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- ハンドレンジという言葉の意味がわからない
- ハンドレンジの覚え方がわからない
- ハンドレンジを覚えるメリットを知りたい
この記事では、テキサスホールデムポーカー(以降、ポーカー)における、ハンドレンジについて解説します。
オンラインポーカーランキング 2025年 12月版
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ハンドレンジを知り、覚えることでポーカー 期待値の高いアクション選択や、どういう戦略を取るべきかを判断できるようになります。
ポーカーが上手くなるためには、まずはプリフロップのハンドレンジから覚えましょう。
この記事のまとめ- ハンドレンジはGTOを使って覚える
- ハンドレンジはまずプリフロップから覚える
- ポジションによってハンドレンジが変わる
- レンジCBとはアグレッサーのレンジを生かして100%で打つCB
ポーカーのハンドレンジとは
ポーカーでプレイヤーに配られる2枚のカードのことをハンドと呼び、その組み合わせの集合をハンドレンジと呼びます。
例えば、AK, AQ, AJといった複数ハンドを羅列していれば、ハンドレンジを表現していることになります。
用語整理(レンジ・コンボ・頻度の基本)
ハンドレンジを深く理解するために、まずは3つの大切な基本用語を整理しておきましょう。これらはポーカー戦略の土台となる概念ですので、最初に覚えておくと便利ですよ。
用語 定義(初心者向け) 具体例 レンジ (Range) プレイヤーが特定の状況で取り得る起点ハンドの集合。特定のハンド単体ではなく、「相手の手札の可能性すべて」を考えることです。 UTG(アンダー・ザ・ガン)でオープンする「KK+, AKs, A5s, …」など、あなたが選ぶ全てのハンドのリストを指します。 コンボ (Combo) ある特定のハンドの強さを構成する具体的なカードの組合せ数です。 A♠K♠ (A-Kスーテッド) は4種類で4コンボ。A♠K♦ (A-Kオフスート) は12種類の組合せで12コンボになりますよ。 頻度 (Frequency) 特定のハンドで、あるアクションを「行う割合(確率)」のこと。GTO戦略(ゲーム理論に基づいた最適戦略)では非常に重要です。 「A5sを50%の頻度でオープンする」とは、2回に1回オープンし、残りの50%はフォールドする、という意味なんですね。 【コンボ数の計算例】
- ポケットペア (PP: AA, KKなど):同じランクのカードは6コンボ(例:A♠A♥, A♠A♦, A♠A♣, A♥A♦, A♥A♣, A♦A♣)。
- スーテッドハンド (s: AKs, KQsなど):同じスートの組合せは4コンボ。
- オフスートハンド (o: AKo, KJoなど):異なるスートの組合せは12コンボ。
このようにレンジをコンボと頻度(実行確率)で管理することで、あなたのプレイが相手に読まれにくくなります。
さらに、数学的に最も期待値(EV)の高い「稼ぎやすい」戦略が設計できるようになるんですね。
レンジで考えるとは(ハンド単体思考との違い)
初心者が陥りやすいのは「ハンド単体思考」、つまり 自分の手札そのものの強さだけで判断するやり方です。
一方で上級者は、常に 自分のレンジ全体 vs 相手のレンジ全体 という“集合同士の勝負”として状況を判断します。【イメージ】
- ハンド単体思考:自分 KK vs 相手 A3o
- レンジ思考:自分 8% オープンレンジ vs 相手 20% コールレンジ
プリフロップでは、個別ハンドではなく 8% の集合が 20% に対してどれだけ有利か を基準にレイズを選びます。
さらにポストフロップでも、
- 相手の 20% のレンジがどれだけボードにヒットするか
- 自分の 8% がそのボードでどれだけ強いか
を比較して C-bet やチェックの頻度を決めます。
つまり、ポーカーは 「相手が持ちうる全ハンド」vs「自分が持ちうる全ハンド」 の戦いであり、これを前提に行動を組み立てることで安定した勝率が生まれます。
■行動別レンジ例(キャッシュ6MAX / 100BB / アンティ1BB)■
たとえば BTN では、上級者は約 40〜50% のハンドでオープンします。このレンジには、強いハンドだけでなく、Axo やスーテッドコネクターなどの薄いハンドもバランスよく含まれ、プリフロップ以降の全アクションの基盤になります。
レンジタイプの基礎(リニア/ポラライズ/コンデンス/混合)
ポーカーのアクションレンジは、大きく分けて4つのタイプに分類できます。
それぞれのタイプが持つ特性や、どんな場面で使うべきかを知っておくと、戦略の引き出しが増えますよ。使い所をしっかり理解して、適切な戦略を選べるようにしましょう。
■ レンジタイプ■
- リニア:強い順にハンドを並べて採用する一枚岩のレンジ。主にプリフロップのオープンレンジや小さめCBで使用。
- ポラライズ:強ハンド(バリュー)と弱ハンド(ブラフ)の両端で構成するレンジ。3bet/4bet、ターン〜リバーの大きめベットで機能。
- コンデンス:中間の「そこそこ強い」ハンドが密集したレンジ。オープンに対するコールやフロップ以降のディフェンスで使用。
- 混合(ミックス):特定ハンドをレイズ/コール/フォールドの複数アクションに分散するレンジ。境界ハンドを読まれないように扱うGTO的手法。
■ 代表的な構成例 ■
タイプ 主な中身 リニア AA〜AJs / KQs など強さ順に採用 ポラライズ(バリュー) AA, KK, セットなどナッツ級 ポラライズ(ブラフ) AやKを含むブロッカー付き弱ハンド コンデンス TPTK、ミドルペア、弱めのヒット系 混合 A5sを「レイズ30%/コール70%」など頻度で分割 ■ 適用条件■
- ポジション:OOPではポラライズが増えやすく、IPではリニアやコンデンスを採用しやすい。
- スタック:深いスタックはポラライズが有効、浅いスタックはリニア寄りのシンプル構成になりやすい。
- 相手傾向:コールが多い相手にはリニア/コンデンス、フォールドが多い相手にはポラライズが強力。
ハンドレンジはポーカーをプレイする上で非常に重要な要素です。
プレイすべきハンドレンジは、その時の状況や自分のポジションによって変化します。
ハンドレンジ表はどのようなハンドでどんなアクションをとるべきなのか、一目でわかる表となっています。
プリフロップで参加すべきハンドレンジは期待値計算によって既に算出されています。
特にプリフロップは毎ゲーム必ず行うことになるので、ハンドレンジを覚えているか否かは勝敗に大きく関わってきます。
ハンドレンジを覚えずに感覚だけでプレイしていると、期待値がマイナスの行動を積み重ねてしまうことになるのです。
Yuki一般的に「ハンドレンジを覚える」と言うときは、「プリフロップの参加ハンドを覚えること」を意味します。
ハンドレンジにはいくつか種類がありますが、ここではGTO Wizardを基にしたハンドレンジを紹介します。Chikaプリフロップのハンドレンジを覚えるだけで勝率は大きく上がります。
