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- ブラックジャックの表の見方を知りたい
- ベーシックストラテジーの早見表を見たい
- ベーシックストラテジー表の種類を知りたい
ブラックジャックの表とは『ベーシックストラテジー』という手法で用いられる早見表のことです。
このベーシックストラテジー表を駆使することは、ブラックジャックの代表的な必勝法・攻略法です。
本記事では、ブラックジャックの表(ベーシックストラテジー表)の見方や種類などを解説します。
ブラックジャックの表とは?
ブラックジャックの表とは「ベーシックストラテジーの早見表」のことです。
ベーシックストラテジーとは「自分のハンドとディーラーのハンドの組み合わせごとに、最適の選択肢」がまとめられた表です。
以下は、ベーシックストラテジーの表の例です。
例えば、ディーラーのアップカード(1枚だけ見せているカード)が5で、自分の手札の合計値が13~16であればS(スタンド)となります。
この場合は「カードを引かずにそのまま勝負した方が良い」というわけです。
より詳しい見方や表の種類は、これから解説していきます。
ブラックジャックのベーシックストラテジー表の見方
ブラックジャックのベーシックストラテジー表の見方をまとめると、以下の通りです。
- 合計値が8以下なら必ずヒットする
- 合計値が17以上なら必ずステイ(スタンド)する
- ペア手札がAとAなら必ずスプリットする
横の数字はディーラーのアップカード
横一列で並んでいる数字は、ディーラーのアップカードの数字です。
アップカードとは「1枚だけ表向きで見せるカード」のことで、これがディーラーの手札を推測する手がかりになります
縦の数字は自分の手札
縦の数字は自分の手札で「合計値」が書かれていることもあれば「2枚の組み合わせ」が書かれていることもあります。
例えば「12」など単独のカードであり得ない数字が書かれている場合は、合計値です。
逆に「3,3」や「A,2」など2つの数字が書かれている場合は、2枚のカードの組み合わせです。
「A2,A3」のように書かれていた場合は「Aと2」{Aと3」の組み合わせをそれぞれ意味しています。
H・S・D・Pの意味(DD・SP含む)
H・D・S・Pの文字の意味は、それぞれ以下の通りです。
アルファベット | 意味 |
---|---|
H(ヒット) | 続けてカードを引く |
S(スタンド/ステイ) | カードを引くのをやめる |
D(ダブルダウン) | 賭け金を最大2倍まで増やせる。代わりにあと1回しか引けない |
P(スプリット) | 現在の賭け金と同額を追加でベットすることで、同じ数字のペアを二手に分けてプレイできる |
ダブルダウンは「DD」、スプリットは「SP」と書かれることもあります。
(スプリットがPと書かれることが多いのは、スタンド・ステイとのかぶりをなくすためです)
ダブルダウンは現時点の手札がある程度強く「あと1回引くだけで十分勝てる」という場面で、勝利金を増やすために使う手法です。
スプリットは同じ数字のペアが出た時に使える手法で、例えば「8と8」のペアであれば、次は2回カードを引いて、それぞれの8と合わせます。
例えば「8と3」「8と10」になった場合「8と10」の方が18で21に近く断然有利です。
この場合は18を選択でき、単純計算で勝率が2倍高くなることが、スプリットのメリットです。
上記のようなブラックジャックのアクションについては「ブラックジャックのルール」の記事で詳しく解説しています。
ブラックジャックのベーシックストラテジー表の種類
ブラックジャックのベーシックストラテジーの早見表には、以下の3種類があります。
種類 | 内容 |
---|---|
ハードハンド | 自分の手札にAがない or Aがあるが1として数える |
ソフトハンド | 自分の手札にAがある(11として数える) |
ペアハンド | 2枚とも同じ数字のカード |
それぞれの表について解説していきます。
ハードハンド
ハードハンドとは「自分の手札にAがない」ハンドのことです。
1とも11ともカウントできるAがあると勝率が大きく上がりますが、そのAがなく難易度が高いため「ハード」と呼ばれます。
ハードハンドでのベーシックストラテジー表は、以下の通りです。
例えば自分の手札の合計値が「12」で、ディーラーのアップカードが「4」だった場合はS(ステイ/スタンド)であるため、カードは引きません。
12では21に全く届きませんが、ディーラーのアップカードが4で自分の2枚の合計値が12ということは、ローカード(小さい数字のカード)が多く場に出ています。
