ポーカーのトーナメント戦略|特徴や性質・プレイの仕方まで紹介

目次
PokerChoiceを信頼できる理由
  • ポーカーの専門家5人による情報の提供・発信(ライター・監修者一覧
  • ポーカープロ・大型トーナメント上位者による記事監修
  • 実際の生データによる検証・実験
  • 第三者からの客観的な評価軸による発信(コンテンツ制作ポリシー

戦略や評価を含むPokerChoiceのコンテンツは、ポーカープロや国内外大型トーナメント上位者を含む編集者のチームによって監修されています。コンテンツ編集者は、編集の完全性に関するPokerChoiceの厳格なガイドラインに従います。

本記事はこんな方におすすめ!

・トーナメントを上手にプレイしたい人
・トーナメントの特徴を知りたい人
・キャッシュとトーナメントの違いを知りたい人

国内のポーカー人気は高まっており、店舗だけでなく、大型大会でトーナメントが毎月開催されています。

国内では、現金をチップとして扱うキャッシュゲームが違法であるため、トーナメントの方が多く行われています。

初心者の方は、大型大会で優勝や賞金獲得を目標にしている方も多いんじゃないでしょうか?

今回は、トーナメントの戦略に焦点を当てて解説します。

Masa

トーナメントとキャッシュゲームで戦略が大きく違うって言うのは聞いたことがあるけど、具体的にどう変わるのかについて知らないです。

Chika

トーナメントで勝つためにはトーナメントの戦略を身につけないといけないので、それについて本記事では解説していきます!

当記事のまとめ
  • トーナメントはチップの価値が変動することを理解することが大切
  • インマネラインを考えて、早めに行動する事を意識する
  • 自分のスタックと相手のスタックによって、取る戦略を変えることが重要

この記事のライター
Chika 27歳・ポーカー歴4年
ライブトーナメント獲得賞金額1,500万円超

MTTが得意で年間7~8回ポーカーのために海外遠征する

この記事のライター
Masa 30歳・ポーカー歴2ヶ月
転職を機に北海道から上京し、都内のアミューズメントポーカー店舗でポーカーと出会う。

初心者ながら、ポーカーの魅力を知ってから毎日勉強中

ポーカーのトーナメント戦略を学ぶ上で重要な考え方

ポーカーのトーナメント戦略を学ぶ上で重要な考え方

ポーカーには、「トーナメント」と「キャッシュゲーム」の2つ形式があります。

どちらも基本的なルールは同じであり、各ハンドの勝敗も同じ基準で判断されます。

しかし、ゲーム形式が異なるだけで、プレイヤーが採用すべき戦略も大きく異なります。

まずは戦略を学ぶ前に、トーナメントの特徴を2つ紹介します。

トーナメントの特徴
  • チップの価値と変動について
  • 賞金の獲得方法

チップの価値と変動について

キャッシュゲームでは、プレイヤーは賭けることができるチップの量がそのまま現金となります。

したがって、チップの価値は固定されており、時間が経過しても変動しません。

一方で、トーナメントでは、全員が同じ参加費で、同じ量のチップを持ってスタートします。

トーナメントは、時間が経過するにつれて、ブラインド(ゲームの参加費)が上がり、チップの価値も変動します。

同じトーナメントチップ30,000点でも、ビッグブラインド(BB)が200点のときは150BBですが、BBが1,500点のときはわずか20BBしかありません。

そのためプレイヤーは、ゲームの進行に合わせてタイミングに応じた戦略を採用しなければなりません。

Chika

ブラインドが変わるのでトーナメントでは、よりアグレッシブにプレーするようにしましょう。
また、トーナメントの多くはBBの他にアンティが採用されているので、より広いハンドで参加することが肯定されます

賞金の獲得方法

キャッシュゲームは、現金をチップとして使っているので、いつでも賞金の獲得が可能です。

そのため、目標となる金額を獲得したら、いつでもゲームを終了して利益を確定することができます。

一方トーナメントは、生き残った順位に応じて賞金が与えられます(一番長く生き残った1位に多くの賞金が与えられます)。

そのため、いくらゲームの途中でチップを多く持っていても、インマネの圏外で終わってしまうと、賞金は全く獲れません。

Chika

トーナメントでは自分のチップがなくなる(=飛ぶ)か、自分が1位になるか以外に終了方法がありません。
そのため相手のリスクを加味したオールインがキャッシュゲームよりも多くなります。

ポーカーのトーナメントの特徴や性質

ポーカーのトーナメントの特徴や性質

トーナメントは、ゲームが進行するにつれてさまざまな特徴や性質が現れます。

ポーカーのトーナメントの特徴や性質
  • ブラインドが上がる
  • バブルラインが存在する
  • オールインが多くなる
  • チップの価値が変化する

それぞれの特徴についての説明します。

ブラインドが上がる

トーナメントでは、一定の時間が経つ毎にブラインド(ゲームの参加料)が上がります。

キャッシュゲームでは、ブラインドはテーブルのレート毎に固定されているため、途中でブラインドの変更はありません。

最初のレベルはSB100、BB/Ante200など低いブラインドからスタートします。

しかし、時間が経つ毎にSB10,000、BB/Ante20,000のように、高額ブラインドに変化していきます。

これにより、プレイヤーは徐々に多くのチップを賭けることを余儀なくされ、積極的なプレイが必要な場面が出てきます。

ブラインドの上昇により、プレッシャーもかかり、自分のスタックに応じたプレイが求められます。

Chika

こまめにブラインドと自分のスタックの相対的評価をしましょう。
ブラインドが上がってくるので、チップを増やしていかないと生き残れなくなります。

バブルラインが存在する

キャッシュゲームは、好きなタイミングで退場して利益を確保できます。

しかし、トーナメントは、プレイヤーが賞金を獲得するためには、一定の順位に入る必要があります。

バブルラインとは、トーナメントであと1人が脱落すれば、入賞が確定する状態のことです。

Chika

例えば上位30人が入賞(インザマネー)のトーナメントで、残り31人の状況を「バブル」と呼びます。

バブルラインを超えれば、残っているプレイヤーは入賞が確定します。

バブルラインに近いタイミングでは特に慎重になる必要があり、その時点で持っているチップの量によってプレイの戦略が大きく変わります。

Chika

バブルラインで自分よりショートスタックのプレイヤーがいる場合、自分がそこで無理をする必要はありません。
ショートスタックが飛ぶまで耐えて、まずはインマネを狙うことも戦略の1つです。