GTOのハンドレンジは思っているよりも狭いですが、初心者のうちはハンドレンジ通りにプレーするのが良いです。ハンドレンジとは何か?ポーカーにおけるその重要性
ハンドレンジとは、相手がどんな手札を持っているかを、レイズのタイミングなどから予測する考え方です。
たとえば、ポーカーでは強いハンド(AAやKK、AKなど)を持っていると、勝ちを狙ってレイズをする傾向が強くなります。
そうした行動を見て、「この人は多分強い手なんだろう」と予想し、自分の手札と照らし合わせて、勝てそうかどうかを判断していきます。
そのため、自分のプレイでも、状況に合わせて「どのハンドレンジで戦うか」を意識することで、ミスを大きく減らせます。
ハンドレンジをしっかり理解しておくことで、堅実に勝利を重ねられる「安定したプレイ」ができるようになるので、ポーカーで勝ちたいなら必ず身につけておきたい基本の一つです。
レンジ表の読み方と凡例(色分け・記号・頻度)
レンジ表は、ポーカーで勝つための「戦略の設計図」です。この表を正しく読み解くには、色や記号、そしてパーセンテージ(頻度)が持つ意味を統一的に理解しておく必要があります。ひとつずつ確認していきましょう。
要素 意味 凡例と表記ルール 色分け あなたに推奨されるアクション(レイズ、コール、3Betなど)を色で示しています。 赤系:レイズ(オープン/3Bet)/ 青系:コール / 緑系:フォールド(環境差による)といった区分が一般的です。 記号 手札が同じスートか、違うスートかを区別する大切な記号です。 s:スーテッド(Suited – 同じスート)/ o:オフスート(Off-Suit – 異なるスート)です。 頻度 (%) そのアクションを実行すべき割合(確率)を示します。 100%:常に実行 / 50%:2回に1回実行 / —:GTOでは実行すべきでないアクション(フォールドなど)を意味します。 【頻度ミックスの表記ルール】
たとえばレンジ表に「A5s = 50%」と書かれていたら、それはあなたが混合戦略を採用すべきであり、このハンドで50%の頻度でオープンレイズをすべき、という意味です。
残りの50%はフォールドやコールなどの別のアクションになります。
実戦ではサイコロを振るわけにはいきませんので、これを「2回に1回、A5sでオープンする」と決めて実行することをおすすめします。
ポーカーのポジションごとのハンドレンジ(オープンレンジ)の変化
オープンレンジとは、まだ誰もオープンしていない状態で自分の番が回ってきたときにレイズして参加するハンドレンジです。
ポジション毎にレンジの広さは変わってきます。
基本的に後ろに人が多いほど、相手が自分よりも強いハンドを持っている確率が上がるので、オープンできるレンジは狭くなります。
以降、実際のハンドレンジ表を紹介します。
表の見方は、赤色がレイズ、緑色がコール、青色がフォールドとなっています。
「AKo」などの「o」はオフスートを意味しスート(トランプのマーク)が異なるハンドです。
「AKs」などの「s」はスーテッドハンドを意味し、スートが同じハンドです。
ポジションごとのハンドレンジ(オープンレンジ)の変化- UTG
- HJ
- CO
- BTN
- SB
UTG
UTG(Under The Gun)はBBの左隣で、プリフロップでは最初にアクションを行うポジションです。
プリフロップで最初にアクションしなければならず、フロップ以降も不利なポジションのため参加するハンドレンジは狭くなっています。
覚えるポイントは以下表の通りです。
オフスート AT, KJ, QJ以上 スート A3, K6, Q9, T8, 98以上 ポケット 44以上 ※GTO WizardでのMTT,8max,50bbの検索結果を参照しています。
HJ
HJ(High Jack)はミドルポジションに位置しています。
UTGのオープンレンジと比較して、キッカー(ハンドの弱いほう)の数字が下に伸びるイメージです。
覚えるポイントは以下表です。
オフスート A8,K9, QT,JT以上 スート Ax全て,K4,Q6,J7,T7,97以上 ポケット 全て CO
CO(Cut Off)はHJの左隣のポジションです。
BTNの1つ前で、フロップ以降では最後から2番目のポジションになるので、非常に有利なポジションと言えます。
覚えるポイントは以下表です。
オフスート A5以上, K9, Q9, J9以上 スート Ax,Kx全て, Q4,J6 ,T6 ,96 ,86以上 ポケット すべて HJのオープンレンジからさらに広がります。
オフスートはそれほど変化がないですが、スートのKx,Qxで広くオープンできる点に注目です。
BTN
BTN(Button)はCOの左隣のポジションです。
後ろにSB,BBしか残っておらず、コールされてもポジションを持ってポストすることができるため、オープンレンジが大きく広がっています。
覚えるポイントは以下表です。
オフスート A全て,K6,Q7,J8,T7以上 スート Ax,Kx,Qx,Jx全て,T3 ,95 ,85 ,74 ,64 ,53以上 ポケット ポケット:全て SB
SB(Small Blind)は、BTNの左隣のポジションのことです。
SBはブラインドの半額を強制的にプリフロップでベットしなければいけません。
プリフロップでは、BTNの後にアクションを行いますが、フロップ以降では一番最初にアクションを行います。
そのため、一番悪いポジションと言われています。
他のポジションと比べるとリンプインする割合が高くなっています。
BB
BB(Big Blind)はSBの左隣のポジションのことです。
プリフロップで、BBはブラインド額を強制的にベットしなければいけません。
プリフロップ以降ではSBの後で、一番最後にアクションを行いますので、オープンレンジはありません。
すでに1BB分支払っているため、相手のオープンに対してコールが多く、フロップ以降を見ることが多いポジションです。
Yukiすべてを暗記するのは覚えにくくて難しいと思います。
まずはUTGやBTNといったわかりやすいポジションから覚えて、他は相対的に広げたり狭めたりをしておくのが良いでしょう。ポーカーのポジションごとのハンドレンジ(コール・レイズ)
次に、前に誰かがオープンしている場合の、各ポジションにおけるハンドレンジを見ていきましょう。
レンジvsレンジの基礎フレーム
プリフロップでは、オープナーとディフェンダーのレンジがどのくらい重なるかが、その後の戦略を決める出発点です。
レンジとは、あるプレイヤーが取り得るハンドの範囲のことです。ベン図をイメージして、どの手がどこに入るかを把握してみるとわかりやすいです。
例えば、UTGが15%の範囲でオープンした場合、BBは3Bet、コール、フォールドのいずれかに振り分けます。
3Betはナッツ級の強手やブロッカー付きブラフ、コールはショウダウンバリューのある中間手、弱すぎる手はフォールドに回ります。
標準的な6-Max、100BBスタックだと、QQ・AKo・AJsは3Bet、KQsや88–99はコール、T7sやJ6oはフォールドに位置づきます。
境界はアンティや人数によって変化し、アンティが大きいほどディフェンスは広がりやすいです。