ということは、ディーラーのもう1枚のカードはハイカード(数字が大きいカード)の可能性があり、これから出るカードもハイカードである可能性が高くなります。
そのため、ディーラーがハイカードを引いて21を超える(バーストする)確率が、しない確率よりも高いためステイを選びます。
また、自分が引き続けた場合もバーストする確率が、しない確率よりも高いため、自分のバーストを避けるためにもステイを選びます。
逆にディーラーのアップカードが7以上になると、ハイカードがこれから出る確率が下がり、自分のバーストリスクも低く、逆にディーラーがバーストしてくれる確率も低くなります。
そのため、同じ12(自分の手札)の欄でも、ディーラーが7以上であれば全てH(ヒット=カードを引く)となっています。
なお、ハードハンドは「Aを1とカウントする場合のハンド」と言われることもありますが、わざわざ1に限定してカウントする理由がないため、ここではその定義を省いています。
ソフトハンド
ソフトハンドは「自分の手札にAがあり、11とカウントする」ハンドです。
最初から21が近づいている分、表の選択肢がハードハンドよりも限定され、シンプルになります。
左側の自分の手札が「Aと何の組み合わせか」で表示されています。
9より上(10・J・Q・K)がないのは、これらとAの組み合わせですでに21になり、その時点で勝ち(最悪でも引き分け)が確定しているためです。
(ブラックジャックでJ・Q・Kは全て「10」とカウントされます)
上の表の場合、例えば自分の手札が「A6」で、ディーラーのアップカードが「A」であれば、H(ヒット)です。
Aを11とするとA6は「17」であり、4を超えるカードを引くと21を超えてしまうリスクがあります。
しかし、Aは1ともカウントできるため、4を超えるカードが出たらAを1とカウントすれば良いのです。
リスクなく21に近づけるため、Hを選択します。
ペアハンド
ペアハンドは「最初に配られた2枚の数字が同じ」というハンドです。
「どの数字のペアになったか」で、以下のように表がまとめられています。
「J・Q・K」はブラックジャックでは全て「10」とカウントされるため「10,10」の欄を見ます。
ペアハンドでは、ハード・ソフトで登場しなかったP(スプリット)が登場します。
この理由は、スプリットは「同じ数字が出た時に、カードを二手に分けてそれぞれで独立した勝負を行う」という仕組みであるためです。
スプリットをした後は2枚のカードを引きますが、またペアが出ない限りは、二手に分けたカードそれぞれで別の合計値になります。
別の合計値になったら、Aがあるかないかでハードハンド・ソフトハンドに分かれるため、先ほどの2種類の表を再び見ます。
ブラックジャックの表なしですぐ使える攻略法
ブラックジャックのベーシックストラテジー表は便利ですが「表なしですぐ使える攻略法を知りたい」という人も多いでしょう。
そのような攻略法を挙げると、以下の通りです。
- 合計値が8以下なら必ずヒットする
- 合計値が17以上なら必ずステイ(スタンド)する
- ペア手札がAとAなら必ずスプリットする
合計値が11以下なら必ずヒットする
自分の手札の合計値が11以下であれば、必ずヒット(カードを引く)します。
理由は、最大の数字である10が出ても21ちょうどで勝つことができ、21を超えるバーストはあり得ないためです。
Aは11にもなりますが1にもできるので、合計値が11以下でAが出ても、やはりバーストはあり得ません。
また、バーストがあり得ないということは「それだけ21から離れている」ということであり、近づく必要もあります。
できるだけ大きなカードを引いて21に近づくためにも、11以下なら必ずヒットしましょう。
合計値が17以上なら必ずステイ(スタンド)する
自分の手札の合計値が17以上になったら、ステイ(スタンド)しましょう。
理由は、17以上になると21を超える「バースト」のリスクが高まるためです。
17の場合は4以下が出ればさらに強くなるのですが、4以下とは「A・2・3・4」の4通りのことです。
それ以上の「5・6・7・8・9・10・J・Q・K」の方が2倍以上多くなっています。
そのため、17以上でカードを引き続ける(ヒットする)と、バーストする確率がしない確率よりも2倍以上高いのです。
もちろん、その時点ですでに出ているカードにもよりますが、元の数が2倍以上であるため、どれだけ数字の大きいカードが場に出ていたとしても、バーストのリスクの方が高くなります。
上記の理由から、手札の合計値が17以上であればスタンドすべきと考えてください。