バブルラインを意識して、リスクを最小限に抑えつつ積極的なプレイを心掛けることが成功への鍵となります。

オールインが多くなる

トーナメントが進行するにつれてブラインドが上昇するため、残存プレイヤーの平均BB数も減少していきます。

終盤に差し掛かると、全プレイヤーの平均スタックが30BB以下になることも珍しくありません。

そのため、ショートスタックのプレイヤーは、オールインを選択する状況が多くなります

キャッシュゲームではスタックが少なくなればチップの再購入が可能ですが、トーナメントはエントリー締め切り後にチップを足すことができないです。

つまりトーナメントでは、ショートスタックになってもそのスタックで戦わなければならず、プリフロップでオールインすることも珍しくありません。

チップの価値が変化する

トーナメントではブラインドや自分の持っているスタックによってチップの価値が変化します。

例えば、バブルラインで自分の持っているチップが少なかった場合、チップ1枚の価値が高くなります

逆に、チップを多く持っている人はチップ1枚の価値が低くなります

そのためチップを増やすことよりも減らさないことが優先されます。

これはトーナメントの特性上、飛ばないことが一番重要だからです。

ポーカーのトーナメントで使う戦略・勝ちやすくなる方法

ポーカーのトーナメントで使う戦略・勝ちやすくなる方法

先程紹介したトーナメントの特徴を理解した上で、 これからはトーナメント特有の戦略に焦点を当てていきます。

トーナメントで勝ちやすくなる方法
  • M値を学ぶ
  • 時間帯でプレイスタイルを変える
  • 序盤&エントリー締め切り前
  • エントリー締め切り後
  • インマネバブルやファイナルテーブルバブル
  • 相手にアジャストする
  • アグレッシブにプレーする

M値を学ぶ

M値とは、あと何周で自分のスタックが無くなるかを表す数値です。

M値が3の場合、すべてのハンドをフォールドした場合に、3周は耐えられるということを表します。

M値が高いとき、低いときによって戦い方を変えることが望ましく、その判断基準のために使われます。

M値の使い方
  • M値が高いとき(目安:20以上)・・・通常通りのプレイ
  • M値が低いとき(目安:10以下)・・・プッシュorフォールド寄りのプレイ

そんなM値の計算方法は以下のとおりです。

期待値の計算方法

M値 = 自分のスタック÷(SB+BB+Ante)

例えば、自分のスタックが残り30,000点で、SBが1,000、BB/Anteが2,000の時は、

M値の計算例

M値 = 30,000÷(1,000+2,000+2,000)

M値は6になるため、プッシュorフォールドで戦っていくことで利益を最大化させることができます。

トーナメントは生き残りをかけたゲームなので、ブラインドによって自然死することを避け、適切なタイミングでプッシュしてチップを取りに行きましょう。

Chika

自分よりM値が低いプレイヤーがいる場合は、そのプレイヤーからオールインされやすいので、各プレイヤーのチップを確認するのを忘れないようにしましょう。

時間帯でプレイスタイルを変える

キャッシュゲームと異なり、トーナメントでは時間帯でプレイスタイルを変えるのを有効的です。

いくつかの時間帯で分かれるので見ていきましょう。

時間帯でプレイスタイルを変える
  • 序盤&エントリー締め切り前
  • エントリー締め切り後
  • インマネバブルやプライズジャンプ前

序盤&エントリー締め切り前

この段階ではチップが十分にあり、ミスプレイを取り戻す余裕がありますし、リエントリーの機会もあります。

エントリー締め切り時に十分なチップを持っている場合は、プレイの選択肢が増えるため、積極的なプレイがおすすめです。

56などのスーテッドコネクターやローポケットなどの投機的なハンドも使いながら、チップを増やしていきましょう。

Chika

比較的スタックに余裕のある時間帯であるため、ICMではなく、チップEVでプレイするようにしましょう。

エントリー締め切り後

締め切り後のエントリー、リエントリーができないので、序盤より慎重なプレイが求められます。

慎重にプレイが求められる反面、1BBの価値が非常に高くなっているので、過度に慎重になるとチップが削られてしまいます。

トーナメント後半は、ショートスタックやビッグスタックのプレイヤーが混在するため、相手のスタックを見ながらプレイしましょう。

Chika

チップがなくなると敗退となるため、チップを多く持っているプレイヤーは相手にプレッシャーをかけることも重要になります。

インマネバブルやプライズジャンプ前

チップの量より、自分の順位を一つあげることの方が非常に価値が高い局面。

ミドルスタックの場合は、ショートスタックが飛ぶまで動きづらくなり、チップリーダーの場合は、そんなミドルスタックのプレイヤーに対しプレッシャーをかけていく戦略がとられます。

Chika

とにかく自分のスタックと相手のスタックによって、取るべき戦略が変わっていきます。
耐えるも良し、プレッシャーをかけにいくも良し。相手をよく観察して判断しましょう!

