ポーカーの時給はいくらなの？稼げる額やコツを紹介

ポーカープレイヤーであれば、一度は「カジノに行って稼いでみたい！」と思ったことはあるのではないでしょうか。

最近では、アジア人プロポーカープレイヤーがカジノで活躍しているのをYouTubeで見ることも多くなりました。

彼らがどれぐらい稼いでるのいるのか、気になりますよね。

この記事では、ポーカーでどれぐらいの時給が稼げるのかについて紹介していきます。

ポーカーが上手い人の時給はいくらなの？

ポーカーはキャッシュゲームとトーナメントの2つのゲーム形式がありますが、今回はキャッシュゲームに絞って紹介します。

キャッシュゲームは、トーナメントより安定したプレイができるため、海外ではキャッシュゲームのプロの方が多いです。

時給については、プレイするレートによって様々のため、bb数換算をすることが多いです。

おおよそ、100ハンドプレイした場合に5bb以上勝っていれば、かなり勝てている方です。

では、100ハンドプレイして5bb勝てるプレイヤーと仮定した時に、時給にしてどれくらい出るのかを算出してみましょう。

ライブの場合

ライブキャッシュの場合、1時間にプレイできるハンド数は約30ハンド程度です。

そのため、(時給) = 5bb * 30/100 = 1.5bb と算出できます。

もし$1-3のレートに座っていた場合は、$1=150円とすると、時給675円。

$2-5の場合は、時給1,125円。

$5-10の場合は、時給2,250円となります。

オンラインの場合

オンラインの場合は、ライブよりも多くのハンド数をこなすことができます。

１面打ちの場合、1時間にプレイできるハンド数は約200ハンド程度です。

そのため、(時給) = 5bb * 200/100 = 10bb と算出できます。

もし$1-3のレートに座っていた場合は、$1=150円とすると、時給4,500円。

$2-5の場合は、時給7,500円。

$5-10の場合は、時給15,000円となります。

ただし、オンラインはライブよりもプレイヤーのレベルが高いことが多く、例えばライブで$5-10に座れている人でもオンラインの$5-10では勝てない、というケースも多いでしょう。

そのため、レートは1-2に落とし、その代わり5面打ちすることで、擬似的に5-10の状況を作り出すこともオンラインでは可能です。

ポーカーで時給を出す練習法・コツ

ポーカーで時給を向上させるための練習法やコツについて紹介します。

GTOツールを活用する

ポーカーで時給を向上させるためには、ポーカーのスキルを上げるのは不可欠です。

ポーカーは運だけでなく、戦略（実力）の要素も含まれるゲームです。

そのため、スキル向上は長期的な成功の鍵となります。

PioSOLVER、GTO Wizard などのツールは、ゲーム理論に基づいた戦略を学習するのに最適なツールです。

それらを使い、合理的なアクションやベットサイズを研究すれば、より期待値の高いプレーができるようになります。

具体的には、自分が直面したシチュエーションをGTO Wizardで入力していくと、GTO的に最適なアクションを提示してくれるのです。

このようにツールを活用し、さまざまなプレイを研究することで、より合理的なプレイが可能となり、収益を向上させることに繋がります。

弱いプレイヤーがいるテーブルを見つける

ポーカーは、カジノ対プレイヤーでの対戦ゲームとは異なり、プレイヤー同士が戦うゲームです。

プレイヤー同士の戦いで一番大切なのは、自分より強いプレイヤーと戦わないことです。

自分より強いプレイヤーと戦う場合、自分が搾取される可能性が高くなってしまいます。

まずは弱いプレイヤーがいるテーブルを見つけましょう。

弱いプレイヤーであれば、ミスプレイが多い、弱点や癖が分かりやすいなどの特徴があります。

そのプレイヤーにアジャストして、弱いプレイヤーからチップを奪うことを心がけましょう。

自分より強いプレイヤーが多い場合は、早めにテーブルを離れて資金マイナスを避けることも大切です。

ハンドレンジを暗記する

ハンドレンジとは、プリフロップで配られた２枚で、ゲームに参加するかしないかを判断するレンジ(範囲)です。

ハンドレンジの暗記が大切な理由は、プリフロップが一番多く遭遇する場面だからです。

頻出頻度が多いプリフロップでのミスを抑えられれば、その分ゲーム全体のミスも大幅に抑えらえます。

ハンドレンジを暗記した後は、相手のプレースタイルやテーブルの状況に応じて適切に調整することも大切です。

ポーカーの時給を出しやすい地域

ここからは、ポーカーの時給を出しやすい地域とそのカジノを紹介します。

アメリカ：ラスベガス

ポーカーを始めた人なら、誰もが一度は行ってみたいカジノの聖地であるラズベガス。

ラスベガスには数十軒以上のカジノが存在し、Bellagio（ベラージオ）、Aria（アリア）、Resort world（リゾート ワールド）をはじめ、巨大な施設が立ち並んでいます。