ペア手札がAとAなら必ずスプリットする
手札がAとAの場合は、必ずスプリットします。
スプリットはハンドを二手に分けてプレイできるため、単純計算で勝率が2倍になります。
Aは1・11のどちらとしても使えるため、勝率がさらに2倍で4倍になる、と考えるとわかりやすいでしょう。
(実際の勝率の計算はもう少し複雑ですが、おおよそこのようなイメージです)
逆にAとAでスプリットしない場合「1+1=2」「1+11=12」の2通りになり、2は最も21から遠い最弱のハンドとなるので、あり得ません。
12もごく平凡なハンドになってしまい、AとAという希少なペアで取るべき選択肢ではありません。
「11+11=22」は、21を超えてバーストしてしまうため、そもそも選択できません。
上記の通り「スプリットしない場合のメリットがない」という理由からも、AAでは必ずスプリットをすべきといえます。
ベーシックストラテジー表以外のブラックジャックの必勝法
ベーシックストラテジー表以外のブラックジャックの必勝法は、以下のように分類できます。
- カウンティング
- 投資法(マーチンゲール法・モンテカルロ法など)
カウンティング
カウンティングとは「場に出たカードの数値を記憶してこれから出るカードを予測する手法」です。
ブラックジャックの場合、カードを以下のように3つのグループに分けてポイント化します。
これらのポイントを数えるだけでよく、カードの数字まで細かく記憶する必要はありません。
カードの数字 | カウント |
---|---|
2・3・4・5・6(ローカード) | プラス1 |
7・8・9(ミドルカード) | プラスマイナス0 |
10・J・Q・K・A(ハイカード) | マイナス1 |
そして、それまでに場に出たカードの数値を上のルールで合算します。
合算した数値の結果は「プラスか、マイナスか、プラマイゼロか」の3通りに分かれ、それぞれ以下のように判断します。
合計値 | どう判断するか | 理由 |
---|---|---|
プラス | プレイヤーが有利 | 大きい数字が残っておりディーラーがバーストしやすい |
マイナス | ディーラーが有利 | 小さい数字が残っておりディーラーがバーストしにくい |
プラスマイナス0 | どちらでもない | 残っている数字に偏りがない |
カウンティングの詳しいやり方は「ブラックジャックのカウンティング」の記事を参考にしてみてください。
投資法(マーチンゲール法・モンテカルロ法など)
ブラックジャックの投資法とは「賭け金をいくらにするか」を決める方法です。
ベーシックストラテジー表とカウンティングが「ヒット・ステイ」などのアクションを決める手法であるのに対して、投資法は賭け金の「金額」を決める手法です。
アクションを決める手法ではありませんが「どのような賭け方をするか」は、ブラックジャックの最終的な損益に最も深く関わる部分です。
そのため、投資法もブラックジャックの重要な「必勝法・攻略法」の一つです。
ブラックジャックの投資法には、以下のような種類があります。
必勝法 | 内容 |
---|---|
マーチンゲール法 | 負ける度に賭け金を2倍に増やし続ける |
パーレー法 | 勝つ度に賭け金を2倍に増やし続ける |
ウィナーズ法 | 勝ったら賭け金を増やす |
グッドマン法(1235法) | 4連勝を目指して賭け金を段階的に増やす |
モンテカルロ法 | 紙に書いた数字から賭け金を決める |
10%投資法 | 常に自己資金の10%を賭ける |
31システム法 | 1セット$31を9回に分けて賭ける |
これらの投資法については「ブラックジャックの必勝法」の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】ブラックジャックの表とは?
ブラックジャックのベーシックストラテジー表は見方もシンプルであるため、初心者の方でもすぐ理解できるツールです。
ベーシックストラテジーやカウンティングなどの必勝法と合わせ、マーチンゲール法などの投資法も覚えることで、ブラックジャックでの勝率をより高めることができるでしょう。
ブラックジャックの表をプレイ中に見ることはリアルカジノでは禁止されていますが、オンラインカジノでは禁止されていません。
(プレイヤーが画面の向こうで表を見ていてもわかりません)
そのため、ブラックジャックの表の使い方をマスターしたいのであれば、オンラインカジノがおすすめです。
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