相手にアジャストする

相手のプレースタイルや傾向を把握し、その情報に基づいて自分のプレイを調整することは、ポーカートーナメントで成功するための重要なスキルです。

タイトなプレイヤーには積極的に、アグレッシブなプレイヤーには慎重に対応するなど、相手のプレースタイルに対応したプレイを心掛けましょう。

ポーカーは相手の心理を読むことが不可欠なゲームです。

相手のプレースタイルや傾向を把握し、それに合わせて柔軟にプレイすることで、有利な局面を作り出すことができます。

Chika

相手にアジャストして最大の利益を生み出そうとする戦略をエクスプロイトと言います。

アグレッシブにプレーする

トーナメントはキャッシュゲームと違い、ブラインドが決められた時間ごとに上がっていきます

そのため何もせずにしていると、ブラインドでチップがどんどん減ってしまいます

また、アグレッシブにプレーすることによって相手により大きいプレッシャーを与えることもできます。

Chika

何もしていないとチップが減ってしまうため、トーナメントはアグレッシブにプレイすることが肯定されます。

ポーカーのトーナメントのハンドレンジ

ポーカーのトーナメントのハンドレンジ

トーナメントはもっているスタックやシチュエーションによってハンドレンジが大きく異なります。

そこで、トーナメントのハンドレンジの違いをGTOを使って説明していきます。

また、同じスタックのキャッシュゲームとのハンドレンジの違いも紹介していきます。

GTO Wizardの中に出てくる色は赤がレイズ青がフォールド緑がコール濃い赤がオールインです。

より詳しいハンドレンジを見たい!という人はPokerChoiceのハンドレンジの記事を参考にしてください。

ポーカーのトーナメントのハンドレンジ
  • トーナメント8Max,100bb
  • キャッシュゲーム8Max,100bb
  • トーナメント8Max,50bb
  • トーナメント8Max,30bb
  • トーナメント8Max,20bb
  • トーナメント、バブル

トーナメント8Max,100bb

トーナメントの序盤でスタックがまだ深い状態の時のハンドレンジをGTO Wizardを使って説明していきます。

トーナメント8Max,100bb
  • UTG
  • CO
  • BTN
  • SB
  • BB

UTG

UTG

これがUTGのハンドレンジです。

ポーケットペアは全て、ブロードウェイのスート系のハンドでレイズすることになっています。

リンプで参加する選択肢はないのでそこに注意しましょう。

98s以下のスーテッドコネクターは基本的にフォールドするようにしましょう。

Chika

トーナメント序盤の100bb以上のスタックがある場合には、スタックに余裕があるためハンドを選んで参加するようにしましょう。

CO

co

COはポストフロップでポジションが良いので広いハンドレンジで参加することになります。

AxsやKxsなどが全てオープンするようになります。

他にもブロードウェイを含んだスートハンドを多くオープンするようになります。

Chika

ポーカーにおいてポジションの優位性は非常に大きいため、より広く参加することが肯定されます。

BTN

BTN

BTNは最も良いポジションであり、尚且つ後ろに控えているプレーヤーが少ないため非常に広いレンジで参加することになります。

スーテッドハンドをより広くオープンするようになります。

BTNで降りすぎている人はこれを参考にしてみてください。

Chika

BTNでのプレイは人によって降りすぎている人と、レイズしすぎている人がいます。

SB

SB

トーナメントの序盤でスタックが深い時はSBはほとんどレイズすることがありません。

全体の約80%はコールで参加します。

Chika

BBがほとんどの場合コールするため、フォールドエクイティを稼ぐことができません。

BB(対BTN)

BB(対BTN)

BTNのオープンに対するBBのハンドレンジになります。

80%のハンドレンジで参加し、一部のポケットやスーテッドハンドで3betを返します。

Chika

ライブポーカーではBBからの3betが強いハンドに寄っていることが多いため、より投機的なハンドで3betを返すべきであることが見て取れます。

キャッシュゲーム8Max,100bb

キャッシュゲーム8Max,100bbはトーナメントとはハンドレンジが大きく異なるため、その違いについて紹介していきます。

アンティのないキャッシュゲームを想定しています。

キャッシュゲーム8Max,100bb
  • UTG
  • CO
  • BTN
  • SB
  • BB

UTG

UTGからのオープンレンジは非常に狭くなっています。

前述したトーナメントのハンドレンジと比べてもローポケットがフォールドに回っています。

アンティがない+レーキが発生するため、より狭いレンジで参加することになります。

レーキとは
  • 毎ハンドごとに発生するカジノ側に支払われる手数料のこと
  • レーキはカジノによって異なっていて、大体ポットの5~10%の間くらいのことが多い
Chika

参加率が高くなってしまうと、その分だけレーキを多く取られてしまいます。

CO

CO

トーナメントと比べると、狭くなっているのがわかります。

キャッシュゲームをメインでプレーするという人は覚えておくべきです。

BTN

BTN

BTNのキャッシュゲーム100bbのハンドレンジになります。

BTNであったとしてもオープンは約40%ほどです。

キャッシュゲームにおけるレーキとアンティなしの考えは常に頭の中に入れておく必要があります。

SB

Sb

プリフロップでコールで参加するのは、SBとBBだけです。

それ以外のポジションはレーキを加味してもレイズで入ることになります。

SBはもともと0.5bb払っているため、コールではいることが肯定されます。

BB(対BTN)

BB(対BTN)

BBは広くオープンするBTNに対してもフォールドする頻度は約50%ほどあります。

トーナメントと違いアンティを払っていないため、コールに必要な勝率がトーナメントよりも上がっています。

Chika

普段あまりトーナメントをプレーしない人からすると、トーナメントのハンドレンジは広すぎるかもしれませんが、アンティとレーキの有無からこれらの理由を理解することができます。