国内のポーカーYouTuberがプレイしているのを見たことはあるのではないでしょうか？

多くのカジノが立ち並ぶ分、様々なゲームとレートのテーブルが用意されているので、自分の好みに合わせてテーブルを選べます。

アメリカ：ロサンゼルス

ロサンゼルスも、ラスベガスに負けない魅力的な場所です。

例えば、世界最大のポーカールームを誇るCommerce Casino（コマース カジノ）や、ハイレートの生配信で有名なHustlercasino（ハスラーカジノ）があります。

また、ロサンゼルス国際空港から車で約15分の距離に位置するHollywood Park Casino（ハリウッドパークカジノ）は、空港の至近にあるため、様々なレベルの人たちが集まります。

フィリピン：マニラ

マニラもアジアで注目を集めるポーカースポットの一つです。

有名な施設としてはOkada Manila（オカダ マニラ）や City of Dreams Manila（シティ オブ ドリームス マニラ）があります。

マニラは世界と比べても低いレートのテーブルがあり、気軽にポーカーをやりたいという方にはおすすめのスポットです。

アメリカと比べて治安が不安な方もいると思いますが、タクシーで移動しておくなどの対策をしておけば快適に過ごせます。

韓国：仁川

韓国の仁川は、国内から最短で行ける海外のカジノとして多くのアジア人がポーカーのために訪れている国です。

中でもParadiceCityやSevenluckなどのカジノが展開されており、仁川空港から直結の場所に位置しているカジノも存在します。

定期的にAPT(Asia Poker Tour)などの世界的ポーカートーナメントも開催しており、キャッシュゲームの卓も立っているので是非一度行ってみましょう。

カンボジア：プノンペン

カンボジアは、首都は比較的栄えておりプノンペンでポーカーをプレイすることも可能です。

カンボジアにあるカジノは「NagaWorld」で、レストランやショッピングモール・Barも備えるカンボジア屈指の巨大IR施設です。

ポーカーのレベル感も非常に緩く稼ぎやすいので、世界中を回ってみたい人は一度訪れてみるのも良いでしょう。

高時給を出しやすいオンラインポーカーアプリ

ここまで、ライブポーカーでの時給が出しやすいエリアを紹介しましたが、なかなかまとまった時間が取れず、海外に行けない人も多いのではないでしょうか。

ポーカーで稼ぐには、オンラインポーカーアプリを用いる方法もあります。

オンラインポーカーが気になるあなたは、オンラインポーカーおすすめの記事で、稼げるアプリ・サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

KKPOKER(KKポーカー)

高い時給を出しやすいオンラインポーカーアプリとして挙げられるのが、KKPOKERです。

なぜなら、KKPOKERにはFLASHという最速のキャッシュゲームモードが搭載されているからです。

通常、Foldしたい場合でも自分の番が来るまで待つ必要がありますが、KKPOKERのFLASHでは、”Fast Fold”という機能により、自分の番を待たずしてFoldが可能で、即座に別のテーブルに切り替えて、別のハンドを受け取ることができます！

これによりハンド数を多くこなすことができるので、時給を上げることが可能です。

WPT Global(WPTグローバル)