数値はSimple Postflop Pro Solverを基にしたモデルです。柔軟に調整して試してみると良いでしょう。
次に、各ポジションにおけるハンドレンジですが、誰かがオープンしているのに対し、コール、レイズ、フォールドの3つの選択肢があります。
ちなみに、誰かがオープンしている状態でレイズすることを3bet、3betした人がいる状態でさらにレイズすることを4betと呼びます。
3betを行う場合、レイズする額はHJ~BTNなら3-4倍、SB,BBなら4-5倍を目安にしましょう。
ポジションごとのハンドレンジ(コール・レイズ)- UTGがオープンしたとき
- HJがオープンしたとき
- COがオープンしたとき
- BTNがオープンしたとき
- SBがオープンしたとき
対応力を鍛える!ポジション別のコール&レイズレンジ
ポーカーでは、テーブルの「ポジション」によって、コールやレイズに使うハンドの選び方が大きく変わります。
ポジションが早い、例えば、最初に行動する「UTG」は、自分よりも後ろにいるプレイヤーの行動が不透明なので、中途半端な手札だと後ろのプレイヤーに負ける確率が高くなってしまいます。要するに、後ろのプレイヤーの行動がわからない状態で賭けるのはリスクが大きすぎるといった意味です。
そのため、UTGに座った場合「AA、KK、QQ、AKなど」ごく限られた強力な手でしかレイズしないのが一般的です。反対に、ポジションが遅い場合、前のプレイヤーの動きを見てから判断できることから、もう少し幅広いレンジでプレイできます。
この位置では、ミドルペアやスーテッドコネクターなどの少し判断が難しい「中途半端な手札」でも、状況によっては積極的にコールやレイズをすることもあります。このように、自分がどのポジションにいるかを常に意識して、不透明で負ける確率が少しでも上がってしまう時は、試合から降りて資金を温存するのも賢い一手です。
ポジションをうまく使い分けられるようになると、自然と無駄な負けも減って、効率よくチップを増やせるようになります。オープンレンジに対する代表的なレスポンス例
オープンレンジに対する代表的なレスポンス例として挙げられるのは「フォールド(降参)」です。
オープンレンジは「レイズをするか・しないか」の境目に該当するので、完全に勝利できるとは限らない微妙な手札の場合が多い印象です。
特に、初心者はレイズの判断が難しいので、無難に「フォールド」を選んで、資金の無駄遣いを防ぐとリスクを減らしつつ戦えます。
反対に、ある程度リスクを負ってでも勝負したい方や、オープンレンジの判断がある程度できる人であれば「コール」も視野に入ってきます。
オープンレンジでは、判断力が必要になるので、少しでもリスクを減らしたい方は、フォールドで資金を温存しましょう。
UTGがオープンしたとき
UTGがオープンしたとき- HJ(ハイジャック)
- CO(カットオフ)
- BTN(ボタン)
- SB(スモールブラインド)
- BB(ビックブラインド)
HJ
ポケットの多くがコールで参加します。
UTGのオープンが強い+後ろに控えている人も多いので参加できるレンジがとても狭くなっています。
YukiUTGのオープンに対しては、非常に狭いレンジで対抗する必要があります。
UTGは後ろにプレーヤーが多くいるため、非常に狭いレンジで参加します。CO
コールレンジが増えて、オフスートのKQやKJを3ベットに回しています。
ポケットはほとんどをコールします。
Yukiポストフロップを叩きやすいスートをコールに回して、戦いづらいオフスートをレイズに回します。
しかし、この戦略はエフェクティブスタックによって変化します。BTN
BTNは必ずポジションをもってポストができるので、コールレンジが増えています。
YukiBTNは最もポジションが良いため、コールレンジが広がります。
ポストフロップで良いポジションでプレーできるからです。SB
SBはコールしてしまうとポジションがない状態でポストをすることになりますが、
すでにSBのチップを場に出しているため、コールで参加することが多いです。
3ベットはKとAのスーテッドハンドですることが多くなっています。
YukiSBは元々0.5bbほどのチップを出しているため、ポットに参加する際の必要勝率が下がります。
そのため、通常よりも広くコールします。BB
BBはすでにBBのチップを場に出しているのに加え、後ろに人がいないのでコールレンジが広くなっています。
レイズしてしまうとまたオープンした人にアクションが回ってしまうので、あまりレイズは行いません。
YukiBBは元々1bb払っているため必要勝率が低くなり、参加することが多くなります。
また、自分がコールした場合にフロップを見ることができることもBBが広いハンドで参加する理由の一つです。Chikaまた、UTGのレンジに対して比較的エクイティの高いスートハンドで多くコールします。
HJがオープンしたとき
HJがオープンしたとき- CO(カットオフ)
- BTN(ボタン)
- SB(スモールブラインド)
- BB(ビックブラインド)
CO
EPのオープンの時と比べると、コールとレイズの割合が高くなっています。
MPのオープンがEPのオープンよりも広いレンジであることが理由です。
YukiCOはポジションも良いので、広くコールすることが多いですね。
Chika私が実際にプレーしている時はCOでスーテッドハンドをコールしすぎている人がいる気がします。
バランスよくプレーするのが重要です。BTN
EPのオープンの時と比べると、レイズの割合が高くなっています。
スーテットコネクターでコールすることが多くなっています。
YukiBTNはCOよりも多くのハンドで参加しています。
ブラフの3betはAxやKxのハンドでしていますね。Chikaコールされた場合でも比較的戦うことのできるハンドで3betしたいですね。
SB
EPの時と比べると、コールもレイズも割合がほぼ等しく増えています。
オールインのレンジも0.4%だけ存在しています。
YukiSBはBTNやCOと比べるとコールする頻度が下がってレイズの頻度が上がっていますね。
SBはポストフロップでポジションがないためですね。BB
BBはスートハンドは全てコール以上になっています。
また、コールするレンジが多くなっていて、レイズするハンドの割合が他のポジションに比べて少なくなっています。
ChikaBBからの3betがプレミアハンドによってしまっている人が多い印象を受けます。
BBからの3betのブラフはAハイのオフスートと一部のスーテッドハンドで行います。COがオープンしたとき
COがオープンしたとき- BTN(ボタン)
- SB(スモールブラインド)
- BB(ビックブラインド)
BTN
MPオープンの時よりもさらに広くコールやレイズをするようになっています。
YukiAA、KK、QQ、AKなどのプレミアハンドとQ7やQ8、K7やK6、A9oやA8oなどのハンドをレイズしています。
本当に強いハンドと混ぜてレイズすることによって相手にハンドを簡単に読まれないようにします。ChikaCO vs BTNはよくあるシチュエーションなので、優先して覚えましょう。
SB
COのオープンレンジは広い=強くないところも多い、のでレイズが多くなっています。