トーナメント8Max,50bb

トーナメント8Max,50bbのハンドレンジをGTO Wizardを使って詳しく説明していきます。

トーナメントの中盤はこのくらいのスタック量になることが多いです。

トーナメント8Max,50bb
  • UTG
  • CO
  • BTN
  • SB
  • BB

UTG

utg

UTGのオープンレンジは100bbの時と比べてほとんど同じです。

Chika

トーナメントのUTGのレンジはこのレンジを覚えましょう。

CO

co

COのオープンレンジも100bbとほぼ変わりません。

オープンに対して3betが返ってきた時は4betオールインのレンジがあるため、100bbの時とハンドの使い方が大きく異なります。

Chika

50bbと100bbのオープンレンジに違いはほとんどありませんが、3betレンジや4betレンジが大きく異なります。

BTN

btn

BTNのハンドレンジも50bbと100bbでほとんど変化はありません。

3betや4betレンジが異なるため、それを優先して覚えるようにしましょう。

Chika

3betや4betのハンドレンジはどのポジションの人がオープンしたかによっても異なるため、少し複雑になっています。

SB

sb

SBのハンドレンジは100bbの時とは違い、レイズの割合が増えています。

エフェクティブスタックが減っているため、SBのレイズに対してフォールドするハンドも増えています。

Chika

SBとBBは混合戦略になってくるため、難しいです。

BB

bb

BTNのオープンに対するBBのハンドレンジです。

ミドルポケットとブロードウェイのオフスートで3betを多く返しています。

逆に比較的ポストフロップを戦いやすいスートハンドを多くコールに回しています。

Chika

もう少しスタックが浅くなってくると、スートで3betオールインをするようになってきます。

トーナメント8Max,30bb

トーナメントの30bbは中盤から終盤にかけてより実力が出やすいスタック帯だと言われています。

この時間帯をうまくプレーできる人はインマネする確率が高くなります。

20~30bbのハンドレンジが一番重要になるため、ここを一番重点的に学習しましょう。

トーナメント8Max,30bb
  • UTG
  • CO
  • BTN
  • SB
  • BB

UTG

utg

50bbの時とほとんど変わりませんが、ローポケットよりもAハイやKハイの方が優先して使われます。

相手のAAやKK,Akなどのプレミアハンドをブロックしているハンドだからです。

Chika

30bbになると3betオールインのレンジがあるため、相手の強いハンドをブロックしているハンドの方が良いです。

CO

30bbになると、AxのオフスートやQxのスートでより広くオープンするようになります。

A,K,Qハイの価値が高くなり、ローポケットなどの価値が低くなります。

Chika

ローポケットよりもAハイなどのハイカードが強いハンドでオープンするようにしましょう。

BTN

btn

30bbでは、BTNのオープンレンジも狭くなり、よりAハイやKハイに寄っています。

22すらフォールドすることになっています。

Chika

30bbは非常に重要な場面なので、優先的に覚えるようにしましょう。

SB

sb

SBの30bbは50bbの時と比べてレイズの頻度が高くなります。

これは1bbの価値が高くなり、フォールドエクイティを稼ぐことがより重要になるからです。

BB

BBはBTNのオープンに対して3betオールインを返すレンジが発生します。

フロップを見るとほとんどオーバーカードが落ちてしまうポケットペアはオールインを返すことで、フォールドエクイティを実現します。

他は相手のAやKをブロックしているハンドでオールインを返します。

Chika

30bbのオールインに対してBTNがコールできるハンドはほんの一部であるため、この3betオールインは非常に有効な作戦です。

トーナメント8Max,20bb

トーナメントの終盤では20bb付近で戦うことも多いです。

順位をいくつあげられるかが非常に重要なため、20bbをうまくプレーできるようにしましょう。

トーナメント8Max,20bb
  • UTG
  • CO
  • BTN
  • SB
  • BB

UTG

トーナメントの20bbはスタックが浅いため、オープンに対して3betオールインが入ることも多くなります。

そのため、オープンするハンドはなるべく相手のオールインするハンドをブロックしているAやKを含むハンドが適しています。

そのため、ローポケットはフォールドすることが多くなります。

Chika

ハイカードの価値が高くなるんですね。

CO

COには一部コールするレンジが含まれています。

なるべくハイカードの強いハンドでオープンすることに変わりはありません。

Chika

実際にプレーしていたらコールではなく、レイズで大丈夫です。

BTN

btn

BTNからはコール・レイズ・オールイン・フォールドの選択肢があります。

1bbの価値が非常に高くなっているため、コールをしてフロップを見に行くという作戦が取られます。

また、プレミアハンドの一部をコールに回してトラップするのも作戦の一つです。

Chika

bb数が浅いため、プリフロップでコールをしたとしてもリバーまでにオールインをすることができます。

SB

sb

ローポケットと、Axのオフスートでオールインをします。

レイズはAAやKKなどのプレミアハンドに混ぜて、Aハイや Kハイで多くします。

スートハンドはプリフロップは全てコール以上のアクションを取ります。

BB

bb

BBはBTNのレイズに対してさらに刻んでレイズをすることはありません。

3betオールインをするか、コールをするか、フォールドをするかになります。

ポケットペアとAハイはほとんどオールインになります。

加えて、2枚ともブロードウェイの場合はオールインすることがほとんどです。

Chika

AAやKKをレイズしないのは、スタックが浅いため、リバーまでにオールインをすることができるのと、他のコールするハンドを守るためです。
コールした時に弱いハンドだけになってしまうと簡単に相手にオールインされてしまいます。

トーナメント,8Max,30bb(バブル)

トーナメントのバブルの場合は、賞金を獲得するために通常の状態よりもハンドが広くなったり、狭くなったりします。

ショートスタックの人はハンドレンジが狭くなり、チップを多く持っている人はハンドレンジが広くなります。

これはキャッシュゲームにはなくトーナメントだけの考え方のため、トーナメントをプレーする人は覚えておくべき考え方です。

トーナメント8Max,30bb(バブル)
  • UTGのスモールスタックの場合
  • UTGのビックスタックの場合
  • COのスモールスタックの場合
  • COのビックスタックの場合
  • BTNのスモールスタックの場合
  • BTNのビックスタックの場合
  • SBのスモールスタックの場合
  • SBのビックスタックの場合
  • BBのスモールスタックの場合
  • BBのビックスタックの場合

