴4年
ライブトーナメント獲得賞金額1,500万円超

MTTが得意で年間7~8回ポーカーのために海外遠征する

トリプルバレルとは?

トリプルバレルとは?

トリプルバレルとは、フロップ、ターン、リバーで3発ベットすることです。

プリフロップでオープン(レイズ)した人がフロップでも続けてベットすることを「CB(コンティニュエーションベット)」と呼びます。

フロップでCBを打ち、ターンでもベットした場合、このベットを「ダブルバレル」と呼びます。

トリプルバレルは、チェックを挟まないのでとてもアグレッシブなアクションです。

とても強いハンドを持っている時にバシューで打つのはもちろん、逆に弱いハンドで相手を下ろすためのブラフを使うことがあります。

Chika

フロップから2連発打つのでダブルバレル、3連発でトリプルバレル、という考え方です。

トリプルバレルを打つとき打たれたときに考えるべきこと

トリプルバレルを打つとき打たれたときに考えるべきこと

まず、トリプルバレルはとても強いアクションだから相手に対して強いハンドを想定させることができます。

通常、フロップ、ターン、リバーで一度もチェックを挟まずに続けてベットするということはハンドがよほど強い主張になるのです。

ですが、とても強い時にだけトリプルバレルを打つと、他のプレイヤーに戦略がバレてしまうのでブラフで活用することもあります。

ベットしていく側にとって、ブラフを打ちやすいのは、フロップ>ターン>リバーの順です。

ダブルバレルまで打ってコールされた場合、トリプルバレルを打ってもコールされる可能性が高いので、ブラフでトリプルバレルを活用するには覚悟が必要です。

このトリプルバレルは、打たれた方もよほど強いハンドでなくてはコールするのも厳しいです。

相手がハイカードのブラフで打ち続けていると読むなら、ワンペアでコールを検討できますが、危ない橋ではあります。

相手がバリューなのか、ブラフなのかは全てのアクションとベット額などを振り返り相手のプレイスタイルを考えながら予測することが必要です。

Chika

フロップですでに役が強い時に、ターンやリバーで逆転されないように、相手を降ろしておきたいというプレイヤーもいます。
強いのに降ろしたい気持ちが表れているのでブラフのように見えることがあり、注意です。

トリプルバレルのメリット

トリプルバレルのメリット
トリプルバレルのメリット
  • 多くのハンドをブラフで降ろすことができる
  • バリューを多くとることができる
  • アグレッシブだと思われる

多くのハンドをブラフで降ろすことができる

ダブルバレルを打ち、リバーはチェックという場面が多い中、リバーまでトリプルバレルを打ちきる事は、よほど強いハンドでなければ難しいです。

なので、それを逆手に取ってしまえば、打たれた相手がそれなりに強いハンドを持っていたとしても降ろすことが可能です。

たとえば相手がトップペア(Aヒット)を持っていたとしても、トリプルバレルを打つと「少なくともツーペア以上のハンドだろう」と、自分が負けていると考えてフォールドしてもらえることが考えられます。

バリューを多くとることができる

シンプルにハンドが強い場合、バリューを多く取れます。

3発打って3回コールされて勝利すれば、大きいポットを獲得できます

より多くのチップを得るにはベット額のバランスも大切です。

相手がコールしそうな大きすぎず小さくないサイズを選択することも役立ちます。

ベットサイズについてはGTO Wizardなどのツールが有効ですので勉強をおすすめします。

GTO

GTO Wizardを使えば、どのハンドでトリプルバレルを打つべきなのかを勉強することができます。

アグレッシブだと思われる

バリューのつもりでも、ターンまでベット(ダブルバレル)したとして、相手に平気でコールされたら、相手もそれなりに強い可能性があるので、リバーでは慎重にチェックを選択する方が安全です。

ある程度慣れたプレイヤーはリバーでのベットに慎重になる傾向があります。

にもかかわらずリバーでもベットを選択してトリプルバレルを打ちきるとアグレッシブなプレイヤーだと周囲に印象付けられます。

アグレッシブなプレイヤーだと印象付けられると、トリプルバレルを警戒してもらえるので、ブラフのセカンドバレルにも降りてもらいやすくなります。

ポットを争う相手としてやりにくさを感じてもらえば、コールを避けられポット獲得率が高くなったりします。

Chika

アグレッシブに攻める方がチップを獲得しやすいと主張する書籍もありました。
遠慮しがちな人は何度かアグレッシブポーカーを試してみることが良いと思います。

トリプルバレルのデメリット

トリプルバレルのデメリット

ハンドが負けている場合もある

自分がベットし続けているのにもかかわらず相手がコールしてくる場合、自分が負けている可能性があります。

打たれた相手も強いハンドを持っているのに、レイズをせずにコール止めをしてくる場合があるので自分が「打たされている」という立場にもなりかねないです。

ターン、リバーでもベットをする場合、ベット額も大きくなっていくので相手を降ろせずに負けたら大きくなったポットを失うことになります。

相手がどんなハンドを持ってついて来ているのか慎重に考えることが必要です。

Chika

リターンが大きいメリットに対し、リスクも大きいというデメリットです。
状況や相手を読み、どれくらいのリスクを取るべきかを検討し、アクションを選択していくことになります。

トリプルバレルできるシチュエーションは少ない

トリプルバレルは非常に強い戦略ですが、トリプルバレルできるシチュエーションは少ないと言えます。

また、トリプルバレルに適したハンドは限られておりポラライズ(強いハンドと弱いハンドの両極端状態)しているので、適したハンドを選ぶのがやや難しいです。

ですが、トリプルバレルは相手に圧をかけることができるので、リアルマネーでプレイしている際より強いアクションとなります。

Chika

ブラフとバリューを混合したハンド群で行いましょう!