ChikaCO vs SBもよくあるシチュエーションなので優先的に覚えましょう。
BB
広くコールしますが、少しレイズが多くなっていますね。
BBはCOのオープンに対して70%以上のレンジでコール、もしくはレイズをしていきます。
スートハンドは全てコール以上のアクションをして、オフスートハンドも広くコール、もしくはレイズで参加していきます。
Chikaコールするハンドがほとんどなので、レイズするハンドを覚えておけば問題ありません。
BTNがオープンしたとき
BTNがオープンしたとき- SB(スモールブラインド)
- BB(ビックブラインド)
SB
BTNに対してもSBはポジションがないため、レイズで参加します。
オフスートでレイズして、スートはコールする割合が高くなっています。
Chikaレイズするのかコールをするのかはエフェクティブスタックによっても変わるため、常に相手と自分のスタックは確認するようにしましょう。
BB
BTNオープンに対してはBBは約8割のハンドで参加していきます。
ブロードウェイを含むハンドはほとんど全て参加しています。
Axのオフスートは一部レイズを返すレンジが存在しています。
Yuki77、88、AQoで50bbオールインのレンジがありますが、実際のライブのゲームではほとんどされることはありません。
SBがオープンしたとき
BB
BTNオープンに対してはBBは約8割のハンドで参加していきます。
ブロードウェイを含むハンドはほとんど全て参加しています。
Axのオフスートは一部レイズを返すレンジが存在しています。
Yukiより一層、覚えにくそうです。
もっともプレーしそうなBB目線で覚えるのが良いでしょう。
まずはBB vs BTN、 UTG vs BBと少しずつ理解していくことになります。ポーカーのよくあるポジションによる3betコールorレイズレンジ
相手からの3betに対してコールするレンジがどのように構成されているのか、について説明していきます。
3bet/4betの設計手順(ブロッカーと実効スタック)
3Bet(リレイズ)や4Bet(リリレイズ)は、レンジをバリューとブラフのポラライズ(二極化)にすることで、相手に非常に大きなプレッシャーをかけるアクションです。
このアクションを成功させるには、以下の手順で慎重に設計することをおすすめします。
【3Bet/4Betレンジの設計手順】
- 実効スタック(Effective Stack)の確認: まず、そのスポットで最もチップが少ないプレイヤーのスタック深さ(実効スタック)を確認しましょう。スタックが浅い(ショートスタック)場合は、オールインになりやすいため、ポラライズ戦略よりも最強ハンドから順番に選ぶリニアな戦略が中心になります。
- 相手のフォールド率の推定: 過去のデータから、相手があなたの3Betに対してどれくらいの頻度でフォールドするかを推定することが大切です。相手がよくフォールドしてくれるなら、ブラフの比率を少し高めに設定しても大丈夫ですよ。
- バリューハンドの選定 (リニア vs ポラライズ):
- リニア戦略(ショートスタック向け): AA-QQ, AKなど、最強ハンドを迷わず3Betに回します。
- ポラライズ戦略(ディープスタック向け): バリュー(AA, KK, AK)とブラフ(弱いAx, Kxなど)のバランスを意識して構成しましょう。
- ブロッカー効果を考慮したブラフハンドの追加: ブロッカー(相手の最強ハンドのコンボを減らすカード)を持つハンドを優先してブラフに採用するのがポイントです。例えば、相手がAAやAKを多く持っていると予想できるなら、Aブロッカー(A2s、A5oなど)を持つハンドをブラフで使うと、効果的で効率的ですよ。
次に、よくあるポジションの3betのコールレンジについて紹介します。
ポジションによる3betコールorレイズレンジ- COvsBTN
- BTNvsSB
- COvsSB
- SBvsBB
COvsBTN
COのオープンに対してBTNが3betをして、SB、BBがフォールドした時の、COのレンジになります。
スタックが50bbのため、オールインのレンジが入ってきています。
オールインはQQまでのポケットペアとAKo、A5s、A4s、KJsなどで構成されています。
4betはAA、KK、AKs、AQsと相手のAA、KKをブロックしているAJoやK8sなどで構成されています。
他のハンドはスートはコール、オフスートはフォールドのレンジが高くなっています。
YukiこのGTOはICMを考慮していないチップEVになっています。
ICMを考慮している場合は、相手と自分のスタック量によって大きくプレイが変わります。BTNvsSB
BTNオープンに対して、SBが3betをして、BBがフォールドした時のBTNのレンジになります。
スタックが50bbのため、4betをする場合はオールインになります。
オールインのレンジはAK、AQとミドルペア以上、22、33やA4sとA2sで構成されています。
コールレンジを強化するため、AA、KKがオールインではなく3betコールのレンジに含まれています。
Yukiエフェクティブスタック50bbだと、コールでもリバーまでにオールインすることができるのもAAやKKをコール止めする理由の一つです。
COvsSB
AK、AQ、QQ、JJ、TT、99、33で4betオールインをする構成になっています。
AA、KKはコールすることで、コールするハンドの中に強いレンジを残しています。
Yukiよくある3betポットのポジションはそのまま覚えておきたいです。
頻出事項です!SBvsBB
SBとBBはほとんどのハンドで混合戦略になっていて、コールもレイズもどちらでもあり、という構成になっています。
ハンドによってアクションが一つに決められているのではなく、混合戦略になっているため、その時々に合わせたアクションが必要になります。
Yukiブラインドヘッズが難しいのは選択肢が一つではないからですね。
ポーカーでハンドレンジを選ぶ理由
ポーカーをプレーしているときになんでハンドレンジを選んでプレーするべきなのかを考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
この章では、ポーカーでハンドレンジを選ぶ理由を4つ紹介していきます。
ポーカーでレンジを選ぶ理由- プリフロップを迷わずプレイできるから
- ミスプレイが無くなるから
- 期待値が最も高いから
- 感情の変化によるミスを減らせるから
プリフロップを迷わずプレイできるから
初心者の方が必ず最初に直面する、「どんなハンドではいったらいいかわからない・・」、「このハンド、強そうだけどコールするの?レイズするの?」などといった悩みがハンドレンジを覚えることで全てなくなります。
プリフロップのハンドレンジを覚えることは一番最初にやらなければいけないことです。
なるべく強いハンドで参加した方がポットを取れる確率も上がります。
Yukiハンドレンジを覚えるだけで劇的に変わります。
ミスプレイが無くなるから
ポーカーは期待値がマイナスなアクション(ミスプレイ)が積み重なると、当然チップが減っていきます。
長期的な目線では、ちょっとした期待値マイナスも大きな損失になります。