UTGのスモールスタックの場合

UTGのスモールスタックの場合

前述した20bbの時よりもハンドレンジが異様に狭くなっていることがわかります。

バブルではインマネすることが優先されるため、チップを減らさないプレーが肯定されます。

Chika

ショートスタックの人はチップ1枚の価値が高くなっているため、ハンドレンジを狭くせざるを得ません。

UTGのビックスタックの場合

utgビックスタック

UTGがビックスタックの場合は、ショートスタックの時と比べてハンドレンジが非常に広くなります。

オールインに一度負けても敗退することがないため、このようなハンドレンジでプレーすることができます。

Chika

バブルの時にビックスタックだとスタックを増やせるため、バブルより前はテーブルでチップリーダーになることを目指してプレーします。

COでショートスタックの場合

COにも関わらず80%以上をフォールドします。

飛ばないことが最優先されるため、オールインするハンドはごく一部になっています。

Chika

ショートスタックの人はなるべくアクションを起こさずにインマネを待ちましょう。

COでビックスタックの場合

coでビックスタック

ビックスタックの場合は非常に広いハンドでオープンレイズをして、ブロードウェイを含んだスートハンドでオールインをすることもあります。

この状態のCOはオールインをして負けたとしても、チップが多く残るためオールインで後のプレーヤーにプレッシャーをかけることが正当化されます。

Chika

実際にライブポーカーでGTO通りにオールインに対してコールできる人は少ないため、このレンジよりももっと広くオールインをしても良いと思います。

BTNでショートスタックの場合

btnでショートスタックの場合

BTNでショートスタックの場合も通常のハンドレンジと比べて非常に狭いレンジでプレーする必要があります。

ブロードウェイ同士のスートハンドでオールインをする頻度を作っています。

Chika

基本的には簡単にオールインをするのではなく、レイズをすることで少しでも飛ぶリスクを下げるような戦い方をするようにしましょう。

BTNでビックスタックの場合

btnビックスタック

BTNでビックスタックの場合、後ろにプレーヤーが2人しか残っていないことに加えて、一度のオールインで敗退する心配がないため、広いレンジでオールインをすることができます。

この際には多くのスートハンドで行うようにしましょう。

Chika

残りのプレーヤーの全員をカバーしている場合、オールインをする頻度が高くなり、コール側の方は狭いレンジで戦うことを強いられるため、ほとんどの場合フォールドさせることができます。

SBでショートスタックの場合

SBでショートスタックの場合も、他のシチュエーションの時と違い、コールをするレンジがなくなります。

オールインのレンジの中に少しだけレイズが入っています。

Chika

SBですが、バブルでショートスタックの時はハンドレンジは狭くなるため、意識してプレーするようにしましょう。

SBでビックスタックの時

sbでビックスタックの時

SBでビックスタックの時はほぼ全てのハンドでレイズ以上のアクションを取ります。

BBしか後ろにいないため、リレイズオールインを返される頻度も少なくなります。

Chika

BBのスタック量にもよりますが、私はほぼ全てのハンドでオールインをしています。

BBがショートスタックの場合(対BTNのビックスタック)

ビックスタックのBTNのオープンに対するBBのハンドレンジです。

ポケットとAハイでオールインをしてその他のハンドはコールもしくは、フォールドになっています。

スーツはオフスートよりもコールに回ることが多いですが、そのレンジは通常よりもだいぶ狭くなっています。

Chika

BBでもビックスタックのオープンに対してはフォールドすることが増えます。

BBがビックスタックの場合(対BTNのショートスタック)

ショートのBTNのオープンに対するBBのハンドレンジです。

Aハイ、Kハイ、Qハイで多くのオールインを返しています。

Chika

ライブポーカーではBTNのショートスタックの刻んだレイズはプレミアハンドであることがほとんどであると感じるので、オールインするべきハンドをコールに止めることも多いです。

ポーカーのトーナメントの練習方法

ポーカーのトーナメントの練習方法

ここではポーカーの練習方法について紹介します。

ポーカーのトーナメントの練習方法
  • フリーロールに参加する
  • ハンドレンジを覚える
  • 全てのアクションに理由を持つ

フリーロールに参加する

まずは実践を重ねて、経験を積むことをお勧めします。

フリーロールは、コストをかけずにトーナメントの経験を積む絶好の機会です。

フリーロールであれば、試したことないのプレイスタイルを実験するのにも最適です。

KKPokerのフリーロールは毎週開催されているので、参加しない手はないです。

Chika

無料でプレイできるアプリを、「ポーカーアプリおすすめ人気ランキング」 で紹介しています。
自分の好みに合わせてアプリを選びましょう。
またフリーロールを行っているアミューズメントカジノもあります。

【当サイト限定】登録するだけで$5獲得!

ハンドレンジを覚える

ハンドレンジとは、プリフロップで配られた2枚で、ゲームに参加するかしないかを判断するレンジ(範囲)です。

プリフロップがプレイヤーが一番多く遭遇する場面なので、プリフロップのミスを減らせればゲーム全体のミスも大きく減らせます。

Chika

ハンドレンジの暗記は、後に紹介するGTOツールを使えば、無料で勉強もできます。
ハンドレンジに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。