WPT Globalは他社と比べると新しいオンラインポーカーサイト・アプリで初心者が多く稼ぎやすいと言われています。

さらに、 WPT Globalのボーナスコードを入力することで多くの特典を受け取ることができます。

WPT GlobalもFLASH機能が付いているため、多くのハンドをこなすことができます。

ポーカーの時給についての口コミ

実際にポーカーでどれぐらい稼いでいるのか気になりますよね？

カジノで稼いだ人たちの収支報告を見ていきましょう。

アメリカの2都市で時給51ドルを達成

普段ポーカーや競馬に関する漫画を描かれている、ずたむらさん。

2022年に約３ヶ月で、収支$20,640、時給$51を達成しています。

トーナメントの収支がマイナスでも、時給$51なら嬉しいですね！

【ポーカー・アメリカの収支報告】

5/18から7/21まで、ロサンゼルスとラスベガスで、キャッシュゲームを計401時間打ちました。

時給は51ドル。
収支は+20640ドルでした☺

（トーナメントは負けました😢） pic.twitter.com/fuqscc5WbW

— ずたむら（田村正一） (@zutamura) July 26, 2022

時給1万ドルを達成！

世界各地でプレイ動画をyoutubeに上げているくりもさんは、オーストラリアで時給$10,000を達成！

時給1万ドルの内容は、youtubeでも見られます。

計算したら時給1万ドルだわ💵

— くりも【ポーカートラベラーズ】 (@pokertraveler_k) November 11, 2023

マニラで時給42ドルを達成！

先ほどのポーカーの時給を出しやすい地域で紹介したフィリピン・マニラで時給$42を達成！

イベントが行われてる時期だと、トーナメントとキャッシュの両方をできるのも嬉しいですね。

帰国しました！

トナメ +9000ペソ
キャッシュ +59000ペソ
計 +68000ペソ

航空券高すぎだったけどちょいプラになった。トナメはメインを2発、サイド3発、インマネ1。

キャッシュは100-200（ドル換算2-4）を26時間打って+280BBなので時給10.5BBくらいでした

次はカンボジア🇰🇭

— TakuyaMakino (@takushambles) February 28, 2023

ポーカーの時給に関するQ&A

この章では、ポーカーの時給に関する疑問に答えていきます。

ポーカーのウィンレートとは何ですか？

プレイしたハンド数の中で、平均でどれだけの利益を上げているのかを示す指標です。

ドルだとレートの変動もあるため、100ハンドあたりにどれぐらいのBB数を稼げたかを表すことが多いです。

$1-2のテーブルで、100ハンドプレイして、プラス$6であれば、「3BB/100hand」と表します。

ポーカーで時給1,000円出すにはどのくらい勉強すればいいですか？

スキルや習熟度によりますが、充分な学習と実践練習が必要です。

時給で1,000円を得るには、オンラインキャッシュ(レート$0.5-1）の場合、200ハンドで6bb勝つ必要があります。

すなわちウィンレート3bb/100ハンドのため、先に紹介したGTO Wizardなどのツールを用いて勉強しながら、最低でも30,000〜50,000ハンド程度はこなしていくことが必要です。

100ハンド当たり何BB稼げればプロといえますか？

プロと言えるウィンレートは、100ハンド当たり5〜10BB程度と言われています。

ウィンレートで10BBあれば、プロの中でもかなり強い方です。

例えば、$5-10のテーブルで、ウィンレートが10BB/100handの場合、ライブの1時間あたりのハンド数は約30ハンドと言われているので、時給に換算すると3bb、すなわち約4,500円になります。

オンラインの場合は1時間200ハンドとすると、時給20bb、すなわち時給約30,000円にもなります。

時給が出やすいオンラインポーカーアプリはどれですか？

一番時給が出しやすいと言われているオンラインポーカーアプリは、KKPOKERです。

KKPOKERは初心者のプレイヤーが多いため、オンラインポーカーアプリの中で最も稼ぎやすいと言われています。

また上でも述べた通り、KKPOKERにはFLASHという最速のキャッシュゲームモードが搭載されており、自分のアクション順を待たずしてFast Foldできるため、通常のキャッシュゲームより多くのハンド数をこなすことができます。

ポーカーは稼げないですか？

ポーカーは「稼げる人は稼げる、稼げない人は稼げない」というのが実情といえます。

稼げる人の場合、たとえば2023年12月には一つの大会で勝つだけで、約4億2,000万円の賞金を獲得された、日本人プレイヤーのMasashi Oyaさんの例もあります。