仮にそのハンド1回でマイナス100円レベルのプレイだったとしても、数時間を経て1000回、同様のミスがあればマイナス10万円に相当します。
短期的にたまたま強い役ができてチップが増えたとしても、長期的に同じことをやってマイナスになったら意味がありません。
ミスプレイをなくす意識は常に持っておくことが必要です。
YukiMTTで敗退してしまった時も期待値がプラスのプレーができていたら納得することができます。
期待値が最も高いから
ハンドレンジ表は、期待値計算によって推奨アクションが定められたものです。
ポーカーにおいて一番多くプレイすることになるのがプリフロップです。
つまり、プリフロップでのミスが一番損をする回数が増えてしまうのです。
逆にハンドレンジを覚えていれば、その分覚えていない人との差がどんどん積み重なっていき、最終的に多くのチップを得ることができるでしょう。
感情の変化によるミスを減らせるから
ハンドレンジは、GTOで適正であると決まっている参加ハンドのため、基本的に守っていればミスを犯すことは少なくなります。
ですが、プレイヤーによっては様々な感情の変化でティルトすることがあり、ティルトした際はハンドレンジが緩くなってしまう傾向があります。
特にブラフを失敗した後やでかいポットを失った後は、ハンドレンジによるミスが多くなってしまうので注意しましょう。
Yukiハンドレンジを覚えておくだけで、感情が不安定な時も正確にプレーすることができます。
ポーカーのレンジCBとは
レンジCBとはアグレッサーにとって有利なボードが落ちた時に、高頻度で打つCBのことです。
アグレッサーにしかナッツ級の強いハンドが残っていない場合、レンジアドバンテージを生かして高頻度でCBを打つことができます。
レンジCBを打つ場合、ボードがアグレッサー側に有利かどうかが重要になります。
ベットサイズ別のレンジ構成(小/中/大)
フロップで打つCB(コンティニュエーションベット)は、サイズによって相手に伝わる情報やレンジの意図が大きく変わります。まずは小・中・大の特徴を押さえて、状況に応じて使い分けてみましょう。
小サイズ(25%前後のポット)は、広いレンジで細かくプレッシャーをかけたいときに向きます。相手のフォールド率を抑えつつ、薄いバリュー(ギリギリバリューの手)も含めるのがポイントです。例としてはミドルペア、Axハイ、バックドアドローなどが挙げられます。
中サイズ(50〜67%前後)は最も標準的で扱いやすく、バリューとブラフの比率が均等になりやすいサイズです。バランス型のレンジを作ると、プレイの安定感が増します。
大サイズ(75%以上)は強い手に集中させ、バリューを最大限引き出したいときに有効です。レンジはポラライズ気味で、セットやツーペアなどの最強バリューに絞り、ブラフはブロッカーを持つ手に限定します。
ボードのテクスチャによっても、CBサイズとレンジは変わります。
Aハイボードでは小CBで幅広く、セットやオーバーペアなどを含むレンジで打つのがおすすめです。
大CBは77や22、AK、AQなどの最強手に集中し、ブラフはKxやQxのブロッカー手でポラライズ戦略を組みます。
ローペアボードでは、小CBで広いレンジを打つのが一般的です。ウェットボードでは、相手のドローをペナルティするため、レンジを絞って大きめのCBが効果的です。
YukiレンジCBを打って、相手のエクイティを奪いましょう。
CBに関して下記の記事を参考にしてみてください。ポーカーのCB(コンティニュエーションベット)とは?|使うべき場面やサイズ・頻度を解説 – オンラインカジ…目次 ポーカーのCB(コンティニュエーションベット)とは ポーカーのCB(コンティニュエーションベット)の目的 相手のトラッシュハンドをフォールドさせ…オンラインカジノ日本語サイト情報…
ポーカーでレンジCBを打つ具体的なシチュエーション
レンジCBを打つ時には、ボードがアグレッサー側に有利なボードでないといけません。
実際どのようなボードの際にアグレッサー側に有利でレンジCBを打つべきなのかを説明していきます。
レンジCBの具体的なシチュエーション- Kハイでドライボードの時
- 非常に低いペアボードの時
- ハイペアボードの時
Kハイでドライボードの時
CO raise2.3bb
BB call
Flop K♠️8♢3♡
このボードでBBは100%チェックであり、COはほぼ100%でのCBを打つことになっています。
Kがボードに落ちていて、アグレッサー側にトップペア以上の役が多いからです。
Yuki自分のハンドがボードと絡んでいなくても、自分に有利なボードなので、積極的にベットをしていきましょう。
Chika逆に相手が100%CBを打ってくる時は、何も絡んでいないハンドも多く存在するため、チェックレイズをすることも検討しましょう。
非常に低いペアボードの時
HJ raise2.3bb
BB call
Flop 3♠️3♡2♢
このボードでBBは100%チェックであり、HJはほぼ100%でCBを打つことになっています。
この場合、HJはBBと比べて、多くのAハイ、Kハイ、AAやKKなどの強いペアを持つ可能性があります。
そのため、レンジ全体でHJの方がBBよりも強いハンドを持っています。
Yuki3を持つレンジはお互いにあまり存在しないため、Aハイやポケットペアの価値が高まります。
ハイペアボードの時
HJ raise2.3bb
BB call
Flop A♠️A♡K♢
BBのチェックに対してHJはほぼ100%の頻度でCBを打ちます。
このボードのAAやKKなどのナッツ級ハンドと、AやKはアグレッサー側に多くあるからです。
より実戦的に!トーナメントにおけるハンドレンジの考え方
ここでは、トーナメントにおけるハンドレンジの考え方を見ていきます。
キャッシュゲームとの主な違い(ICM/アンティ/実効スタック)
トーナメント(MTT)とキャッシュゲームはルールは同じですが、チップの価値が変わるため、レンジの考え方も変わります。
要素 キャッシュゲーム (CG) トーナメント (MTT) MTTでのレンジへの影響 ICM(チップ独立モデル) なし。チップは常に現金と同等 あり。順位でチップの価値が変化 バブル・FT付近ではリスクを避けるためレンジを縮小する傾向があります アンティ(強制参加料) 少額(通常1BB) ステージ進行で増加 ポットが大きくなり、守るべきディフェンスレンジは広くなる傾向があります 実効スタック 常に深め(100BB以上) ステージ進行で浅くなる(20〜40BB) 浅い場合はプリフロップでオールインかフォールドが増え、ポストフロップはシンプルになります バブルではチップリーダーがリスクを避けるためレンジはタイトになり、ショートスタックはやむなくオールインが増えます。
ファイナルテーブルではICM圧が最大となり、ミドルスタックは慎重にレイズ頻度を調整するのがおすすめです。
次に、ポーカートーナメントでのハンドレンジの考え方において、最も大きな違いは「手持ちのチップ量」がプレイ内容に大きく影響することです。
チップに余裕があるときは、中途半端なハンドでもある程度勝負できるため、慎重にフォールドを交えながら立ち回れます。反対にチップが少なくなると、勝負できるハンドは限られ、どこかで思い切った行動を仕掛ける必要が出てきます。