全てのアクションに理由を持つ

ポーカーは、不完全情報ゲームでもあり、運の要素が強いゲームです。

しかし、なんとなくという理由でプレイを続けても決して上手くなりません。

大事なのは、どのアクションを選択したのかではなく、どのような理由でそのアクションを選択をしたのかです。

なぜそのタイミングでベットするのか、なぜフォールドするのか、全てのアクションに理由を持つことで、自分のプレイに反省すべきポイントがないか振り返ることができます。

Chika

アクションの復習はGTO Wizardがおすすめです。
ハンドの分析だけではなく、実践練習をすることもできます。

ポーカーのトーナメント戦略に使うツール

ポーカーのトーナメント戦略に使うツール

ポーカーを勉強するうえで、GTO戦略の学習は最も効果的と言われています。

Chika

GTO戦略とは、Game Theory Optimalの略でゲーム理論に基づいた最適な戦略です。
GTO戦略を忠実に再現できれば、負けることは無いとまで言われています。

そこで、ここからはGTO戦略を学ぶ上で必要なGTOツールを紹介します。

GTOツール
  • GTO Wizard
  • PokerSnowie
  • PioSolver
  • Poker Solver +

GTOWizard

GTOWizard

GTOWizardは、GTOツールの中でも最も人気のあるアプリケーションです。

様々な機能を駆使して、自分が気になったハンドをどのアクションするべきだったか振り返る、GTOを元にしたコンピューター相手に実践形式の練習が可能です。

GTOWizardは既に計算された結果を表示するため、高スペックなパソコンも必要ありません。

多角的な勉強法を実践したい人にオススメのツールです。

以下のリンクからGTOWizardに登録すると、10%OFFで初回購入が可能なので、ぜひ登録してみてください。

当サイト限定10%OFF!

PokerSnowie

PokerSnowie

Poker SnowieはAIの最新技術を駆使したトレーニングツールです。

Snowieはトレーニング、分析、ハンド解析の機能を備え、スマホでも使える手軽さも特徴の一つです。

人工知能による機械学習をベースにしたツールなのでGTOとは異なるベースですが、使用料金も安いためコスパよく学べるツールです。

本格的なGTOを学ぶならSnowieで

PioSolver

PioSolver

Piosolverは入力した情報を解析し、GTO戦略を表示してくれる計算ツールです。
先ほど紹介したGTOWizardが解析に使用しているのも、Piosolverです。

GTOWizardは既に計算済みの結果を表示しますが、Piosolverは細かい設定を入力をして計算をしてくれるツールなので、より突き詰めたい人にはオススメのツールです。

Piosolverは計算ツールなので、ハイスペックのパソコンでないと使いこなせないのが難点です。

Poker Solver+

Poker Solver+

Poker Solver+は、スマホでGTO解析が行える便利なトーナメント戦略ツールです。

アプリ内に既に解析済みのデータが組み込まれているので、情報を入力するだけで瞬時に正解を導き出してもらえます。

簡易的なプリプロップソリューションも用意されており、サポート対応も充実しているのでGTO解析をスマホで行いたい方は是非ダウンロードしてみましょう。

Chika

私はいつもライブポーカーで疑問点があれば、すぐ調べるようにしています。

ポーカーのトーナメントが上手い人・強い人を調査

ポーカーのトーナメントが上手い人・強い人を調査

ポーカーのトーナメントにて、上手いもしくは強いと言われる人を調査しました。

ここでは、世界で活躍するプロのポーカープレイヤーを紹介します。

ポーカーのトーナメントが上手い人・強い人
  • Bryn Kenney(ブライン・ケニー)
  • Daniel Negreanu(ダニエル・ネグラヌ)
  • Isaac Haxton(アイザック・ハックストン)

Bryn Kenney(ブライン・ケニー)

名前Bryn Kenney/ブライン・ケニー
生年月日1986年11月1日(年齢:37歳)
出身地アメリカ、ニューヨーク州
生涯獲得賞金$65,075,688(2023年12月時点)

1人目に紹介するのはBryn Kenney(ブライン・ケニー)です。

ブライン・ケニーは、アメリカのニューヨーク州で生まれ育ったプロのポーカープレイヤーです。

Chika

世界の生涯獲得賞金ランキングでは、2023年12月時点で第一位となっています!
(参照:The HENDON MOB)

ハイローラーイベントの常連として有名で、2019年にロンドンで開催された「Triton Poker Super High Roller Series」では、ライブトーナメント史上最高額となる$20,563,324(約26億円)を獲得しています。

Daniel Negreanu(ダニエル・ネグラヌ)

名前Daniel Negreanu/ダニエル・ネグラヌ
生年月日1974年7月26日(年齢:49歳)
出身地カナダ、オンタリオ州トロント
生涯獲得賞金$51,536,999(2023年12月時点)

2人目に紹介するのはDaniel Negreanu(ダニエル・ネグラヌ)です。

ダニエル・ネグラヌは、カナダのトロント出身のプロポーカープレイヤーです。

WSOPブレスレッドを6つ獲得したり、WPTチャンピオンシップタイトルを2つ獲得、WSOP年間最優秀プレイヤーに2度選出されるなどいくつもの偉業を成し遂げています。

WSOP2024の$50000Poker Player Championshipで優勝し、7つ目のブレスレットを獲得しています。

優勝賞金は$1,178,703です。

Chika

WSOPのFT(ファイナルテーブル)に進出した回数は驚異の39回だそうです!

ダニエル・ネグラヌの強みは卓越したハンドリーディングです。

テーブルではよく喋ることが印象的で、相手プレイヤーの仕草や会話、アクションからハンドを予想する能力に長けています

その凄さがわかる動画がありましたのでぜひご覧ください↓

Isaac Haxton(アイザック・ハックストン)

名前Isaac Haxton/アイザック・ハックストン
生年月日 1985年9月6日(年齢:38歳)
出身地アメリカ、ニューヨーク州
生涯獲得賞金$45,361,012(2023年12月時点)

最後に紹介するのはIsaac Haxton(アイザック・ハックストン)です。

アイザック・ハックストンは、アメリカ・ニューヨーク州出身のプロポーカープレイヤーです。

18歳にポーカーを始め、2007年開催のWPTチャンピオンシップイベントで初のトーナメント優勝を果たしています。

2023年に出場したトーナメントのほとんどで、ファイナルテーブルまで残るという驚きの結果を残しており、2023年内の獲得賞金ランキングでは第一位となっています。

Chika

今最も勢いのあるポーカープレイヤーの一人と言えるでしょう

ポーカーのトーナメントが強い人の特徴

ポーカーのトーナメントが強い人の特徴

ポーカーのトーナメントでこの人よく勝ってるな、っていう人が周りにいませんか?