これは世界最大のポーカー大会であるWSOPの例ですが、この大会だけでMasashi Oyaさんの年収は4億2,000万円になったわけです。

ポーカーの大会での勝利も含めると、4.5億円程度は行っていた可能性があるでしょう。

また、ここまで大きな金額は稼げなくとも、年間数百万円や数千万円を稼いでいるプロプレイヤーの方々は非常に多く存在します。

それらのプロの方々の中には、学歴が中卒という方も珍しくなく、ポーカーの研究を実践を積み重ね、人間力も磨いていれば誰でもたどり着ける可能性があります。

「努力すれば稼げる」という意味では「ポーカーは稼げる」といえるでしょう。

ポーカーで勝つと税金はいくらかかりますか？

ポーカーで勝って税金がいくらかかるかは、当然稼いだ金額によります。

納税が必要になる金額は、年間の利益（勝利金）が50万円以上となった場合です。

50万円未満であれば納税も確定申告も不要です。

税金がかかるのは「50万円を超えた分」であり、例えば51万円であれば「1万円」だけに税金がかかります。

仮に税率20％だとすれば2,000円で「年間51万円の利益だと税金は2,000円」ということです。

そう考えると、50万円を大きく超えない限り税金についてそれほど心配する必要はないでしょう。

なお、ポーカーの税金は「一時所得」に分類され、他の一時所得と合算されます。

そのため、例えばパチンコや競馬など他のギャンブルで収入があった場合、それらの収入と合わせて50万円を超えたら、納税が必要となります。

ポーカーの時給10BBはいくらですか？

ポーカーの時給10BBがいくらかは、そのテーブルでのBB（ビッグブラインド）がいくらかによります。

たとえば＄5-10のテーブルであれば、BBは10ドル（約1,500円）です。

この場合、時給10BBは「時給1万5,000円」となります。

さらに大きい＄10-20のテーブルであれば、時給10BBは「時給3万円」となります。

ポーカーで5bbの時給はいくらですか？

ポーカーで5bbの時給がいくらかは、そのゲームの「BBがいくらか」によります。

たとえば＄5-10のテーブルであれば、5BBは50ドルなので約7,500円です。

＄10-20のテーブルであれば、5BBは100ドルなので約15,000円です。

ポーカーの回収率は？

ポーカーの回収率はかなりの上級者で120％とされます。

これは以下のようなタイトルの電子書籍が出版されていることでもわかります。

【参考】年間回収率120%勝ち組ポーカープレイヤーの思考術｜amazon.co.jp

ブラックジャックやポーカーで巨額の資産を築いた、世界最大のギャンブラーとされていたアラン・ウッズの場合、回収率は103％だったとされます。

彼の場合は、資産1,000億円を運用し、毎年30億円を稼いでいたと伝えられています。

【参考】ポーカーの確率計算や競馬のオッズ比など…｜ヤフー知恵袋

実は年率3％という数字は、株式のインデックス投資など、ほぼノーリスクとされる投資でも出せる利回りです。

年間に1000億円を使うほど膨大な量のプレイをすると、ポーカーの利益率も株式投資に近づくということがわかるでしょう。

お金のことだけ考えると通常の投資の方が良さそうですが、好きなポーカーでインデックス投資のように安定的に稼げるのであれば、メリットがあると感じる方も多いかもしれません。

ポーカーで日本人最高額はいくらですか？

ポーカーで日本人最高額の賞金は、約4億2300万円($2,940,000)です。

これは、2023年12月3日から開催された、世界最大のポーカー大会であるWorld Series Of Poker(（WSOP）で、Masashi Oya（マサシオオヤ）さんが獲得された金額です。

このトーナメントは参加費が約1,400万円とWSOPシリーズの中でも最も高額なものです。

Masashi Oyaさんはこの優勝によって、累計の賞金総額でも日本人のトップとなりました。

【参考】世界最大のポーカー大会で日本人が優勝・獲得賞金は4億超｜PR TIMES

【まとめ】ポーカーの時給について

この記事では、ポーカーの時給について説明しました。

ポーカーで時給を稼ぐには、基礎的なスキルを身につけた上で、自身のレベルに合ったレートでプレイするのが大事です。

100ハンドで3BBを稼げれば良い方と聞くと、簡単に思えるかもしれません。

開始100ハンドで3BBを稼ぐことができても、数万ハンド以上プレイした時の収支がどうなっているかが大切です。

単発の結果ではなく、長期的な安定性が成功につながります。

たくさんのハンド数をこなしながら、定期的に自身のプレイを振り返り、改善点を見つけ出して、時給を向上させましょう。