トーナメントでは、チップがなくなると即終了となるため、生き残ること自体も戦略の一部です。強いハンドを待つだけでは勝ち残れない点が、通常のポーカーマッチとの大きな違いです。
練習あるのみ!レンジ表を活用した効果的なトレーニング方法
ポーカーは、実践経験を積みにくい傾向にあり、実際にポーカーをプレイしたとしても、最初に損失が出てしまうことも珍しくありません。
そのため、レンジ表を用いて、擬似的な練習方式を取り入れることで、ハンドの基礎的な運用方法が学べます。
学習ロードマップ(7日×30分の最短コース)
ハンドレンジの知識を頭に入れるだけでなく、それを実戦で瞬時に使えるようにするには、反復トレーニングが欠かせません。
以下に、あなたが最短で主要なレンジをマスターするための「7日×30分の効率的な学習ロードマップ」を作成しましたので、ぜひ試してみてください。
Day 時間(目安) 課題内容 到達基準 Day 1 30分 基礎用語の定着: レンジ、コンボ、頻度(実行確率)の概念と、レンジ表の凡例を理解しましょう。 全て自分の言葉で説明できるようになること。 Day 2 30分 オープンレンジの暗記(UTG/BTN): 最も使う2つのポジション(UTG/BTN)のオープンレンジを、実際にノートに書き出してみましょう。 主要な強ハンドやコネクター(SCなど)の採用判断の正答率80%を目指します。 Day 3 30分 オープンレンジの暗記(MP/CO/SB): 残りポジションのオープンレンジを、Day2と同様に反復練習で定着させます。 全ポジションのオープンレンジで、正しい判断が90%できるようになりましょう。 Day 4 30分 3Betレンジの基礎: BTN vs UTGの3Betレンジ表を使い、バリューとブラフで構成されるポラライズ戦略の意図を学びます。 ブラフに使われるブロッカー持ちのハンドを5つ以上言えるようにしましょう。 Day 5 30分 CBレンジの理解: Aハイボードとウェットボード(ドローが多いボード)のCBレンジを比較し、なぜベットサイズを変えるのかを分析します。 ボードの特性(乾燥/湿潤)を見て、適切なベットサイズを選べる理由を説明できること。 Day 6 30分 総合復習: Day2〜5のレンジ表の中からランダムにハンドを選び、「この状況でどうする?」と即座に答えるテストを行います。 総合的なレンジ判断の正答率80%を目指しましょう。 Day 7 30分 実践シミュレーション: GTOトレーニングツールなどを使い、実戦形式のレンジ判断テストに挑戦してみましょう。 ツールでのレンジ判断ミスを10%未満に抑えることを目標にします。 日本語対応トレーニングツール比較表
レンジ学習を「効率的」に進めるには、ツールを活用するのが一番の近道です。
世界中のプレイヤーが利用している主要なGTOトレーニングツールを、日本語対応状況と合わせて比較表にまとめました。
あなたの学習スタイルに合ったツールを見つけてみてくださいね!
ツール名 対応言語 モード(練習・解析) 価格帯 更新頻度 GTO Wizard 部分的に日本語対応 練習・解析・レポート 高(月額制) 高(毎月) Range Converter Pro 日本語非対応 解析・カスタマイズ 中(買切) 低 Simple GTO Trainer 日本語非対応 練習 中(月額制) 中 多くの海外製ツールは英語インターフェースですが、レンジ表のハンド表記(KQs, A5oなど)は世界共通です。そのため、基本知識さえあれば、日本語非対応でも十分に学習できますよ!
【独自解説】プロも使うGTOツールの活用術
ポーカーには、プロも愛用する「GTOツール」と呼ばれるものがあり、ポーカーを上達させるためには欠かせない要素の一つです。
GTOツールとは、ポーカーにおける「Game Theory Optimal(ゲーム理論的最適戦略)」を学ぶための解析ソフトやアプリのことを指します。
おすすめの活用術は「プレイヤー同士のレンジを比較する」ことです。
レンジ VS レンジは、実際のプレイでは「どのくらい差があるのか」が非常にわかりにくく、経験値が少ない初心者では最適解を求めることは難しい印象を受けます。
ただ、GTOツールを用いることで、レンジ同士の「差」を数値化、視覚化できるので、初心者でもレイズ・フォールドの判断がしやすくなります。
GTO Wizard基本操作(レンジ比較/ノードロック/レポート)
GTO Wizardは、プロも愛用するポーカーの最適戦略のための学習ツールです。あなたのプレイとGTO戦略のズレ(リーク)を簡単に特定できる、非常に「効率的」なツールなので、基本的な使い方をしっかりマスターしていきましょう!
【GTO Wizardを用いた分析手順】
- 前提設定 (スタック/ルール)を行う: まず、分析したいスポット(例:6-Max、100BB、UTGオープン、SBディフェンスなど)を画面上部で選び、分析の前提条件を確定させます。
- GTOレンジの読み込み: プリフロップやポストフロップのGTOレンジ表を読み込みます。色でアクション(レイズ、コールなど)が示されているので、自分の判断と見比べてみましょう。
- レンジ比較(自分のプレイとの比較): 「Compare with Player/Saved Range」機能を使うと、あなたが設定したレンジや、実際にプレイしたレンジをGTOと比較できます。どこにズレがあるのかを視覚的に確認できますよ。
- ノードロック(Node Lock)で相手対策を学ぶ: 相手がGTOとは違うプレイをしていると仮定し、そのアクションを固定(ノードロック)します。その結果、「相手の弱点を突くためにはどうすればいいか?」**という調整された最適戦略を学ぶことができるんです。
- レポート機能で苦手克服: Wizardでプレイしたセッションの**EVロス(期待値の損失)や、頻度のズレをまとめたレポートを活用してみましょう。あなたの苦手なポジションやアクションが明確になり、次に何をすべきかがわかりますよ。
ソルバー結果の読み方(EV・頻度・ミックス戦略)
GTOツールから出る数値は非常に細かく正確ですが、そのまま実戦に適用すると複雑になりすぎることがあります。まずは、数値の意味を理解しつつ、プレイしやすい形に丸める方法を覚えておくと便利です。
EV(Expected Value:期待値)の差は0.01BB単位で表示されますが、0.05BB未満であればほぼ同じ価値と考えて構いません。小さな差にこだわらず、シンプルな戦略に調整しても大きな損失はほとんどありません。
混合頻度(例えば70%ベット、30%チェック)は、実戦では毎回ランダムに行うのは難しいですよね。
そこで、コンボ数の比率に置き換えて丸めるのがおすすめです。
例えばKToの4コンボのうち3コンボはレイズ、1コンボはフォールドと決めることで、実質的に75%の頻度を再現できます。
この比率を直感的に捉えると便利です。「70%対30%」なら約2対1として考え、より強い手やブロッカー効果の高い手を優先的に使うと、効率的で稼ぎやすいブラフ構築につながります。
初心者が取り組むべき最初のツールはどれ?