そんな人たちにはある共通点があります。

そこでこの章では、トーナメントでよく勝っている人がどんな特徴があるのかについて解説していきます。

トーナメントが強い人の特徴
  • 常にフィッシュを狙って搾取している
  • 相手に合わせて柔軟にプレーを変えることができる
  • メンタルのコントロールができる
  • 継続的に学習し、改善する

常にフィッシュを狙って搾取している

トーナメントで勝ち上がるためには、同卓している人のレベルを判断し、より利益を見込めるフィッシュを相手にするように心がけています。

フィッシュとは

ポーカーが下手な人のこと

自分よりも格上プレーヤー相手にはレンジを狭めて戦い、フィッシュ相手にはよりレンジを広げて狙いに行くことでチップを積む機会を増やしに行くことができます。

また、なるべくヘッズアップでフィッシュと戦うために、格上プレーヤーをフォールドさせるようなベットを使うこともあります。

Chika

ライブトーナメントではテーブルが一日変わらないこともあるので、プレーヤーの特徴をなるべく早く掴んで戦うことが重要です。

Masa

プレーヤーの特徴はどういったところを見れば良いのですか?

Chika

まずは、その人の持つ雰囲気を観察してます。
そのあとは、ショーされたハンドや、フォールド頻度、コール頻度、レイズ頻度、ブラフ頻度などを見ています。

相手に合わせて柔軟にプレーを変えることができる

相手のプレーの特徴を掴んでいても、それを搾取するプレーができなければどうしようもありません。

上手なプレーヤーは相手に合わせて柔軟にプレーを変えることができます。

ベットが多いプレーヤーにはチェックレンジを強めたり、タフにコールするプレーヤーにはブラフの頻度とバリューの加減を下げたりします。

特にフィッシュを相手にしている時は、自分が搾取されることはないのでバランスを意識せずにプレーするべきです。

Chika

格上プレーヤーを相手にするときはバランスを意識して、フィッシュを相手にする時にはバランスを無視してプレーします。

メンタルのコントロールができる

メンタルのコントロールができることもトーナメントが強い人の特徴です。

メンタルが平常ではない状態でプレーしていると、通常よりも多くコールしてしまったり、ブラフしてしまったりしてバランスが崩れてしまう可能性があります。

常に冷静にプレーできるようにしておくこともトーナメントで勝ち上がるために必要な条件です。

Chika

フェイバリットで負けた後にプレーが雑になってしまい飛んでしまう人をよく見ます。
ポーカーは運の絡むゲームなので仕方ないと割り切ってプレーに集中しましょう。

継続的に学習し、改善する

トーナメントに限らず、ポーカーが上手な人は継続して学習している人がほとんどです。

トーナメントの戦略は日々変化していてそれに対応できない人は淘汰されてしまいます。

現状に満足せず、継続的に学習し、改善することができるプレーヤーは強いです。

Chika

プレーしていてわからなかったスポットを後でGTOにかけて解析してみるのがおすすめです。

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トーナメントをプレーする際の注意点

トーナメントをプレーする際の注意点

トーナメント をプレーする際にいくつかの気を付けなくてはならないことを紹介していきます。

トーナメントをプレーする際に注意すること
  • 自分のスタックと相手のスタックを常に確認する
  • 分散が大きいことを理解する
  • 自分のバンクロールにあったトーナメントに出場する

自分と相手のスタックを常に確認する

トーナメントはチップを増やすことも重要なことですが、チップを減らさないことの方が基本的に重要です。

また、チップが0になってしまうと敗退するゲームであるため、相手が自分よりもチップを持っているのか、もしくはそうでないのかを知っておくことはとても重要です。

相手が自分よりもチップを持っているのならより慎重に立ち回ったり相手よりもチップを持っているなら積極的に自分からベットして相手にプレッシャーをかけていくプレーが大事です。

Chika

特にバブルラインでは、チップを持っている人がチップを持っていない人に対してプレッシャーをかけるというプレーが正当化されます。

分散が大きいことを理解する

トーナメントはキャッシュゲームと比べて非常に分散の激しいゲームです。

そのため、10回連続でインマネできないということも多々あります。

分散があるということを理解して勉強を続けたり、参加し続けるようにしましょう。

キャッシュゲームをメインに活動するポーカープロが多いのはトーナメントの方がより運に左右されるからです。

Chika

トーナメントで勝ち残るためには運も必要になります。

自分のバンクロールにあったトーナメントに出場する

上記で記したように、トーナメントは分散の激しいゲームです。

実力があったとしても勝つことができないことも多いため、負けても資金面で問題ないくらいの額のトーナメントに参加するべきです。

高いトーナメントに無理に出場してバンクロールが尽きるということのないようにしましょう。

Chika

バンクロールの管理はポーカーをプレーする上でとても重要なことです。

ポーカーのトーナメントに関するQ&A

ポーカーのトーナメントに関するQ&A

この記事を読んでいて、わからないことや、疑問に思ったことがある人も多いのではないかと思います。

そこで、この章ではポーカーのトーナメントに関する質問に答えていきます。

ポーカーのトーナメントに関するQ&A
  • 国内でポーカーのトーナメントをプレーできますか?
  • ポーカーのトーナメント戦略は何から勉強したら良いですか?
  • ポーカーのトーナメントが強い人の特徴はなんですか?
  • ポーカーのトーナメントで何BBからスタートしますか?
  • ポーカートーナメントの種類は?
  • ポーカーのトーナメントでターボとは何ですか?
  • WPTでポーカーをやった日本人は?
  • ポーカーのトーナメントは何人からできますか?
  • ポーカーゲームにはどんな種類がありますか?