トリプルバレルを打ってみた

トリプルバレルを打ってみた

実際にトリプルバレルを打った事例を紹介します。

プリフロップでA♣️8♣️のハンドが配られました。

ボタンからレイズで参加します。

相手がコールし、フロップが開きました。

いきなりナッツフラッシュ(最強の役)が完成しました。

強いのでCBを打ちます。

ターンでも引き続きベットし、ダブルバレルを打ちました。

セカンドバレルにコールされ、リバーまできました。

自分の役は最強なので、バリューとしてトリプルバレルを打つチャンスです。

フロップの時点でフラッシュが完成するのはそうそう起きることではないので、相手はまさかこちら側にナッツフラッシュが完成しているとは思わずにコールし続けてきたのでしょう。

もし、相手が♣️を1枚でも持っていればこちら側にフラッシュができている可能性が少し下がることになるので、コールしやすくなります。

トリプルバレルを打ちました。

結果、ナッツフラッシュで勝利しました。

相手のハンドは分かりませんが、きっと♣️持ちのトップヒット(Kヒットの♣️持ち)や98のツーペアなどではないでしょうか。

相手はいずれもフラッシュには負けているので、どのベットに対してもレイズするにはリスクが高く、コール止めしておくしかないという状況だったと思います。

比較的大きなポットの獲得に成功しました。

Chika

この例はナッツフラッシュで安心してトリプルバレルを打てましたが、ブラフの時にもトリプルバレルを打つことを検討すべきです。
よくあるブラフハンドは、♣️のAが1枚だけあるもので、フラッシュと見せかけた大きいベットをすることが考えられます。

トリプルバレルに関するQ&A

トリプルバレルに関するQ&A
トリプルバレルに関するQ&A
  • トリプルバレルのベット額は大きい方が良い?
  • ブラフでトリプルバレルを打ってレイズされたらどうしたらいい?
  • トリプルバレルは多用しない方がいい?

トリプルバレルについてのよくある質問や疑問に答えていきます。

トリプルバレルのベット額は大きい方が良い?

ダブルバレルまでコールされていれば、ポット額が大きくなるので必然的にベット額も大きくなります。

ですが、トリプルバレルのベット額は相手のスタックサイズやボードの状況によります。

無駄に多くのチップをリスクにさらすことも避けるべきです。

もし、相手のハンドが予測できれば、安いベットで降ろすことを狙うことも可能です。

ブラフでトリプルバレルを打ってレイズされたらどうしたらいい?

ブラフのつもりでトリプルバレルを打って相手からレイズされた場合、相手のプレイを振り返りましょう。

通常、リバーでの相手からのレイズにブラフは少ないので素直にフォールドをしておけばよいところです。

プロがブラフにも負けているハンドでブラフし合う、という場面も見かけますが非常に稀です。

もちろん、基本はフォールドなのですが、相手がどういう意図でレイズしているのか考え、相手とボードによってはさらにブラフするという考えも良いでしょう。

トリプルバレルは多用しない方がいい?

トリプルバレルは非常に強力な戦略法ですが、過度に使用すると予測されやすくなります。

相手があなたのプレイを読みやすくなるため、適切なタイミングと状況で使用することが重要です。

ずっとトリプルバレルを打っていれば、相手もそれに気づいていつかブラフにコールされ、チップが少なくなってしまいます。

そうすると、トーナメントでは敗退して終了となってしまいます。

どういうハンドやボードの時にトリプルバレルが有効か、勉強していくことが重要です。

Chika

フロップの時点で既にトリプルバレルでオールインまですることを決めて、各ストリートのベットサイズを調整するという考え方もあります。

【まとめ】トリプルバレルについて

【まとめ】トリプルバレルについて

トリプルバレルとは、ポーカーの戦略用語の1つで、フロップ、ターン、リバーで3発ベットを行うアクションを指します。

この戦略は非常にアグレッシブで、通常、非常に強力なハンドを持っているときや相手を降ろしたいときに使用されます。

トリプルバレルを打たれた場合には、相手の行動やベット額を考慮し、相手のプレイスタイルを分析して、相手がバリューベットを行っているのか、ブラフを仕掛けているのかを予測する必要があります。

トリプルバレルのメリットには、多くのハンドをブラフで降ろすことができる点や、バリューを多く取れることです。

また、相手に対してアグレッシブなプレイヤーである印象を与えることができ、チップを獲得しやすくなる状況を作ることもできます。

一方、トリプルバレルのデメリットとして、ブラフのベットに相手がコールできるような場合や、強いのにレイズしてこなかった場合などに、損失が大きくなることがあります。

ベット額も大きくなるため、慎重に相手のハンドやプレースタイルを考える必要があります。