初心者が、最初に取り組むべきおすすめのGTOツールは「GTO Wizard」です。
ポーカーのプロが愛用する「PioSOLVER」もありますが、しっかりとポーカーを理解していないと使いづらい印象を受けます。
しかし、GTO Wizardでは、日本語に対応していることをはじめとし、ボタン一つで「何が正解なのか」がすぐにわかる等、初心者が使いやすい設計になっています。
GTO Wizardで初心者が使うべき項目は下記の4つにまとめています。
- プリフロップチャートの確認
- スポット練習(Quizモード)
- プレイの復習(ハンドレビュー)
- 簡単なレンジの可視化
初心者に特に大事なのは「プリフロップチャートの確認」と「スポット練習」の2つです。
プリフロップでの正しい判断を習慣化しつつ、実践形式のクイズで感覚を養うことで、プレイの土台をしっかりと身につけられるのは、初心者でも使いやすく設計してある「GTO Wizard」だけの特徴です。
「GTOが何か」がしっかりと学べるため、初心者はまず「GTO Wizard」を使ってみましょう。
ポーカーレンジに関するクイズwith GTOWizard
この章ではGTOWizardを駆使して、ハンドレンジに関するクイズを出していきます。
MTT,8MAX,エフェクティブスタック50bbを想定します。
第1問、次の選択肢のうち、COのオープンに対してBBから3betするハンドを選んでください。
1, AJo 2, ATs 3, KQs 4, 99
第2問、次の選択肢のうち、BTNからオープンするハンドを選んでください。
1, A2o 2, K4o 3, 43s 4, 87o
第3問、次の選択肢のうち、BTNオープンに対して、SBから3betをするハンドを選んでください。
1, A5s 2, JTs 3, QJs 4, ATo
正解は↓
↓
↓
↓
↓
↓
1問目の答え → 1,4
BBはコールレンジがとても広くなっています。
その中でも一部のスーテッドコネクターや8以上のペア、AxやKxのオフスートが3betになっています。
2問目の答え → 1,4
BTNのオープンレンジはとても広くなっていて、半分以上のハンドでオープンします。
AからJまでのスーテッドハンドやポケットペアは全てオープンします。
3問目の答え → 2,4
BTNのオープンに対するSBの3betはオフスートの方がその割合が高くなっています。
Axのオフスートは3betして、逆にAxのスートをコールします。
オフスートを3betして、スートをコールする割合が高くなります。
YukiGTO Wizardには練習モードがあるのでそれを使って練習すると良いかもしれません。
ポーカーのハンドレンジの覚え方
最初はざっくりとアプリなどでハンドレンジを覚え、実践後確認しながら細かいところを覚えていくとよいでしょう。
記事内で紹介したハンドレンジ表の端の部分に注目してどう変わるのかを理解していくのもおすすめです。
体系で覚えるコツ(ブロック単位・対称性の活用)
レンジ表に載っている多くのハンドを一つ一つ暗記するのは、正直大変ですよね。
ポーカーを「効率的」に上達させるには、ハンドを個別に覚えるのではなく、特定のパターンをブロックで捉えることが非常に重要です。このコツを使えば、暗記の負担を大きく減らせますよ。
【体系で覚えるための考え方】
- スーテッド/オフスートの対称性を活用する: 同じランクのハンドでも、スーテッド(s:同じスート)はオフスート(o:違うスート)よりも少しだけ強いので、レンジが広くなる傾向があります。 例として、「KJオフスートはフォールドだけど、KJs(スーテッド)ならオープン」というように、オフスートとスーテッドの境界線をセットで覚えておくと、暗記が一気に楽になりますよ。
- A・Kブロックの規則性を利用する: AやKを持つハンドは、相手の最強ハンド(AA, KK, AKなど)をブロックするブロッカー効果があり、ブラフとして大変重要です。 レンジ表で「A」や「K」を頂点とする三角形の塊(ブロック)を作り、「A2sからA5sまではまとめてブラフオープンに採用する」といった具合に、規則性で塊記憶するのがおすすめです。
- 暗記カード(間隔反復)で定着させる: Anki(アンキ)などの間隔反復学習アプリを使うと、効率的に記憶を定着させることができます。 カードの表に「UTGオープンレンジの最も弱いハンドは?」と書き、裏に答えを書くなどの設定で、毎日30分間取り組んでみてはいかがでしょうか。間違えた問題だけを自動で頻繁に出題してくれるので、非常に「効率的」ですよ。
ハンドレンジの覚え方- 世界のヨコサワのハンドレンジ動画を視聴する
- GTO Wizardで勉強する
- 経験を積む
世界のヨコサワのハンドレンジ動画を視聴する
ハンドレンジの覚え方は、ポジション毎に覚える必要があるので量が多くやや複雑といえます。
以下の世界のヨコサワのハンドレンジ動画は、わかりやすくまとめられているので体系的に学習したい方は視聴してみましょう。
GTO Wizardで勉強する
GTO Wizardは練習モードがあるため、それでプリフロップに設定して勉強することができます。
何度も繰り返し練習することによって、ある程度正確なレンジを覚えましょう。
ポジションやシチュエーションによってもハンドレンジは異なるため、いろいろな場面を想定して練習してみましょう。
経験を積む
ポーカーがうまい人の中でもGTOを勉強したことがないという人もいます。
そういった人たちに共通して言えることは多くの実戦経験の中で、試行錯誤してどのようなハンドで参加するべきかを身につけていることです。
GTOなどで勉強していない人でも経験を積むことで、どのようなハンドで参加するべきなのかを自分の中で構築することができます。
Yukiしかし、プロプーカープレイヤーと言われる人のhotnndohaGTOを勉強しているため、GTOがポーカーを強くなるために必要なのは間違いありません。
ポーカーのハンドレンジに関するQ&A
ポーカーのハンドレンジについてよくある質問に答えていきます。
ハンドレンジにつおてわからないことがある方はこの章を参考にしてみてください。
ポーカーのハンドレンジに関するQ&A- ハンドレンジはポーカーをプレイする中でどのくらい大切ですか?
- ハンドレンジを覚えるためのアプリはありますか?