国内でポーカーのトーナメントをプレーできますか?

国内でもポーカーのトーナメントをプレーすることができます。

アミューズメント施設では毎日トーナメントが開かれていますし、年に数回JOPTやWPTといった大きなポーカーのイベントが開かれているので、それに参加してみると良いかもしれません。

多くのトーナメントに参加して経験を積みましょう。

ポーカーのトーナメント戦略は何から勉強したら良いですか?

プリフロップのレンジを覚えることが一番優先です。

プリフロップでどのハンドで参加するかは、シチュエーションやポジションによって異なっています

これを覚えるだけでトーナメントで残る確率が劇的に上がります。

Chika

ハンドレンジはこちらで詳しく紹介しています。

ポーカーのトーナメントが強い人の特徴はなんですか?

ポーカーのトーナメントが強い人の特徴は相手や状況に合わせたプレーができることです。

トーナメントに限らず、キャッシュゲームでもポーカーの上手な人は状況や相手によってプレーを変えることができます。

Chika

状況に応じてプレーするためにも、GTOを勉強することは非常に重要です。

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ポーカーのトーナメントで何BBからスタートしますか?

ポーカーのトーナメントに参加する時は、最低でも50回分のBB(ビッグブラインド)を持ってスタートするべきです。

つまり「何BBでトーナメントに参加するか」という質問の答えは「50BB以上」となります。

BBは強制参加料なので、1回のゲームで1BBの支払いは必ず必要です。

1BBがいくらかはそのゲーム・トーナメントごとに異なります。

ポーカートーナメントの種類は?

ポーカーのトーナメントの種類を一覧にすると、以下の通りです。

ポーカートーナメントの種類一覧
  • マルチテーブル トーナメント(MTT)
  • ヘッズアップ トーナメント
  • フェイズ トーナメント
  • リバイ トーナメント
  • サテライト

マルチテーブル トーナメント(MTT)は、全ての参加者が一律に同額のチップでスタートするトーナメントです。

ヘッズアップ トーナメントは、参加者が一対一で戦い、最後の一人になるまで戦うトーナメントです。

一般的にスポーツのトーナメントや漫画の武道会などはこの方式であるため、理解しやすい形式でしょう。

フェイズ トーナメントは、参加者が複数のレベルに分かれてプレイするトーナメントです。

初心者から上級者まで集まっている場合に適した形式といえます。

リバイトーナメントは、途中でチップの買い足し(リバイ=Re Buy)をできるトーナメントです。

サテライトとは予選のことで、より大きなトーナメントの出場権が賞品となっています。

ポーカーのトーナメントでターボとは何ですか?

ポーカーのトーナメントにおけるターボとは、通常よりも早くレベルが上がっていく状態で、ポーカースターズなどのアプリの用語です。

アミューズメントカジノでプレイするリアルのポーカーの場合、店舗でそのようなサービスを設定していない限り、ターボはありません。

また、ポーカースターズなどの特有の用語であるため、オンラインポーカーでもターボの機能がないサービスは多くあります。

【参考】トーナメントの種類「Hyper-Turbo」|ポーカースターズ

WPTでポーカーをやった日本人は?

WPT(World Poker Tour)に出場にした日本人プレイヤーは多数存在します。

その中でも、WPTメインイベントで史上初の日本人チャンピオンとなったのは、世界のヨコサワさんです。

また、ヨコサワさんは2022年に世界的に権威あるポーカーの賞「Global Poker Awards」で、日本人初の「ベストパーソナリティ賞」も獲得しています。

【参考】「世界のヨコサワ」から「世界一のヨコサワ」へ。プロポーカープレーヤー横澤真人が世界のトップを目指す理由|ウォーカープラス

ポーカーのトーナメントは何人からできますか?

ポーカーのトーナメントは基本的に8人か9人からできます。

6MAXという6人制のゲームの場合は6人からでもできます。

ポーカーのポジションを、回って来る順番で一覧にすると以下の通りです。

ポーカーのポジション一覧
  • SB(スモールブラインド)
  • BB(ビッグブラインド)
  • UTG(アンダー・ザ・ガン)
  • HJ(ハイジャック)
  • CO(カットオフ)
  • BTN(ディーラーボタン)

見ての通りポジションは6なので、6人制のポーカートーナメントも成り立ちます。

ただ、正式ルールではUTGとHJが2名か3名となっています。

UTGとHJがそれぞれ2名だと8名になるため、基本的なポーカートーナメントは8人以上となります。

ポーカーゲームにはどんな種類がありますか?

ポーカーゲームの種類は以下の通りです。

ポーカーゲームの種類
  • フロップポーカー
  • ドローポーカー(クローズドポーカー)
  • スタッドポーカー

フロップポーカーは、手札と場のカードを合わせて役を作るポーカーです。

一番人気のテキサスホールデムなどが含まれます。

ドローポーカーは場のカードがなく、全て自分の手札のみで役を作るポーカーです。

日本で普通の人々の間でプレイされているポーカーは、5枚の手札を持つ「ファイブドローポーカー」です。

スタッドポーカーは、自分の手札を部分的に公開するポーカーです。

セブンカードスタッド、カリビアンスタッドなどの種類があります。

【まとめ】ポーカーのトーナメント戦略について

【まとめ】ポーカーのトーナメント戦略について

今回はポーカートーナメントの戦略について紹介しました。

トーナメントの特徴を理解し、それに適応することが重要です。

GTOツールなどを用いて正しいアクションを知っていきながら、トーナメントで勝てるように勉強を重ねましょう!

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