- ポーカーの最弱ハンドは何ですか?
- ポーカーのレンジベットとは?
- 9maxポーカーのハンドレンジとは?
- ポーカーのレンジ表の作成方法は?
ハンドレンジはポーカーをプレイする中でどのくらい大切ですか?
一番大切だといっても過言ではありません。
互いのハンドレンジは理解できていないと、フロップ以降の戦略もきちんと学ぶことができません。
まずは、プリフロップのハンドレンジを覚えましょう。
Yukiフロップ以降の戦略は相手のレンジで考える必要があるため、レンジを覚えることは非常に重要になります。
ハンドレンジを覚えるためのアプリはありますか?
- GTO Wizard
- プリフロップトレーナー
- Poker Snowie
などがあります。それぞれにほとんど差はないので、自分が使いやすいものを選ぶといいでしょう。
クイズ形式でハンドレンジを覚えることができる機能もあります。
YukiGTO WizardかPoker Snowieを使って勉強してみましょう。
ポーカーの最弱ハンドは何ですか?
ランダムハンドを相手に最も勝率が低いハンドは、72oです。
ストレートもできない、フラッシュもできない、数字も弱いからです。
実戦で使う場面はほとんどありません。
逆に一番強いハンドはAAです。
ポーカーのレンジベットとは?
ポーカーのレンジベットとは、業界で話題を読んだ以下の英語記事のタイトルのことです。
【参考】The Range Bet: 10 Spots to Continuation Bet 100% of the Time|upswingpoker.com
見ての通り、最初に「The Range Bet=ザ・レンジベット」と書かれています。この意味ですが、直訳すると「ベットするレンジ」で、意訳すると「ベットすべきレンジ」といえます。
つまり、英語の語順の問題であって「レンジベット」という単語があるわけではないのです。
9maxポーカーのハンドレンジとは?
9maxとは、最大9人でプレイするポーカーです。
オンラインポーカーでは9maxのテーブルが多く見られます。
9maxの場合はハンドレンジも他の6max(最大6人)などを大きく変わります。
ポーカーのレンジ表の作成方法は?
ポーカーのハンドレンジ表はエクセル(MacならNumbers)でも作成できます。
作成の際に役立つデータなどが、経験者の方々によってnoteで提供されています。
【参考】一目で見れるGTOWizardプリフロップレンジ表|note
また、pythonなどのプログラミング言語で自動的な作図も行えます。
【参考】[Python][画像処理][ポーカー]ハンドレンジ表を文字列データに変換するツール作ってみた|Qiita
ポーカーの4ベットのレンジは?
ポーカーの4ベットとは「3ベットに対してさらにレイズすること」です。
3ベットとは、プリフロップで行われたレイズに対して、さらにレイズ(リレイズ)することです。
そのリレイズに対してさらにレイズ(リリレイズ)を行うことを、4ベットといいます。
4ベットが最も頻繁に行われるのは「ボタンがレイズ⇒スモールブラインドがリレイズ(3ベット)」という流れです。
そのため、レンジ表を見る場合もここからスタートすると最初の参考になるでしょう。
ヨコサワ式レンジはGTOとどう違う?併用のポイントは?
ヨコサワ式レンジは、GTO(最適戦略)の考え方をベースにしつつ、実戦で使いやすくアレンジされた点が特徴です。
GTOは数学的にEV(期待値)が最大化される完璧戦略ですが、人間には複雑すぎて再現が難しいこともあります。
一方、ヨコサワ式は混合頻度を減らし、「やるか、やらないか」のシンプルな判断に寄せています。想定相手もAIではなく、実際のトーナメントやライブの平均プレイヤーを想定しているため、初心者でも使いやすい戦略です。
■併用のポイント■
- GTOレンジの活用
強い相手と戦う時や、理論的な根拠を理解したい時に有効です。複雑な混合頻度はそのまま再現せず、バリューとブラフのバランスだけを抜き出して活かすと効率的です。 - ヨコサワ式レンジの活用
初心者や情報が少ないライブ環境での判断に最適です。まずはシンプルなレンジを暗記しプレイの土台を固め、その後「なぜGTOより広いのか」と考えることで、相手に応じたアジャストの基礎が自然と身につきます。
出典・前提条件・更新履歴
ここで解説したハンドレンジや戦略は、現代ポーカーで広く使われるGTO理論と、それを実戦向けに応用した知識をもとに作成しています。
安心して活用いただくため、参照したソルバーや資料、前提条件、更新履歴を簡単にまとめました。
■参照したレンジ・ツール・理論の出典■
GTO Wizard、PioSOLVER、Simple Postflop、書籍「Modern Poker Theory」や「Play Optimal Poker」など、信頼性の高いGTOソルバーや専門書を基にしています。■適用前提■
対象はノーリミット・ホールデム(NLH)、キャッシュゲーム6-Max、スタック深さ100BB、アンティあり(標準1BB)です。トーナメント解説部分ではICMの影響を考慮しています。■評価基準■
- 正確性:ソルバーの計算結果と一致するか
- 再現性:人間が実践できる形になっているか
- 最新性:2024年以降の最新GTOトレンドに沿っているか
ポーカーで勝つためには、「ハンド単体」ではなく「レンジ」で考えることが必須です。
本記事でご紹介したロードマップやツールを活用して、レンジの学習を効率的に進めてみてください。
今日からレンジ思考を取り入れることで、あなたのポーカーは間違いなく次のレベルへと進化します。一緒にポーカーを楽しみながら、勝利を掴んでいきましょう!
【まとめ】ポーカーのハンドレンジについて
テキサスホールデムは我慢のゲームと呼ばれるほど、参加率は低いです。
弱いハンドで参加して損をしてしまうことがないよう、ハンドレンジはしっかり覚えましょう。
また、レーキ、アンティの有無でもハンドレンジは変化するので、注意が必要です。
さらに、ポーカーの戦略として「ストラドル」も理解しておくことが重要です。
ポーカーのストラドルは、特に積極的にポットを大きくしたい時や相手にプレッシャーをかけたい時に使われる追加の強制ベットで、
ハンドレンジやプレイスタイルにも影響を与えます。
とはいえ、そんなに膨大な量を覚えることは非常に困難です。
最初はざっくりと覚えてしまい、あとは実践して、確認しながら覚えていくとよいでしょう。
一朝一夕で覚えることができるものではありませんが、確実に差がつく部分です。
頑張って覚えましょう!
また、ファンタン オンラインカジノも人気があり、オンラインカジノ全般の理解を深めるのに役立ちます。シンプルながら戦略性のあるゲームで、初心者にもおすすめです。
それ以外にも、オンラインカジノ全般についてはネットカジノでおすすめオンラインカジノサイトなど紹介しています。
興味があれば、是非チェックしてみてください。
おすすめ決済方法
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